2002年3月20日
2001年夏にリコーからドライブが登場し、高速記録や追記のしやすさといった「PCユーザーの使い勝手のよさ」をセールスポイントとして、その勢力を確実に伸ばしている記録型DVDの規格「DVD+RW」。ヨーロッパ、アメリカ、そして日本と、世界各市場で高いシェアを確立したDVD+RW規格だが、2002年1月にはその互換性をより高めるべく、ライトワンスの規格「DVD+R」が新たに追加された。本稿では、この新機能の特徴を探るとともに、リコーから4月に発売される新ドライブを紹介する。
求められるポストCD-R/RWの
大容量リムーバブルメディア
PCのスペックアップにより個人でもムービーを気軽に扱える時代となった昨今。2001年は、そんな「動画時代の幕開け」を実感できた年だった。インターネットのブロードバンド化が進み、コンテンツのひとつとしてムービーが大きく取りざたされたり、TVチューナ付きビデオキャプチャカードが自作PCユーザーからの支持のみならずメーカー製PCにも多数搭載されたり、DVカムコーダで撮影した動画をPC上で編集するという使い方がコンシューマ向けPCの基本機能のひとつとして各メーカーから注目されたりと、「PCと動画」の関係が実に大きく語られるようになった。また、DVD-Videoの普及も2000年以降順調に進んでおり、DVD視聴環境としては、専用プレーヤ、PC、そしてゲーム機などが広く市場に出回っている。
このような時勢になってくると、同時に語られるのが、「大容量リムーバブルメディア」だ。ドライブやメディアの超低価格化により一斉を風靡したCD-R/RWは、650MBまたは700MBの容量を持つが、平均的なDVD-Videoレベルの画質を持つMPEG2ファイルだと、記録できる時間はわずか20分程度と、動画時代の記録媒体としてはいささか容量不足の感がある。
また、PCの主記憶媒体であるHDDの大型化も目覚しく、ノートPCでも20GB以上、デスクトップPCであれば40〜60GBが当たり前で100GBオーバーも決して珍しくはない。こうなってくると、1GBに満たないリムーバブルメディアでは、HDD上のデータをバックアップするには必要なメディアの枚数が多すぎて手間がかかりすぎてしまう。
そこで「ポストCD-R/RW」の大容量リムーバブルメディアとして大きく関心を集め、2001年中ごろから本格的に普及が始まったのが4.7GBの記憶容量を持つ「記録型DVD」だ(※1)。「ムービーを扱う(=自分で作る)PC」が続々と登場した2001年は、PC用の記録型DVDドライブ各種製品のラインナップが大幅に充実し、図1にあるようにワールドワイドでの総出荷台数は前年比250%オーバーという順調な伸びを見せた。リコーの調べによると、この傾向は2002年以降も続き、2002年末には482万台(実に前年比5倍弱!)、2003年には約1300万台、2005年には3600万台になると予想されている。
※1 当初DVD-RAMは片面2.6GB、両面5.2GBでスタートしたが、現在は4.7GB/9.4GBの規格がスタンダードとなっている。
世界市場で高いシェアを確立したDVD+RW
日本市場では、図2のグラフのとおり、記録型DVDドライブのシェア構成は第1位がDVD-RAM、続いてDVD-RW、わずかな差で3番目にDVD+RWとなっている。1位のDVD-RAMに関しては、実際にはDVD-RAM/Rドライブがかなりの数を占めていると思われるが、これには、
- DVD-R/RWやDVD+RWに先んじてリリースされており、記録型DVDが大きくクローズアップされるようになった2000年〜2001年時点での認知度が比較的高かった
- 互換性が低いDVD-RAMにDVD-R記録機能を追加することで互換性を補完したことが市場に受け入れられた
- 民生用のDVD-RAM/Rビデオレコーダが大人気となったことに後押しされている
などが主な要因と考えられる。
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図2 日本における記録型DVDドライブの店頭販売シェア(BCN調べ、2001年12月のデータ)。 |
一方、目を海外に移すと、マーケットシェアは日本国内と大きく異なっている。
まず、最大のPC市場であるアメリカの状況を見てみよう(図3)。アメリカでは、DVD+RWが実に61%ものシェアを獲得している。DVD+RWドライブのメーカーとしては、Hewlett-Packard、そしてソニーが牽引しているとのことだ。アメリカではHPブランドのPC/周辺機器というと、知名度、人気ともに圧倒的で、「HP製の記録型DVD」という高い支持をユーザーから集めているようだ。
