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DVD+RWが切り開く「記録型DVD」の新世界 〜Part1 “PCユーザーの使い勝手”“高速記録”“高互換性”がキーワード
DVD+RWが切り開く「記録型DVD」の新世界 〜Part1

Printable Version 2001年9月7日

DVD+RWはPC用ドライブが先陣を切る
リコーの初代機は9月末登場!

 現在「DVD+RW Alliance」に参加している企業は、リコー、ソニー、ヤマハ、三菱化学、Philips Electronics、Thomson multimedia、Hewlett-Packard 、Dell Computerの計8社。PC本体メーカーであるDellを除く7社は、CD-RWドライブやAV機器のメーカーとして世界的に知られる企業である。

 「真にPCユーザーが使いやすい『記録型DVD』」を目指すDVD+RWは、日本国内ではまずはじめに“PC用のDVD+RWドライブ”の投入から、本格的な市場参入をスタートする。一方ヨーロッパではすでにPhilips Electronicsが“DVD+RWビデオレコーダ”の発売を8月末から行っており、ビデオレコーダで録画したデータをPC上で編集・整理するといった、「家電(DVD+RWビデオレコーダ)とPC(DVD+RWドライブ)の間での映像データ共有」も可能になる。
 そもそも、DVD+RWの映像記録規格である「DVD+RWビデオレコーディングフォーマット」は、既存DVDプレーヤとの再生互換性を保ったままでの自由な編集・追記が可能だ。そのため、「PC&DVD+RWドライブ」-「DVDビデオレコーダ」-「再生専用DVDプレーヤ」の3者間での記録済みメディアのやり取りの自由度は圧倒的に高い。リムーバブルメディアによる映像データの共有は、DVD+RWの登場によって、より簡単で便利になっていくだろう。

 日本でDVD+RWの市場参入の先陣を切るのは、CD-RWドライブそしてCD-RW&DVD-ROMコンボドライブで圧倒的な知名度を誇るリコーだ。


リコー初のDVD+RWドライブ「MP5120A」。DVD+RW記録、DVD再生、CD-R/RW記録/再生と多彩なメディアに対応した“スーパーコンボ”ドライブだ。

 リコー初めてのDVD+RWドライブ「MP5120A」は、CD-R12倍速書き込み、CD-RW10倍速書き換え、CD-ROM32倍速読み出し、DVD-ROM8倍速読み出しの「CD-RW&DVD-ROMコンボドライブ」に、DVD+RW2.4倍速書き換えが加わった、いわば「スーパーコンボドライブ」ともいうべき製品だ。DVD+RW規格に盛り込まれたさまざまな機能を実装した上、安全で確実なDVD再生/記録をサポートする「ラジアルチルト補正機構」、「ロスレスリンキング」や「JustLink」によるバッファアンダーランエラー防止など、これまでのCD-R/RWドライブで培ってきたノウハウを集大成したドライブとなっている。

 MP5120Aには、DVD-Videoオーサリングソフト「MyDVD」、優れた編集機能と高画質なMPEG2作成が可能なビデオ編集ソフト「MotionDV STUDIO」、DVD-ROMおよびDVD-Videoフォーマット、各種CD-R/RWフォーマットに対応したライティングソフト「B's Recorder GOLD」、フロッピーやMO感覚でDVD-R/RWやCD-R/RWにファイルを簡単に書き込めるランラムアクセスライトソフト「B's CLiP」、このほかにも素材集やDVD-Videoプレーヤソフトなど、計8本のソフトが付属する。付属するライティングソフトは、DVD+RWのメリットである“高速なDVD作成”と“高い互換性”をフルサポートするものばかりだ。

DVD-Video作成ソフト「MyDVD」。ビデオデッキで録画する感覚でキャプチャした映像を直接DVD+RWメディアに記録する「Direct-to-DVD」機能が最大の特徴だ
 この中でも注目のソフトは「MyDVD」だ。これはいわゆるDVD-Video作成ソフトだが、従来のソフトでは、外部ツールなどでDVD-Video規格にマッチしたMPEG2ファイルを作成し、ソフト上で書き込むファイルをレイアウトして……などといくつかの工程を経なければDVD-Videoは作れなかった。しかしMyDVDでは、動画キャプチャおよびMPEG2エンコーディング機能まで装備されているので、DVD-Video作成が本ソフト1本で簡単にできてしまう。最大の目玉は「Direct-to-DVD機能」で、ビデオデッキでテレビ番組を録画するかのように、キャプチャデバイスから入力された映像ソースをDVD+RWメディアに「録画」していく、というものだ。もちろん録画が完了したメディアはDVD-Video形式のメディアになるので、ほかのDVDプレーヤやDVD-ROMドライブ上でも問題なく再生可能だ。また、「高速DVD作成」機能にも対応しているので、実データが1GB以下の場合でもダミーデータの書き込みを行わないので、余分な待ち時間を強いられることもない。
 なお、現行バージョンのMyDVDは、DVD+RWビデオレコーディングフォーマットに対応していないため自由な追記ができない。ただし、今後のソフトウェアのアップデートでDVD+RWビデオレコーディングフォーマットにも対応する予定となっているので、将来的にさらに使いやすく強力なユーティリティとなるだろう。また、DVD+RWビデオレコーディングフォーマットが実装されると、リアルタイムレコーディングも可能になってくるとのことだ(使用環境のCPUパワーにもよっては完全にリアルタイムにならない場合もある)。

 MP5120Aが市場に登場するのは9月末。価格はオープンプライスで、実売価格は6万円前後になると予想される。なお同社からは、DVD+RWメディア(実売価格1500円前後)も同時に発売される。

 今回はDVD+RWの規格面にスポットを当てて解説を進めたが、次回(9月26日公開予定)は、日本初のDVD+RWドライブとなるリコーの最新鋭ドライブ「MP5120A」の細部に迫ると共に、充実したハードウェアとソフトウェアの利用法などを詳しくレポートする。



(内田)


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レビュー

最新鋭DVD+RWドライブ「MP5120A」最速レビューNew

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