日本ヒューレット・パッカード(株)は11日、B5ファイルサイズの筐体に、12.1インチの1024×768ドットTFTカラー液晶ディスプレーを搭載したノートパソコン『hp omnibook 500シリーズ』5モデルを発表した。価格はモバイルPentium III-600MHzを搭載したモデルで24万9000円から。2月中旬以降に順次出荷開始予定。
拡張ベースを装着した『hp omnibook 500』 |
omnibook 500は、マグネシウム合金を採用した、重さ1.6kgで幅280×奥行き220×高さ約25mmの薄型筐体に、12.1インチの1024×768ドットTFTカラー液晶ディスプレー、100BASE-TXポート、56kbpsモデムポート、USBポート×2、PCカードスロット(Type II)を備えた、ビジネス向け薄型ノートパソコン。CPUにはインテルSpeedStepテクノロジ搭載モバイルPentium III-700MHz、同-600MHz(低電圧版)またはモバイルCeleron-500MHz(低電圧版)、HDDは10GB(UltraATA/33)または20GB(UltraATA/33)を搭載する。グラフィックスチップはカナダのATIテクノロジーズ社製Rage Mobility M(RAM4MB、Celeronモデル)または同M1(RAM8MB、Pentium IIIモデル)を採用している。OSはWindows 98SEまたはWindows 2000 Professional Editionで、アプリケーションソフトウェアは付属しない。
拡張ベースを分離した『hp omnibook 500』 |
モバイルPentium IIIを搭載する上位モデルでは、FDDとCD-ROMドライブを内蔵する拡張ベースが標準で添付される。拡張ベースには、本体に無いシリアルポート、パラレルポート、PS/2ポート×2、S映像出力端子などが用意されている。なお、本体、拡張ベースともにIrDAポートは用意されてない。
FDD、CD-ROMドライブは拡張ベースのホットスワップベイに装着するもので、同社のノートパソコンの最上位機種『hp omnibook 6000』のベイに装着するモジュールと交換可能。オプションでZipドライブ、LS-120ドライブ、セカンドバッテリーなどのモジュールが用意されている。また、拡張ベースにCD-ROMドライブを装着している場合は、単体でCDプレイヤーとして機能する。
omnibook 500のバッテリー駆動時間は、標準バッテリー使用時3時間で、拡張ベースにセカンドバッテリーを2つ装着して使用した場合には最長9時間のバッテリー駆動が可能としている。
hp omnibook 500各モデルの主な仕様と価格モデル名 | F2437W#ABJ | F2165W#ABJ | F2165K#ABJ | F2168W#ABJ | F2168K#ABJ |
CPU | モバイルCeleron-500MHz(低電圧版) | モバイルPentium III-600MHz(低電圧版) | モバイルPentium III-700MHz | ||
メモリー | 64MB(PC100SDRAM、最大512MB) | 128MB(PC100SDRAM、最大512MB) | |||
グラフィックスアクセラレーター | ATI Rage Mobility M 2XAGP(VRAM4MB) | ATI Rage Mobility M1 2XAGP(VRAM8MB) | |||
HDD | 10GB | 20GB | |||
拡張ベース | オプション | 付属 | |||
FDD | 付属(USB経由) | 付属 | |||
CD-ROMドライブ | オプション | 付属 | |||
OS | Windows 98SE | Windows 2000 | Windows 98SE | Windows 2000 | |
出荷開始予定 | 3月中旬 | 2月中旬 | 3月中旬 | ||
価格 | 未定 | 24万9000円 | 25万9000円 | 未定 |