ヨーロッパでもDVD+RWの人気は高いものとなっており、図4のドイツの例を見てみると、シェアはおよそ50%近くとなっている。ドイツでは、リコーを筆頭に、HP、ソニー、Philips Electronicsなどがドライブを出荷している。CD-R/RWドライブ時代からリコー製品はドイツで高い人気を集めていたという経緯があるなど、それに引き続いて好調な出荷の伸びを見せている。
記録型DVDを語る上でPC用ドライブと同じく見逃せない民生用のDVDビデオレコーダにつては、AV機器の分野において欧米で非常に高いブランド力を持つPhilips Electronicsが送り出したDVD+RWビデオレコーダが人気を博しており、ここでもDVD+RW規格が優勢な状況になっている。
なぜDVD+RWは市場に受け入れられたのか
DVD-RAM、DVD-RWに製品リリースには先行を許したDVD+RWだが、海外で一気にシェアを獲得した理由は、先にも触れた「DVD+RW Alliance」参加メーカーが元々持っているAV〜PCペリフェラル分野でのブランド力のほかに、
- 記録型DVDの各規格中最も高速な記録速度
- PCユーザーにとってメリットの高い使い勝手のよさ
- 高い互換性
といった、DVD+RWの基本的な特徴が高く評価されたためだ。
DVD+RWが海外市場で大きなシェアを獲得したことは、日本市場にとってももちろん決して無関係ではない。日本国内よりも大きな市場である米国および欧州での成功は、生産台数の増加に直結し、生産台数の増加はドライブとメディアの生産コストの低減につながる。そうなればもちろん市場価格は今よりも下がり、ドライブやメディアの価格はもっと手頃になり、国内外問わず出荷台数はさらに増えてくるだろう。
このように、世界規模での普及が進みつつあるDVD+RWだが、2002年1月には従来の規格を「補完」し、DVD+RWをさらに強力にすべく新たな機能が追加された。ライトワンスタイプの新書き込み規格「DVD+R」の登場である。
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リコー製のDVD+Rメディア。DVD+RWと同様に、データ記録用および私的録画補償金が価格に含まれたビデオ用の2種類のメディアがリリースされる。 |
ライトワンスタイプの記録型DVD
「DVD+R」とは?
DVD+RW Allianceにより2002年1月に策定された「DVD+R」は、「1度しかデータを記録できない」という点が書き換えタイプのDVD+RWと大きく異なっているが、
- 最高2.4倍速の記録速度
- ロスレスリンキングによる安全な書き込み
- 追記のしやすさ
といった「DVD+RW規格固有のメリット」がそっくりそのまま受け継がれている。
DVD+RメディアとDVD+RWメディアの構造的な特徴は、CD-RとCD-RWの関係とよく似ており、DVD+Rは有機色素の記録層を、DVD+RWは相変化タイプの記録層を持つ。この記録層の差は、「ライトワンス」か「リライタブル」かという違いとともに、読み出し用レーザーの反射率の違いにも関係してくる。
DVD+RWの場合は、2層タイプのDVDメディアの2層目と同じ反射率(18〜30%)を持たせることで、DVD-ROMドライブやDVDプレーヤとの互換性を保っているが、DVD+Rでは、1層目と同じ45〜85%の反射率を持つことが規格で定められている。DVDの再生規格では、片面2層の読み出しが定められているため、通常であればDVD+RWメディアの反射率でも読み出しには問題はない。しかし、古いタイプのDVD-ROMドライブやDVDプレーヤでは、「メディアの1層目にも関わらず2層目の反射率である」という状況を正確に処理できず、再生できない場合が出てしまうことがたまに起こる。
また、DVD-Video再生環境としてかなり広く普及している「PlayStation2」で書き換えタイプの記録型DVDが再生できないというのはよく知られているトピックス(※2)だが、DVD+Rメディアであれば問題なく再生が可能だ(※3)。DVD+RWは大部分のDVD再生環境で再生互換性があるとされており、リコーによると2001年後期に発売されたDVDビデオプレーヤではほぼ100%再生が可能だという。元々高い互換性を持っているDVD+RWではあるが、再生に問題のある環境もDVD+Rによってバッチリフォローできるようになった、というわけである。
