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【レビュー】お遊び気分でインターネット! 携帯ゲーム機でメールが読める『MobileWonderGate』


2000年8月11日

(株)バンダイの携帯型ゲーム機『WonderSwan』(ワンダースワン)は、完全自律型昆虫ロボットの『WonderBorg』(ワンダーボーグ)やプログラミングツールの『WonderWitch』(ワンダーウイッチ)など、特徴あるオプション製品を利用できる。今回紹介する『Mobile WonderGate』(モバイルワンダーゲート)も、そのひとつだ。

モバイルワンダーゲート
ゲーム機でメールを読む、ウェブを見る

モバイルワンダーゲートは、ワンダースワンをインターネットに接続するためのキットで、携帯電話接続用のアダプターと、通信ソフトを収録した専用カートリッジから構成されている。発売元はNTTドコモで、対応する携帯電話はiモード端末を始めとした同社のデジタル携帯電話(PDC方式)。携帯電話を接続するケーブルはアダプターに直付けされている。


携帯電話接続用のケーブルはアダプターに収納可能

専用カートリッジには、HTML3.2に準拠したブラウザー、SMTP/POP3に対応したメーラー、そしてダウンロードしたミニゲームを実行するためのソフトが収録されている。カセットには約128KBのユーザーエリアが確保されており、約128件の受信メール(32KBまで)、32件の送信メール(16KBまで)、20件のアドレスの記録が可能。インターネットへの接続はNTTドコモのインターネットサービス“mopera”(モペラ)を使用する。

ネットサーフィンだけなら、接続設定は特に必要なく、ワンダースワンにワンダーゲートと携帯をつなぐだけですぐに始められる。料金も携帯電話の通話料のみだ。一方、メールを使用する場合は、一般のプロバイダーまたは“mopera POPメール”(月額500円)のアカウントを取得する必要がある。mopera POPメールのアカウントは、ドコモショップに電話で申し込む。

旅のお供にモバイルワンダーゲート

ワンダーゲートの操作は、アイコン選択をメインとしたわかりやすいものになっている。ワンダースワンにワンダーゲートを接続し、電源を入れると、ブラウザー、メーラー、ゲームの3つのソフトのアイコンが現われるが、まずは中央のメーラーから具体的に見ていこう。


ワンダーゲートのメイン画面

メーラーを起動したら、まずはメールの設定を行なおう。スタートボタンを押すと画面の上側にメール受信や新規作成、アドレス帳編集など各種操作のアイコンが並ぶ。まずはこの中から設定(スパナのアイコン)を選ぶ。


スタートボタンを押すと、操作アイコンが現われる

受信メールのサイズやフォントの大きさなどメーラーの基本設定を行なったら今度は、メールサーバーへの接続設定を行なう。mopera POPメールに加入している場合は、一番下の“メール自動設定”を使用。プロバイダーのアカウントを利用する場合は、メールの手動設定から“接続先設定”と“メール設定”を順番に選び、アカウントやパスワードなどの情報を設定する。


スパナのアイコンを選ぶと設定画面が現われる

プロバイダーからの利用の場合は、手動でIDやパスワード、接続先電話番号などを指定する

設定が済んだら、メールを受信してみよう。スタートボタンを押して、今度は受信アイコンを選択するとあとは自動的にプロバイダーに接続し、新規メールを取得できるはずだ。テキストは、標準の12ドットフォントで全角18文字×10行が可能。フォントサイズにはこの他10ドットまたは14ドットが選べる。PCなどに比べると見劣りするが、携帯電話の画面に比べれば十分快適だ。インターネットメールを受信できるiモードユーザーでも使用するメリットはあるだろう。


テキスト入力はカーソルキーとA/Bボタンで画面上に並んだ文字を選択していく

新規メールを作成する場合は、画面上に並んだ文字をカーソルキーで選んでいく。“.co”や“.ne”など良く使う文字は1キーで入力できる。多少面倒だが、慣れればかなりのスピードで入力できる(手は疲れるが)。もちろん漢字変換も可能。

一方、ブラウザーは、ワンダースワン自体の画面サイズが小さい(224×144ドット)のと、携帯の通信速度が9600bpsと遅いため、それほど快適にネットサーフィンができるわけではない。画像もGIF画像しか表示できないため、基本的にコンパクトHTMLで記述されたiモード用のユーザーサイトやテキスト中心のサイトをるための補助的なものと考えておいたほうがいいだろう。

なお、ワンダーゲート対応のゲームダウンロードページも用意されており、ブラウザーからダウンロードできる。ダウンロードしたゲームは、起動画面のゲームアイコンからスタートできる。このほか、ワンダースワンのゲームの中には、ワンダーゲートを利用して、特別なアイテムやマップを手に入れられるものもある。

このように、ワンダーゲートを使えば、ワンダースワンで簡単にインターネットを利用することができる。ワンダースワンはポケットにすっぽり入る小ささで、実売3000円以下と安価に購入できる。ワンダーゲートは、メール受信数に制限があるなど、本格的な使用には制限があるが、2〜3日外出する際に出先でメールチェックしたいといった用途なら十分実用的だ。小旅行に出る際に、ワンダースワンとワンダーゲートをカバンに入れて持ち歩くのも悪くない。

(編集部 小林久)


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