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東芝、15インチSXGA+液晶やマルチドライブ採用のDynaBook春モデルを発表

2001年01月25日 15時10分更新

文● 編集部 佐々木千之

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(株)東芝は25日、1台でDVD-ROM再生とCD-R/RWへの記録・再生に対応した“マルチドライブ”を採用した個人向けノート『DynaBook』1機種3モデルと、カスタムメイドに対応した企業向けノート『DynaBook Satellite』2機種5モデルを発表した。1月下旬から順次発売予定。

マルチドライブ採用の『DynaBook A1』

DynaBook A1は、1台でDVD-ROM再生とCD-R/RWへの記録・再生に対応した“マルチドライブ”を採用した、オール・イン・ワンタイプの個人向けノートパソコン。最上位機種の『DynaBook A1/X85PMC』には、15インチの1400×1050ドット(SXGA+)TFTカラー液晶ディスプレーのほか、マルチドライブもDVD-ROMの8倍速再生、CD-Rへの8倍速書き込みが可能な高速ドライブを採用した。下位機種では従来機種と同じ、DVD-ROM6倍速再生、CD-R4倍速書き込みのドライブを採用している(CD-RWの書き換え速度は4倍速で変わらない)。

『DynaBook A1/X85PMC』
15インチのSXGA+TFTカラー液晶ディスプレーを搭載した『DynaBook A1/X85PMC』

このほかDynaBook A1は、スイッチを切り替えることでCD/DVDや『Windows Media Player 7』の再生操作が行なえる“ワンタッチボタン”、ノートパソコンのスピーカーでは出力が難しかった低音を受け持つサブウーハースピーカー、i.LINK端子、56kbpsモデム、100BASE-TXインターフェース、光デジタルオーディオ出力端子(S/PDIF)などを備えている。ソフトウェアでは、『Office 2000 Personal』、東芝製の音声認識・合成ソフト『LaLaVoice2001』、ビデオ編集ソフト、DVD再生ソフト、CD-R/RW書き込みソフトなどがプレインストールされている。OSはWindows Me。

型番 DynaBook A1/X85PMC 同/570PMC 同/465CMC
CPU SpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium III-850MHz SpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium III-700MHz モバイルCeleron-650MHz
ディスプレー 15インチ1400×1050ドットTFTカラー液晶 15インチ1024×768ドットTFTカラー液晶 14.1インチ1024×768ドットTFTカラー液晶
グラフィックスチップ S3 Savage IX(VRAM8MB)
メモリー 128MB(最大384MB) 64MB(最大320MB)
HDD 20GB
サイズ 幅328×奥行き277×高さ44.7mm 幅328×奥行き273×高さ42.9mm
重さ 約3.5kg 約3.3kg
発売予定時期 2月中旬 1月下旬 2月中旬
予想店頭価格 37万円前後 29万円前後 25万円前後

カスタムメイドに対応した企業向けDynaBook Satellite

今回発表された企業向けノートパソコンDynaBook Satelliteは、スピーカーを前面に配置してパームレストを拡大し、USBポートを2つにした(従来は1つ)新筐体を採用した『DynaBook Satellite 4600』と、従来のSatellite 2250と同じ筐体を使用しCPUをCeleron-600MHzからCeleron-650MHzに強化した低価格機種『DynaBook Satellite 2270』の2機種。

『DynaBook Satellite 4600 SA80P/4』
『DynaBook Satellite 4600 SA80P/4』

搭載メモリーやHDDの容量、DVD-ROMドライブ、CD-ROMドライブの有無、モデムの有無などを、ユーザーのニーズによって選択することができるカスタムメイドに、東芝の企業向けノートパソコンとして初めて対応した。企業のリサイクルや環境意識の高まりに対応し、リサイクルの容易な部品素材、焼却処分時にダイオキシン類などの有害物質を発生させないハロゲンアンチモンフリープリント基板を採用(4600のみ)している。

Satellite 4600では、SpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium III-850MHz、14.1インチ1024×768ドットTFTカラー液晶ディスプレー、64MBメモリー、20GB HDDを採用した『DynaBook Satellite 4600 XA80PA/4』が定価36万8000円から、モバイルCeleron-650MHzを採用した『DynaBook Satellite 4600 SA65C/4』が定価29万8000円からで、いずれも2月中旬に発売予定。

『DynaBook Satellite 2270 SA65C/4』
『DynaBook Satellite 2270 SA65C/4』

Satellite 2270では、モバイルCeleron-650MHz、14.1インチ1024×768ドットTFTカラー液晶ディスプレー、64MBメモリー、10GB HDDを採用した『DynaBook Satellite 2270 SA65C/4』が定価27万8000円から、ディスプレーを12.1インチ800×600ドットTFTカラー液晶に変更した『DynaBook Satellite 2270 SA65C/2』が定価23万8000円から、ディスプレーを13インチ800×600ドットDSTNカラー液晶に変更した『DynaBook Satellite 2270 SA65C/D』が定価21万8000円からで、いずれも2月上旬に発売予定。

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