※2 最近の海外ロットでは再生できることもあるようだが、市場にある大多数の製品では再生できず、ソニーも書き換えタイプの記録型DVDに関して「再生可能」という正式なコメントをしていない
※3 ただし、型番「SCPH-10000」や「SCPH-15000」といった初期に出荷されたPlayStation2では、メディアに記録されたデータ総量がおよそ1GB未満の場合は再生できないので、容量が1GBに満たないDVD-Videoを作成する場合は、ダミーデータの書き込みが必要になる。なお 、「SCPH-18000」以降のモデルでは、書き込み容量が約1GB未満のメディアでも問題なく再生できる。
DVD+Rのメリットは互換性の補完以外に、メディア単価の低価格化という点でもユーザーにとって意義のあるものである。
前回の特別企画で詳しく解説したように、DVD+RWは「高周波ウォブル」のみによってアドレッシングを行う。ウォブルの細かさ(周波の高さ)はCD-R/RWを遥かに上回っているが、構造的にはCD-R/RWと同様にシンプルなものだ。もちろん、DVD+RメディアもDVD+RWメディアと同じく高周波ウォブルによるアドレッシングを行う。そのため、他規格のメディアに比べて歩留まりもよく、将来的には現在よりもさらにメディア単価を下げることも可能になると予想できる。また、CD-RとCD-RWの各メディアの価格がそうであるように、有機色素を使用したDVD+Rメディアは相変化材料を使用するDVD+RWよりも安く生産可能だろう。
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再生専用DVDメディア。 |
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DVD+RW/+R。ウォブルの周波数が非常に高く、ウォブルのみでのアドレッシングが可能なので、コストダウンもしやすい。 |
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再生専用DVDおよびDVD+RW/+R規格の物理フォーマットモデル |
DVD+RWの長所を踏襲した
DVD+Rの高速記録と追記の自由度
DVD+Rの記録速度は、前述したとおりDVD+RWと同じく最大2.4倍速(CD換算約22倍速)と非常に高速だ。また、記録するデータ総量が1GBに満たない場合、DVD規格では記録容量が1GBになるようにダミーデータを書くことになっているが、DVD+RW/+Rではこれをユーザーの選択で書き込まないようにすることが可能なので、少量のデータを書く際でも非常に高速だ。
大容量のデータを高速に書き込むということは、実に単純なチェックポイントではあるが、データ記録媒体を選ぶ際には絶対に欠かすことのできない点だ。ライトワンスであろうとリライタブルであろうと、現存する記録型DVD中もっとも高速なDVD+RW/+Rの記録速度は、PCのファイルデータの記録やマルチメディア用途での使用などといった用途の違いに関わらず、重要かつメリットの大きな特徴である。
また、パケットライトソフト使用時(※4)には、ロスレスリンキングにより「継ぎ目のない追記」が可能なため、データ未記録領域を無駄なく使用でき、しかもDVD+Rではセッションクローズ後には高い互換性を持っている(Windows 95を含むほぼすべてのOSでそのまま読み出せる)という点がユーザーにとってはありがたい(※5)。ライトワンスなDVD+Rの場合、セッションをクローズした後にはデータの追記ができないが、セッションクローズ前でもDVD+RW/+Rドライブでは読み出しに問題はないので、日常的なデータ保存などにDVD+Rを利用する場合は、セッションを閉じずにデータをどんどん追記し、容量が一杯になったりそのメディアを保管用として取り置きする段階になったら、最終的にセッションを閉じるようにすれば、DVD+Rメディアでも便利にパケットライトソフトが利用できる。
※5 DVD+Rとプレマスタリングソフトを使用し、CD-R/RWのように「マルチセッション」なDVDを作成することも規格上は可能だが、多くのドライブ/プレーヤやOS自体がマルチセッションDVDをサポートしていないので、現時点ではスタンダードな使い方とはいえない。DVD+RWの場合は、プレマスタリングソフトを使用する際にもデータ(ファイル)の追記が可能で、互換性も保たれた状態になる。これはDVD+RWが「書き換え可能である」点を生かし、シングルセッションでの追記ができるからである。
