日立、BeOSプレインストールマシン『FLORA Prius 330J BeOS搭載モデル』を発表

　(株)日立製作所は、BeOSをプレインストールした省スペースデスクトップ『FLORA Prius 330J』を12月5日に発売すると発表した。

『FLORA Prius 330J』。省スペースデスクトップのスタイリッシュな筐体には、BeOS R4JとWindows 98の2つのOSがプレインストールされている

　今回発売された『FLORA Prius 330J』は、CPUにPentium II-400MHzを搭載。同社の『FLORA Prius 330』シリーズの現行機種に、同機と同じスペックのマシンは存在しないが、CPUとHDD容量以外の仕様とデザインは『FLORA Prius 330』(3304ST33H)とほぼ同等。本体のみのベーシックモデル(PCT-330N40JB)、14.1インチのスーパーTFT液晶ディスプレーとセットのコンパクトモデル(3304ST40JB)、同じく液晶ディスプレーとセットで、ビデオキャプチャーボード『WinTV』を搭載したビデオエントリーモデル(3304ST49JTB)の3モデルが用意されている。

　6.4GBのHDDは、2GBのWindows 98領域と4.4GBのBeOS用の領域の2つに分けられている。ただし、ファーストブートではWindows 98が起動することになっており、BeOSを起動させるためには、Windows 98の起動後、別途デスクトップ上のランチャーをクリックしなければならない。同梱ソフトには、統合ソフトの『Gobe Productive1.0』が全てのモデルに、ノンリニア動画編集ソフトの『Adamationon Personal Studio』がビデオエントリーモデルのみに同梱される。

　基本的な仕様は、3モデルともメモリー64MB(最大256MB、SDRAM)、ビデオチップがカナダATIテクノロジーズ社の3D RAGE LT PRO(VRAM4MB、AGP接続)、HDD容量が6.4GB(Ultra-ATA対応)。なお、同機には100BASE-TX/10BASE-T対応のLAN機能が標準で搭載されているが、出荷時の設定ではLANボードの使用はできず、LANボード使用時のサポートは有償となる。

	統合ソフトの『Gobe Productive1.0』(左)とノンリニア動画編集ソフトの『Adamationon Personal Studio』(右)

　『FLORA Prius 330J BeOS搭載モデル』の価格はオープンプライス。予想実売価格は、ベーシックモデルが29万円前後、コンパクトモデルが38万円前後、ビデオエントリーモデルが43万円前後となる見込み。

●主な仕様

• 日立製作所BeOSのページ
• 日立製作所
• 米Be社のホームページ

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