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アイ・オー・データ、i.LINK端子搭載のビデオキャプチャーボードを発表

1999年07月23日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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(株)アイ・オー・データ機器は、i.LINK端子(DV端子)を2つ搭載し、DVカメラなどからの映像をパソコンに直接取り込むことのできるデジタルビデオキャプチャーボード『GV-DVC/PCI』を発表した。取り込むだけでなく、DVカメラに書き戻すことも可能。キャプチャツールソフト、ノンリニアビデオ編集ソフト、イメージ編集ソフトが付属する。価格は3万4800円で、9月上旬発売予定。



GV-DVC/PCIは、ハーフサイズのPCIスロットカードで、外部に4ピンのIEEE1394(i.LINK)入出力端子2つ、内部に拡張用入出力端子1つが用意されている。i.LINK端子はそれぞれのポートに接続したDV機器の制御や、片方からのデータをもう片方にスルーしてそのまま出力することも可能。画像の表示にはマイクロソフトの“DirectDraw”を利用するので、DirectDrawのオーバーレイに対応し、800×600ドットで6万色表示が可能なグラフィックアクセラレーターカードが必要。対応OSはWindows 98 Second Edition以降で、Windows 95/98では動作しない。

付属のキャプチャツールソフト『DVWorksLite』は、同社が松下電器産業(株)と共同開発したもので、フレーム落ちのないビデオキャプチャー、AVIファイルの再生、範囲指定(開始点と終了点を指定)キャプチャーが可能。また、通常はマイクロソフトのVideo for Windowsの仕様制限により、2GB(約9分30秒)を越えるAVIファイルのキャプチャーはできないが、参照型AVI方式(GigaAVIフォーマット。松下電器が開発したソフトウェアDVコーデックを利用して同社が開発)と呼ぶ技術により、2GB以上の長時間のAVIファイルへのキャプチャーが可能。このほか、ビデオ画像のノンリニア編集ソフトとして『日本語版Ulead MediaStudio Pro 5.2VE』、イメージ(静止画)編集ソフトとして『Ulead PhotoImpact 4SE』も付属する。

接続して利用可能なDV機器については、アイ・オー・データ機器のホームページで“動作確認済みDV機器”として、公開する予定という。また、ここにリストアップされていない製品についても、東京・秋葉原にある同社のショールーム“I・OプラザAKIBA”で、個別の動作検証サポートサービスを予定している。なお、HDDなどのストレージ機器へは接続できない。

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