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【お知らせ】中国エレクトロニクスの最新動向を視察しよう!

ネットワークマガジン企画“香港・中国電脳パーフェクトガイド”のお知らせ


2006年3月2日

4月12〜14日、深センで中国を代表するエレクトロニクスの見本市“全国電子展”、4月14〜17日には、香港で“香港(春季)電子産品展”が開催されます。これに合わせて“ネットワークマガジン”編集部が視察ツアーを企画(主催:近畿日本ツーリスト)しました。お申し込みはこちらのサイト(近畿日本ツーリスト)から。

深センの様子

世界のエレクトロニクス製品の中心地になろうとしている中国。その中国で、全国規模としては唯一の政府主催トレードショウである“全国電子展”。それと合わせて、深セン電脳街の生の空気も十分に堪能できます。

今回の視察ツアーを企画したネットワークマガジン編集部の中野克平と、同行するアスキー取締役の遠藤 諭が、その魅力を少しだけご案内する。



世界でいちばんエレクトロニクスが混沌としているところ

[遠藤] 今、深センは、本当にスゴイね。

[中野] 中学生のとき、初めて秋葉原に訪れたときの感動がありますよ。

[遠藤] たしかに、電脳街のインパクトは凄い。秋葉原や梅田のヨドバシみたいなビルが道路の両側にズラリと10個くらい並んでるからね。もちろん、その間もいろんな電脳ビルが!

[中野] 規模もそうなんですが、私が中学生の当時(米ソ冷戦時代)の秋葉原といえば、例えばロシア人がいろんな部品を買い付けに来ていたんですよ。

[遠藤] そういえば、最近、あまり見ないね。

[中野] でしょう。そうしたら、深センに行ったらロシア人やインド人がたくさん歩いている。要は、世界中で今“新しいモノ”をどんどん生み出せているのが、深センなのではないかと。

深センの華強北にある電脳ビル群1
深センの華強北にある電脳ビル群2
深センの華強北にある電脳ビル群。なぜか低層階はパーツ系で上の階に行くほど完成品に近づいたりする

[遠藤] 新しいモノをどんどん生み出す、エレクトロニクスの混沌とした部分というのかな。北京の“中関村”の電脳街とは、また違ったものがあるんだね。

[中野] 例えば“MP4プレイヤー”みたいな。

[遠藤] たぶん、普通にこれ読まれている人は“MP4プレイヤー”と言ってもピンと来ないと思うんだけど、“MPEG-4”ではなくて“MP4”(笑)。さすがに、秋葉原でもたまに見かけるようになったけど、ここで言っているのは切手大(といっても“見返り美人”くらい)の動画プレイヤー。256MBのフラッシュメモリー内蔵で、330元(約4800円)だったかな。冗談みたいに小さくて、だけど意外に高性能。

[中野] 去年の秋に行ったときは、上位機種が出ていて、日本語対応の512MBモデルが520元(約7200円)でした。

[遠藤] 再生フレーム数を指定できるので、秒2コマにして“スターウォーズ”を見たら案外楽しめたと誰かが言っていたね(笑)。

[中野] それ、ワタシです(笑)。192×96ドットのすごく小さい画面なんですけど、意外に見れちゃうんですよ。通勤時に楽しみました。

中国製のMP4プレーヤー1
中国製のMP4プレーヤー2
中国製のMP4プレーヤー。深センでは、本体前面に“希望の文字”をレーザー刻印してくれるところもある。国内でもごくたまに見かけるが深センではメジャーな存在

[中野] こういうMP4プレイヤーって、ソニーが出してもいいような製品だと思うのですよ。それを、中国の名もないメーカーが出して、お客も特にこだわらずに買っている。マンガの“取締役・島耕作”で、日本製品のソックリさんとか、ブランドをパクっているとかって話題を取り上げてますけど、それよりも日本の“モノ作りの精神”を、中国の方々が受け継いでいる方が深刻な話じゃないのかと。

