日本電気ホームエレクトロニクス(株)は7日、手のひらサイズのボディーに、4インチのモノクロ液晶ディスプレーを搭載したモノクロハンディースキャナー『SCANSHOT』を発表した。価格はオープンプライスだが、予想店頭価格は3万円程度。10日に発売する。
『SCANSHOT』 |
SCANSHOTは、幅84.2×奥行き138.3×高さ15.2mmで、電池込みの重さ160gと、片手で扱える小型軽量ボディーに、4インチで320×480ドット4階調表示の反射型モノクロ液晶ディスプレーを搭載する。背面には、解像度280dpiで16階調の読み取りが可能なモノクロスキャナーを備える。新聞や雑誌など紙に印刷された情報を、スキャナーで読み取って、本体に内蔵のメモリー(8MB)にファイリングし、後からいつでも参照できるという製品だ。
読み取った画像データに、付属のスタイラスペンを使って情報を追加したり、手書きメモの作成ができる。画像データの表示では、本体のボタンやスタイラスペンを使い、最大4倍の拡大表示やスクロールが可能。画像データは、“ボックス”と呼ぶフォルダーに分けて保存でき、それぞれのデータに目印となる“スタンプ”を付加しておくことで、容易に検索が可能という。このスタンプは46種類があらかじめ登録されているが、ユーザーがオリジナルのものを作成することもできる。
また、スマートメディアスロットを1つ持ち、BMPファイル形式に変換することで、パソコンの画像データのやり取りが可能。ただし、スキャンしたデータをBMPに変換なする場合はモノクロ2値画像となる。本体にはアクセサリーソフトとして、世界時計、電卓、パズルゲームが搭載されている。
主な仕様は以下のとおり。
製品名 | SCANSHOT(PF-1) |
サイズ | 幅84.2×奥行き138.3×高さ15.2mm |
重さ | 160g(乾電池込み) |
ディスプレー | 反射型4インチ320×480ドットSTN液晶(4階調) |
スキャナー | 読み取り解像度280dpi、読み取り幅58mm、最大読み取り長さ30cm |
メモリー | 8MB(名刺画像データ1000件分) |
スマートメディアスロット | 3.3V、4~32MBをサポート |
電源 | 単4アルカリ乾電池2本 |