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マイクロソフト、『Xbox』を2002年2月22日に発売

2001年08月27日 19時12分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は27日、家庭用ゲーム機『Xbox』の日本での発売日を2002年2月22日(金)に延期すると発表した。米マイクロソフト社は米国でのXbox発売日を11月8日(現地時間)と既に発表している。

2002年2月22日発売が決定したマイクロソフトの次世代ゲーム機『Xbox』

同社はこれまで、Xboxの発売について「日米同時期に発売したい」としていたが、日本での投入時期が当初予定よりも遅れたことになる。これについて、同社常務取締役兼Xbox事業部事業部長の大浦博久氏は、「これまで(Xboxを)年内に発売したいと言っていたのは確かだが、米国でXboxを先行させ、その勢いを日本に持ち込むという戦略的な決定により2002年2月22日発売となった。(日本では)クリスマス商戦を逃すのは痛いが、長い目で見れば事業に影響はない」としている。なお、発売日を先送りすることで、本体同時発売タイトルを10~20タイトル用意できるという。

大浦氏
マイクロソフト常務取締役兼Xbox事業部事業部長の大浦博久氏「Xboxのビジョンは“CHANGE THE GAME”。ここにきてようやく自信を持って紹介できるソフトが揃ってきた。Xboxは21世紀のマイクロソフトの最重要事業の1つであり、今後も全力で取り組んでいく」

また、二転三転したXboxのスペックもようやく決定した。スペック詳細は以下の通り。

  • CPU:Intel社733MHz
  • グラフィックスチップ:マイクロソフト社とNVIDIA社の共同開発によるカスタム233MHzチップ
  • メモリー(RAM):64MB
  • メモリー帯域幅:毎秒6.4GB
  • ポリゴンパフォーマンス:毎秒116.5
  • 同時テクスチャー:4
  • ピクセルフィルレート(2テクスチャー):毎秒3.7G
  • テクスチャー圧縮率:6:1
  • 記録媒体:2~5倍速DVD、ハードディスク、8MBメモリーカード(別売)
  • 入出力:4ポート(ゲームコントローラー用)、10/100Mbps対応Ethernet
  • オーディオチャンネル:256
  • ハードウェアでの3Dオーディオ対応:64 3Dチャンネル
  • MIDI+DLS対応:有
  • ハードウェアでのオーディオフィルタリングおよびEQ:有
  • ブロードバンド対応:有
  • DVDムービー再生:可(別売のリモコン(2月22日発売)が必要)
  • HDTVゲーム対応:有
  • 最大解像度:1920×1080ドット
  • 最大解像度(2×32bpsフレームバッファ+Z):1920×1080ドット

なお、本体価格については明らかにされなかった。大浦氏は「戦略的な価格を付けるため、価格は次の機会に報告する」としている。対応ソフトの価格は「6800円を中心に考えている」(同氏)という。

また、(株)ジャパン・デジタル・コンテンツ(以下、JDC)が、独立系デベロッパーの支援を目的としたゲームソフト制作支援プログラム“Xbox向けファンド”を発表した。JDCは、コンテンツ制作者への資金供給、流通アレンジメント、著作権の保護を行なう目的で設立された会社で、プロジェクトを対象とした投資ファンド“東京マルチメディアファンド”を運営している。

Xbox向けファンドは、この東京マルチメディアファンドをベースにしたもので、独立系デベロッパーは同支援プログラムを利用することにより、JDCから資金供給(ファンド投資)やマーケティング支援等を受けられるほか、マイクロソフトから開発期間中のXbox開発キットの貸与を受けられる。

Xboxパッケージ
Xboxのパッケージイメージ
タイトルパッケージ米国タイトルのパッケージイメージ

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