[遠藤] 「冗談みたい」というのは、ホンダの250ccで6気筒のGPレーサーとか、セイコーのテレビ腕時計とか、日本は、かれこれ50年くらい「冗談みたい」で食べてきたようなところがあるよ。

[中野] 「日本は、今後過去の栄光にしがみついて生きていくのかもしれない」と、遠藤さんが前に言っていた話。あれに対する反発みたいなのもあるのですよ。モノ作りに対しては、モノ作りで対抗するしかないんです。

[遠藤] おっ、言うねぇ。

[中野] ええ(笑)。

[遠藤] 日本は今後、「ブランドで喰っていく」とか、「デザインで喰ってく」とか、あるいは「アニメとマンガで喰っていく」とか言う人かいるけど、モノにはモノだと。

[中野] 日本のメーカーのエンジニアの中堅どころの30代から40代の人間が深センを見て、「我々もまだやれるだろう」と感じてもらえるのではないかと思ったわけです。「我々ならもっとちゃんとしたものができる」と思うはずなんです。

[遠藤] 今世界で一番エレクトロニクスが混沌としているところと言ったけど、実際、海外のショウなんかに行くと中国系の小さなブースの集まっているところの3分の1か半分くらいが“深セン”の会社だったりするんだよねぇ。

[中野] とにかく、日本のエレクトロニクス関係者には、ぜひとも深センを一度歩いてみてほしいのです。

グローバル経済の一端を電脳街で堪能する

[中野] 先日、取材でロシアに行ったのですが、携帯電話とか一般の電話用の交換機のメーカーの工場を見せてもらったんです。チップを基板に載せるいわゆるボンディングマシンに、TABテープがリールで巻いてあるじゃないですか。あれが山積みになっていて、「どこで買ってくるんだ?」と聞いたら「中国の深センだ」と言うんですよ。

深センの様子

[遠藤] そこでロシア人が出てくるわけだ(笑)。

[中野] 深センにロシア系の商社があって、そこで買い付けをして、買った物がトラックとか飛行機でモスクワまで運ばれてくるそうです。チンギス・ハーンの大遠征みたいなルートで、中国からモスクワの交換機メーカーに運び込まれる。で、完成した交換機はどこに出荷されるのかと聞いたら、モスクワの電話局というのは想定内なんですが、ドイツテレコムにも納入されるというんです。ドイツテレコムは、発展途上国の通信オペレータ事業をやっているから、ドイツテレコム経由で、ドイツ国内のみでなく、世界中で使われるわけですよ。ドイツ人が設計して、中国製の部品を日本製の機械を使ってロシアで組み立てた製品が、世界中で使われることになる。グローバル経済というのはこういうものかと……。

[遠藤] 交換機ってまるでコンピュータなわけだけど、もはやローテクといってもいいんだろうね。自分でやっていたから分かるんだけどさ。今から20年前、ボクがソフトを書いた某社の交換機は、やっぱりアジア諸国に輸出されてた。先輩がシンガポールまでインストールに行って、デバッグしてたね。

[中野] 深センで、いちばん感動したのは“深セン通信市場”という携帯電話関連のビルです。



華北強の電脳街の様子1
華北強の電脳街の様子2
華北強の電脳街はこんな感じで明るく奇麗だ。大型のビルの間に、“深セン通信市場”など特色を出したビルがある

[遠藤] あれは本当にスゴイ。ある人が、「携帯電話が自分で作れちゃうビルがあるんですよ」と教えてくれた。実際には、修理のための部品がそろうわけで、携帯を作っても高くつくだけで誰もやらないわけだけど。ものの例えですよね。

[中野] MP4プレイヤーで使っているディスプレーは、携帯電話の表側に付いている1.1インチの有機ELですよ。つまり、深センには携帯電話の製造に関わる部品メーカーが集積していて、その部品を流用することでああいうガジェット的な製品がいろいろ出てくるんだと思うんです。日本でいうと、大田区とか台東区。

