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ゲートウェイ、8万円台のCRT一体型PCを発表──ISPとの同時契約で3万9800円になるスペシャルパックも提供

1999年10月29日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本ゲートウェイ(株)は、CRTディスプレー一体型パソコンで8万9800円の『Gateway Neo』と、液晶ディスプレー一体型の『Gateway PROFILE 2』を発表した。また、購入時に同社の運営するインターネットサービスプロバイダー“ゲートウェイ ネット”に同時加入することで、最大5万円のディスカウントを行なう、“スペシャルネットパック”を期間限定で提供する。

日本ゲートウェイ(株)代表取締役社長のデレク・シュナイダマン氏「ゲートウェイはアメリカで第3位のパソコンメーカー、日本でもパソコン市場の倍以上の成長率で伸びている」
日本ゲートウェイ(株)代表取締役社長のデレク・シュナイダマン氏「ゲートウェイはアメリカで第3位のパソコンメーカー、日本でもパソコン市場の倍以上の成長率で伸びている」



『Gateway Neo』




Gateway Neoは、15インチのCRTディスプレーを内蔵、CPUにインテルCeleron-400MHz、チップセット/グラフィックチップにはIntel 820を採用している。64MBメモリー(SDRAM)、4.3GBHDD(UltraATA/33)、最大40倍速CD-ROM、V.90対応56kbpsモデムを搭載する。OSにはWindows 98 Second Editionを採用し、『ジャストホーム』、『駅すぱあと』、『PostPet Ver.2.01jp』、『Virus Scan』がインストールされている。

Gateway Neoは、“インターネットを手軽に、簡単に行なう”といことを目指して開発され、これからインターネットを始める初心者の方や、すでにパソコンを持っているユーザーのセカンドマシンとしての利用を想定している。





セットアップを簡単にするため、同社が提供するゲートウェイ ネットを購入時に契約した場合は、接続IDやパスワードなども設定済みで出荷されるため、全くの初心者ユーザーでも、購入後、即インターネットアクセスが可能になるとしている。

また、初心者ユーザーが疑問に思ったり、つまずきやすい事柄(特にWindowsの操作)について説明する、ヘルプシステム“Quick Answer”もインストールされている。

Quick Answerの画面
Quick Answerの画面



価格は8万9800円だが、スペシャルネットパック(後述)を利用すると、3万9800円で購入できる。出荷予定は11月1日。

『Gateway PROFILE 2』



Gateway PROFLE 2は、ゲートウェイが2月に発売した15インチ液晶ディスプレー一体型パソコン『Gateway PROFILE』をより低価格化し、特にホームユーザーをターゲットとしたパソコン。

ディスプレーまわりのデザインも曲線を取り入れた“未来的な”フォルムで、現行のPROFILEで好評のフットプリントの小ささも失わないように注意して設計されたという。ただし、低価格化のためにデスクトップパソコン用の部品を使用したことで、現行PROFILEよりも幅は5mm短い385mmだが、奥行きは52mm大きい242mmとなり、重さも約3kg増えて9.9kgとなった。

PROFILE 2の側面。おしりがちょっと突き出たような“ダックテイル(あひるのしっぽ)”デザイン
PROFILE 2の側面。おしりがちょっと突き出たような“ダックテイル(あひるのしっぽ)”デザイン




ホームユーザーが簡単に扱えるようにするため、マイクロソフトとインテルが提唱する“Easy PC”規格に準拠し、拡張などは基本的にUSBのみを経由して行なう仕組み。インターフェースはUSB×4のほかは、モデムの電話線接続用コネクターと、10BASE-TのEthernetコネクターのみとなっている。

Gateway PROFILE 2には2モデルが用意される。ディスプレーは15.1インチTFT(1024×768ドット)液晶、128MBメモリー(SDRAM)、チップセット/グラフィックチップはIntel 810-DC100、V.90対応56kbpsモデム、10BASE-TのEthernetは共通の仕様。CPUがインテルCeleron-433MHz、最大24倍速CD-ROMドライブ、6.8GBHDD(UltraATA/66)という構成の『Gateway PROFILE 2 LE』が19万9800円、CPUがインテルCeleron-500MHz、最大6倍速DVD-ROMドライブ、20GB HDD(UltraATA/66)という構成の『Gateway PROFILE 2 XL』が24万4800円で、11月15日に発売、出荷予定。

Gateway Neo同様、スペシャルネットパック(後述)を利用すると、それぞれ14万9800円、19万9800円で購入できるという。

OSはWindows 98 Second Edition、『筆王』、『Ulead Systems フォトエクスプレス2.0』、『駅すぱあと』、『PostPet Ver.2.01jp』がインストールされて出荷される。

なお、現行のGateway PROFILEについての販売は継続し、より高速のプロセッサーを搭載した製品の投入も計画しているという。

ゲートウェイ ネット“スペシャルネットパック”

スペシャルネットパックは、同社のパソコン購入時にゲートウェイ ネットに同時加入した場合に、加入契約年数に応じて、最大5万円を合計金額から割り引くというもので、11月1日から12月31日までの期間限定で提供される。

対象となるパソコンは、ゲートウェイがWindows 98をインストールして出荷しているデスクトップ/ノートパソコン(サーバー、ワークステーションはのぞく)。割り引かれる金額は、3年間の加入契約の場合は5万円、2年間の場合で3万円となっている。

ゲートウェイネットは国内に75ヵ所のアクセスポイントを持つインターネットサービスプロバイダーで、「来年末までに国内のインターネットサービスプロバイダーのトップ10入りを目指す」(シュナイダマン社長)としている。加入料金は無料で、月々の接続料は3000円、接続時間は無制限となっている。また、今回の発表にあわせ、ユーザーのホームページ容量を無料で100MBまで提供するサービスを開始する。

このサービスはパソコンの購入と一体で提供されるもので、ゲートウェイ独自の手数料無料、金利なしという分割支払方法を選択した場合のみ、ゲートウェイネットの契約を中途解約できる。その場合は、パソコン本体の価格のほか、割り引いた金額プラス、1万円台(詳細は条件による)の解約金を支払う必要がある。

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