※ DVD+RWでのパケットライト時にはセッションクローズ処理は不要で、Windows 2000/XPであればそのまま読み出し可能。それ以外のOSでもリーダソフトをインストールすればOKだ。
DVD+RW/+Rは
どのように使い分けるか
以上の点を考慮していくと、DVD+RとDVD+RWの使い分けは、記録速度の上限が大きく異なっているCD-RとCD-RWの関係よりももっと単純で、「互換性をより高める必要があるか」「記録した内容が改変できないかどうか」の2点に着目しておくだけでOKということになるだろう。
パケットライトソフトを利用した日常データの保存や、ある程度再生互換の確認が取れている環境/グループ内でのデータ受け渡しなどに使うのであれば、繰り返し使えるDVD+RWメディアのほうが便利だ。追記の自由度も非常に高いので、ちょっと修正して渡し直し、なんて場合にもリライタブルメディアの使い勝手は快適なものだろう。
一方、保存したデータを改変されることなく長期間残しておきたい場合や、ゲーム機や、やや古めのDVD-Videoプレーヤなどで自作のDVD-Videoを再生したいとき、メディアを渡す相手の環境でDVD+RWメディアが再生できるかどうかわからないときには、より確実性を高めるためにDVD+Rメディアを使えばいい。PCのファイルデータを取り扱うのであれば、プレマスタリングタイプ、パケットライトタイプ、どちらのライティングソフトを利用しても高い互換性を得ることができる。
また、メディア単価がDVD+RWより安価なDVD+Rであれば、メディアを誰かにあげてしまうことも比較的気軽になるだろう(「リライタブルのメディアを誰かにあげちゃうのはもったいない」とついつい思ってしまう人にもお勧めかも!?)。
しかしよくよく考えると、前述した2点ぐらいしかDVD+RとDVD+RWには大きな違いがないため、場合によっては、改めて「使い分け」を検討する必要がないかもしれない。そのくらい、DVD+RとDVD+RWは使い勝手が似ており、どちらもPC上で便利に使用できるのである。互換性をより向上させる、という大きな目的はあるが、通常はそれほど深く考え込まなくてもいいだろう。
DVD+R機能が規格に追加されたことで、新たなメリットが宿ったDVD+RW/+R規格だが、これまでに説明してきた数多くのポイントは、「PCユーザーが使う上での利便性を追求」した結果規格に盛り込まれている、という点については、DVD+RW規格初登場の時点となんら変わりはない。とかく映像用途目的の使用が注目されがちな記録型DVDだが、「記録速度が速い」「安全に安定して記録できる」「追記が簡単」「互換性が高い」といったPCユーザーにとって非常に単純ではあるが重要なポイントを、「リムーバブルメディアというものはPCユーザーが常日頃利用するものである」という立場から考えて練りこんでいった規格、それがDVD+RW/+Rなのである。
DVD+Rに新たに対応した
リコー最新ドライブ「MP5125A」
前ページまでで述べたとおり、DVD+RW規格は、ライトワンスのDVD+Rを新たに規格に組み込むことで互換性の補完やメディア価格の廉価化も進み、より強力で、しかもPCユーザーにとって使いやすい記録型DVD規格となった。そしてこの4月、パワーアップされたDVD+RW/+R規格に対応した『DVD+RW/+Rドライブ』が、DVD+RW Allianceの中核メーカーのひとつであるリコーから登場する。
DVD+RW製品としては第2世代目となるリコーの新製品「MP5125A」は、2.4倍速のDVD+RW記録に加え、新たにDVD+RW使用時と同じ2.4倍速DVD+R記録機能が装備された。ロスレスリンキングやバックグラウンドフォーマットといった、DVD+RW規格が定めるすべてのDVD+RW/+Rに関する機能をすべてサポートしている点は前モデルである「MP5120A」と同様だ。CD-R/RWメディアへの記録もこれまで同様サポートされており、記録速度はCD-Rが12倍速、CD-RWが10倍速(ともにCLV記録方式)。なお、CD読み出し(音楽CDのデジタルキャプチャ、CD-RWメディアの読み出しを含む)は最大32倍速、DVD再生(DVD+RW/+Rを含む)は最大8倍速となっている。