万能充電器
ほとんどの携帯電話やデジカメのバッテリを充電できるという万能充電器。バッテリー側は専用充電器しか許していないのでお勧めはできない品。だが、この発想が凄い

[遠藤] ボクがあそこで拾いモノだったのは、万能充電器かな。

[中野] あの、携帯電話のリチウムバッテリーならなんでも充電できるという奴ですね。

[遠藤] まず、あのバネでバッテリーを挟み込む仕組みがいい。端子の幅を調整して、バッテリー側の端子が側面にあっても平面側にあってもいい。しかも、ちゃんと過充電しないような仕組みにもなっている。

[中野] しかも安い。10円でしたっけ?

[遠藤] いくらなんでも100円だろう。一応、マイコンも入っているわけだよね。で、使った?

[中野] 使ってないです(笑)。

[遠藤] オレも使ってない(笑)。

[中野] 自己責任で使うしかない(笑)。



先達広場の様子1
先達広場の様子2
香港の携帯電話ビル“先達広場”

[遠藤] 香港では携帯電話を買うのが楽しいよね。“先達広場”という携帯電話屋さんが集まったビルがあって、世界中の最新モデルから、レアモデルの中古品まで揃っている。

[中野] コンビニでSIM(加入者情報が入った小型のICカード。FOMAカードもSIMの一種)を買って、あとは中国でもローミングして使える。

[遠藤] 4月というと、ちょうどシンビアンがアップルのMac OS用ウェブブラウザー“サファリ”を携帯電話に載せて出してたりするんじゃないか。

[中野] 「日本は携帯大国だ」なんて言う人がいますけど、実際は鎖国状態と言ってもいい。そろそろ開国しないとマズイのではないかと思いました。

エリクソンの『T28』
エリクソンの『T28』
パンダの『GM718』
パンダの『GM718』
エリクソンの『T28』とパンダの『GM718』。GM718は、南京愛立信熊猫(ERRICSON-PANDA)移動終端有限公司製で、どちらも本物! 写真では分かりにくいがエリクソンの三本線エンブレムの部分が、パンダくんが笹を食べている絵になっている

[遠藤] “パンダ”という携帯電話の話はしたっけ? ちょっと前の話なんだけど、エリクソンの『T28』のソックリな『熊猫』(パンダ)という会社の『GM718』という携帯があった。深センから買ってきてもらったんだけど、本当にソックリ! ところが、よく調べたら南京熊猫という会社があって、エリクソンと合弁の携帯電話の製造会社を作っている。そこで、T28を作っていて、自社ブランドで『熊猫GM718』も作っていたんだよね。

[中野] つまり、本物だった!

[遠藤] 携帯電話に関しては、世界品質のモノが中国でバシバシ作られている。今のところ、中国の携帯市場は、海外ブランドが優勢なんだけど、中国メーカーも十数社ひしめいている。少しずつ輸出も始まっているそうです。

[中野] 今回のツアーでは、香港在住のモバイル研究家の山根康宏氏によるレクチャーも用意されています。

香港の“スターフェリー”
いまも変わらない香港の“スターフェリー”

[遠藤] 今思い出したんだけど、2001年に“携帯24香港ツアー”というのをやったのを思い出した。日本と世界のエレクトロニクスの環境と比較するには、携帯を見るのがいいんだよ。ユーザーの求めているものは何かとか、ソフトや製品への取り組み方とかが参考になる。先日、あのツアーを企画した木暮祐一氏に会ったら、「あのツアーに参加した人たちは、みなさん活躍していますよねぇ」と、ウソのような本当の話をしていた。某音楽出版社の方とか、総務省の役人の方とか、すごいバラエティに富んだ顔ぶれだったんだけど。

