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日本電気、ワイヤレスTA『Aterm IWX70』と、PHS/携帯両対応のモバイルカード『AtermRC45』を発表

2000年06月12日 00時00分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は、ワイヤレスターミナルアダプター(TA)『Aterm IWX70』を発表した。価格は4万1800円、20日ごろに出荷を開始する。また、ワイヤレスTAとの通信機能を備えたモバイルカード『AtermRC45』も併せて発表した。PHSと携帯電話の両方に対応したのが特徴。価格は2万7800円、7月中旬に出荷を開始する。同社では、IWX70とRC45のセット、およびIWX70とワイヤレス子機のセットもラインナップする。

ワイヤレスTA『Aterm IWX70』

『Aterm IWX70』は、USBインターフェースを標準搭載した、DSU内蔵のワイヤレスTA。日本電気が開発した“ITMUX(アイティーマックス)”機能を搭載しており、本機に接続したパソコンと子機に接続したパソコンから、別々にダイヤルアップ接続を行なうことができる。NTTが提供する常時接続サービスの“IP接続”を利用することも可能だ。

ワイヤレスTA『Aterm IWX70』
ワイヤレスTA『Aterm IWX70』



IWX70とワイヤレス子機間の通信はPIAFS2.0/2.1準拠で、最大64kbpsの通信が可能。ワイヤレス子機や同社のモバイルカードを最大で6機まで子機として登録できるほか、通常のPHS電話機を登録し、PHS通話の親機として利用することも可能だ。

インターフェースはUSBを1基と、シリアルポート(D-SUB9ピン)を1基装備。また、アナログのモジュラージャックポートを2ポート装備する。デザイン面ではポート部や電源コードが内側に引っ込んでおり、壁際に設置できるよう考慮されている。

サイズは横136×高さ176×奥行き96mm、重さは約600g。電源はACアダプターから供給されるが、停電時にバックアップを行なう停電モード用に、単3乾電池4本を内蔵できる。対応OSはWindows 98/2000、Mac OS 8.6以降。INS回線ケーブルとUSBケーブル、RS-232Cケーブルが同梱されている。

発売中のワイヤレス子機『AtermRS20』との“ワイヤレスセット”も用意されており、価格は6万1800円。IWX70の発売と同時に出荷される。こちらのセットでは、あらかじめ増設子機登録が済まされており、ユーザーが改めて登録を行なう必要はない。

マルチモバイルカード『AtermRC45』

『AtermRC45』は、PHSと携帯電話の両方に対応したモバイル通信用PCカード。ノートパソコンなどモバイル機器のPCカードスロットに接続し、携帯電話/PHSを利用した通信を行なうことができる。また、IWX70などのワイヤレス親機に子機登録することで、ワイヤレス子機として利用することも可能だ。

マルチモバイルカード『AtermRC45』マルチモバイルカード『AtermRC45』



日本電気ではこれまで、PHS対応の『同RC25』と携帯電話対応の『同RC35』を別々にラインナップしていたが、ユーザーの要望に応じて両機能を一体化した。

通信速度は携帯電話(PDC)利用時で9600kbps、PHS利用時で最大64kbps。携帯電話またはPHSとの接続に必要な接続ケーブルをそれぞれ同梱している。なお、cdmaOneとH"には対応していない。

サイズは横54×奥行き109.6×厚さ9.3mm、重さは約50g。AtermIWX70との“ワイヤレスセット”も用意されており、価格は6万1800円。AtermRC45の発売と同時に出荷される。あらかじめ増設子機登録が済まされており、ユーザー自身による登録は不要となっている。

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