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ヴァーチャル・インク、ホワイトボードに書いた図表をリアルタイム転送できる『mimio』の新製品を発表


2000年9月1日

米ヴァーチャル・インク(Virtual Ink)社は、1日、都内で記者発表会を開き、ホワイトボードに書いた図表をリアルタイムでパソコンに転送できるシステム『mimio(ミミオ)』の新製品を発表した。発表されたのは、mimio用ユーティリティソフト『mimio1.1J ソフトウェア』、Macintosh用のシステム『mimio for Macintosh』、イーゼル(画架)に紙を立てかけ、日めくりカレンダーのように紙をめくりながら作図する“フリップチャート”用のmimioシステム『mimio flipChart(フリップチャート)』など。

ホワイトボードの左端にあるのが『mimio』本体。ホワイトボードに吸盤で固定して使う。全長は60cm。使用しないときは約半分(35cm)に折り畳める。なお、mimio本体は従来通りで、特にバージョンアップはされていない

mimioは、市販のホワイトボードに固定する『Capture Bar(キャプチャー・バー)』、市販のマーカーをセットする専用のカバー『Stylus(スタイラス)』、専用のイレーザーと、ソフトウェアなどのセット。キャプチャー・バーが超音波でマーカーの動きを読みとって、それをデジタル化してパソコンへ転送する。すべての作図を順番通りにパソコンで記憶可能で、それを順に再生できるほか、必要な部分にしおりを挟んだり、一度書いた図に書き足し、書き直しができる。

『mimio1.1J ソフトウェア』はmimio用ソフトウェアのアップグレード版。ホワイトボードの内容をJPEG/BMP/WMF形式でそのまま遠隔地へ送信できるプラグイン『mimio boardCast』や、パソコンを介さずに直接プリンターから出力可能にするプラグインとアタッチメントのセット『mimio directPrint(ダイレクトプリント)』といった、同時に発売されるプラグインなどに対応する。また、従来機種と同じく、mimio boardCastを使用しない場合でも、いったんJPEG/BMP/WMF/HTMLで書き出したり、インターネット上でチャットや会議、ファイルの共有ができる『Microsoft NetMeeting』を介してホワイトボードの内容を送信可能(NetMeetingはmimioのプラグインとして動作する)。音声を図画といっしょに保存、送信することもできる(再生にはRealPlayer 7以降が必要)。ヴァーチャル・インクの社長兼最高経営責任者(CEO)のグレッグ・マクェール(Greg McHale)氏は「会議用途でホワイトボードを利用する企業のほか、boardCastなどのデータ送信機能を武器に、WBT(Web Based Training:ネットワークを利用した教育訓練)や遠隔地教育の市場も狙っていく」と、日本市場における同社のターゲットについて説明した。

マクェール社長兼CEO。新製品の新機能、日本市場での展開について解説した

同社ではmimio1.1Jソフトウェア用に無料のプラグインも用意しており、『mimioMouse2.0』は、プロジェクターで投影したWindowsのデスクトップを、スタイラスを取り付けたマーカーでタブレットのように利用できるツール。ホワイトボードに投影すれば、ホワイトボードをタブレット化でき、余白があればそれをmimio用のスペースとして使用可能だ。プラグインはヴァーチャル・インクのウェブサイト(http://www.mimio.com/)からダウンロードでき、今後も種類を増やしていくという。

『mimioMouse2.0』で、ホワイトボードに投影したデモ。Windowsデスクトップ上でマーカーを動かせばマウスとして動作し、余白で動かせばmimioの機能を利用できる。もちろん、マウス機能を切って、投影したWindowsにマーカーで作図もできる

また、従来のmimio(ソフトウェアのバージョン1.0)を使用しているユーザーは、プラグインと同じように『mimio1.1J ソフトウェア』をダウンロード可能。本ソフトを同梱したmimioは国内総代理店の(株)OTTOから10月ごろ発売予定だ。OEM提供先のコクヨ(株)、日本ジー・ビー・シー(株)からも発売予定となっている。また、同時にMacintosh版の『mimio for Macintosh』も発売する。OSはWindows版がWindows 95/98/NT4.0/2000、Macintosh版がMac OS 8.6以降。Windows版はシリアル接続(USB接続アダプターはオプション)で、Macintosh版はUSB接続(アダプター同梱)になる。縦×横/横×縦を問わず、90×60cm〜240×120cmまでのホワイトボードをサポート。なお、Macintosh版に付属するソフトは英語版になる。価格はWindows版が8万8000円。Macintosh版は9万8000円になる予定。

mimio flipChartは従来のmimioがサポートするホワイトボードよりも小型な環境用のmimio。サポートする面積に違いがある以外、基本的な性能差はない。対応OSはWindows 95/98/NT4.0/2000。シリアル/USB両接続用のケーブルを同梱する。Macintosh版と同じく、英語版のソフトウェアが付属。価格は4万9000円程度になるという。

『mimio flipChart』。イーゼルの脇に、付属のアタッチメントを取り付け、そこに引っかけて取り付ける。イラストはマクェール氏による。スマイルマークが好きなのか、ことあるごとにスマイルマークを描いていた

(編集部 小磯大介)


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