[中野] 深センで視察予定の“全国電子展”は、中国政府商務部が主催する唯一の全国規模のトレードショウです。中国のEMS関連の企業がごそっと出展するそうです。日本のエレクトロニクスの関係者には、有意義な内容だと思いますよ。

[遠藤] 具体的な商談もさることながら、見て回るだけでも絶対に刺激になるね。

[中野] “全国電子展”と“香港(春季)電子産品展”の2つのショウがあるせいで、航空チケットとホテルが少し高くなっているほど注目されてきているそうです。

[遠藤] ○経エレを読んでいるのもいいけど、自分の目で見てみたら! と。

[中野] 出張申請書には、「アスキーの遠藤氏とオタクな旅行に行く」とは書けないでしょうから、この2つのトレードショウ見学を“表”の目的にしていただければ(笑)。

[遠藤] 実際、深センの街を歩くだけでいろんな刺激に満ちているからね。想像とは全然違う。

[中野] 仕事の関係で、という人はもちろんだけど、秋葉原に通っている人も楽しいでしょう。私なんて、香港にいったら必ず深センに寄っていきますよ。2日連続で香港から深センに入ったこともあります。そのせいでパスポートの出入国履歴がかなり胡散臭いことになっている(笑)。ガジェット系はいくらでもあるし、行くたびに“MP4プレイヤー”は、新機種が出ているし、いろんなエレクトロニクスのアイデアや刺激に溢れている。

[遠藤] 買い物も楽しい。

[中野] 8GB(!)のUSBメモリーを買ったときに、それを売ってたお兄ちゃんがさかんになんか言いたがってるんですよ。どうも「おまえは中国が好きか?」という感じだったので「好きだよ」と言ったら、感動して握手をしてくれた(笑)。なんか、こういうのいいでしょう。日本だって昔はこうだったんじゃないかなーと。まぁ、その8GBのUSBメモリーは不良品だったんですけどね(笑)。



香港の町並みの様子
遠藤 諭のお勧めの料理店
香港では“香港(春季)電子産品展”の視察を予定。遠藤 諭のお勧めの料理店もご案内する

[中野] 中2日は「短すぎる」という意見もあるので、延泊のオプションも用意しました。

[遠藤] あと、オマケだけど食べ物も旨かったね。

[中野] 有名な四川料理のお店。

[遠藤] あれは、なかなか日本では食べられない。

[中野] 香港は、遠藤さんお勧めの飲茶屋さんがあったでしょう。飲茶は、茶碗と箸を自分で洗わないといけないところが旨いようです。

[遠藤] ボクは屋台飯かな。これも、なかなか日本では食べられない。

[中野] ということで(笑)。

[遠藤] 中国との友好と、共に発展することを願って!

[中野] その成長を続ける姿やエネルギーやモノ作りの情熱みたいなものにも触れることができて、かつ、実際に仕事の役に立てるネタがいっぱいのツアー。みなさんも深センと香港までご一緒に!

アスキー取締役 遠藤 諭と行く
ネットワークマガジン企画“香港・中国電脳パーフェクトガイド”

ご旅行期間
2006年4月12日(水)〜4月15日(土)
※延泊希望の方も承ります。個別にご相談ください。
食事
なし(機内食を除く)
料金
お1人様あたり15万4000円(3泊4日)
※2名1室代金
※お1人様部屋追加代金:4万円
最少催行人員
15名


添乗員
同行しませんが、現地係員がお世話します。
日本発着利用航空会社
全日空
利用予定ホテル
富豪九龍酒店(リーガルカオルーン・Regal Kowloon Hotel)
募集締切
2006年3月17日(金)

お申し込みは、こちらから
http://www.knt.co.jp/branch/0282/denno/



●全国電子展

開催日程
4月12日〜14日
開催場所
深セン市高交会展覧中心

深センの繁華街の様子
深センの繁華街の様子

●香港(春季)電子産品展

開催日程
4月14日〜17日
開催場所
香港會議展覽中心(湾仔)





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