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マイクロテック、CCD方式を採用した解像度600dpiのエントリースキャナー『ScanMaker 3600』を発表

2000年08月10日 22時24分更新

文● 編集部 小林久

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日本マイクロテック(株)は、解像度600dpiの低価格スキャナー『ScanMaker 3600』を、8月14日に発売する。価格は9800円。

ScanMaker 3600

ScanMaker 3600は、215×297mmの原稿を読み込めるエントリー向け、A4フラットベッドスキャナーで、低価格モデルで一般的なCIS(Contact Image Sensor)方式ではなく、画質に優れたCCD方式を採用している。光学解像度は600×1200dpi。RGB各色12bit(合計36bit)の読み取り階調、取り込んだ画像の階調表現を最適化する“42bit Dual Optimization Technology”など、プロ用上位機の機能を搭載している。

また、ScanMaker 3600は、新開発のTWAINドライバー『ScanWizard 5』をバンドル。ScanWizard 5には、読み取り時の色調や明度など細かな画質補正や複数のスキャニングをスクリプトで指定できる“ScanJob”機能を搭載した“アドバンスモード”と初心者向けに最小限の機能に絞り込んだ“イージーモード”の選択が可能。エントリー用途だけでなく、プロのセカンドマシンとしての使用も想定している。インターフェースはUSBで、対応OSはWindows 98/2000、Mac OS 8.1以降。本体にはフォトレタッチソフトの『Adobe PhotoDeluxe 2.0』をバンドルする。本体サイズは幅290×奥行き465×高さ114mmで、重量は3kg。

実売1万円前後の低価格スキャナー市場ではキヤノン販売(株)の『CanoScan FB330』など、低価格/薄型のCIS方式採用機が主流となっているが、6月にはCCD方式を採用して高画質と初心者の使いやすさを重視したセイコーエプソン(株)の『GT-6700U』が発売され、シェアを延ばしている。なお、デジタルカメラの普及などで苦境を強いられているスキャナー市場だが、マイクロテックでは「画質面ではスキャナーに軍配が上がる。CCDスキャナの画質(特に発色の良さ)を強調していきたい」としている。

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