MP5120Aと同じく、DVD再生およびDVD+RW/+Rメディアへのデータ記録時には、メディアの反りや傾きをセンサーで感知し、メディア面に対して常に垂直にレーザーが照射されるようにピックアップの角度を補正する「ラジアルチルト補正機構」を搭載する。また、CD-R/RW記録については、これまでのリコー製CD-R/RWドライブやMP5120Aと同様に、バッファアンダーランエラーを完璧に防止するエラー防止機能「JustLink」も装備している。
ドライブ以外のパッケージ内容の変更点としては、DVD-Video作成関連のソフトウェアのラインナップ変更が大きい。
DVD-Videoオーサリングソフトは、DVD+RW/+Rの特徴を活用した機能を搭載したメディオストリーム「neoDVD srandard v2.6」を採用。最大の特徴は、HDDの空き容量が少なくても、外部からの映像をキャプチャしながらエンコードし、さらにメディアに直接書き込んでいく機能だ。この機能は外部の映像機器からのダイレクト書き込みだけでなく、MPEG2ファイルからの書き込み時でも効果を発揮する。neoDVDでは、およそ400MBずつキャプチャ(ファイル書き込みの場合はキャプチャはしないが)およびエンコードを行なってはデータをメディアに書き込む、という行程を繰り返しながらDVD-Videoを作成することができるので(400MB分で映像データを処理している間は書き込みが一時停止するが、ロスレスリンキングにより継ぎ目のない追記が可能なので、仕上がりに問題はまったくない)、空き容量が少ない環境でもDVD-Videoの作成が可能だ。なお、DVDプレーヤーでの再生互換性を保ったまま自由な追記や編集を可能にする「DVD+RWビデオレコーディングフォーマット」については、現時点では未サポートだが、2002年夏を目処に無償バージョンアップを行なう予定となっている。
書き込む映像データの編集に使用する動画編集ソフトは「MotionDV STUDIO」からインタービデオ「WinProducer 2」に変更になった。本ソフトでは、AVIファイルだけでなく、MPEG形式の動画ファイルについてもカット、結合、エフェクト追加などの編集が可能。また、MotionDV STUDIOは現在のところWindows 2000に対応していないが(Windows XPには対応済み)、WinProducer 2は、Windows 98SE/Meだけでなく、Windows 2000/XPもばっちりサポートしている。
このほかの付属ソフトは特に大きな変更はなく、プレマスタリングタイプのライティングソフト「B's Recorder GOLD」とパケットライトソフト「B's CLiP」(いずれもビー・エイチ・エー)、ツールボックスにデータファイルを放り込むだけの簡単操作でDVD-VideoやデータDVD/CD、音楽CDが作成できる「Drag'n Drop CD」と様々な音楽ファイルを取り扱うプレーヤ/ライティングソフト「earjam Internet Music Player」(ともにイージーシステム)、ソフトウェアDVD-Videoプレーヤ「WinDVD 3.2」(インタービデオ)、ムービークリップ集が付属する。
発売は2002年4月12日、価格はオープンプライスで市場での実売価格は5万円弱になると思われる。「PCユーザーが使いやすい」ことを考えて練りこまれたDVD+RW/+R規格の製品であることに加え、豊富なソフト群が付属しているので、買ったその日からおよそDVD+RW/+Rでできることのすべてが利用可能というパッケージ内容の充実振りも注目すべきポイントだ。DVD-Videoをバリバリ自作したいという「ムービー志向」のユーザーはもちろん、大容量データのバックアップや配布を考えている方にも強くお勧めしたい製品だ。
また、このMP5125Aの発売と同時に、リコーからDVD+Rメディアも発売される。ラインナップはデータ用および私的録画補償金が価格に含まれたビデオ用の2種類で、発売済みのDVD+RWメディアと同様に、DVD+RW Allianceが定める1〜2.4倍速のCLV/CAV記録(MP5125AはCLV記録の2.4倍速)をフルサポートし、長年CD-R/RWメディアの開発/生産を手がけてきたリコーの経験と実績から来る信頼性の高さとドライブとのマッチング性のよさがポイントだ。
価格はいずれもオープンプライスで、DVD+RWメディアよりもやや安い価格設定になると予想される。
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