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日本HP、USB 2.0に対応した新インクジェットプリンター4機種を発表


2001年9月18日

日本ヒューレット・パッカード(株)(日本HP)は18日、多ノズルインクジェットヘッドを搭載するなど新しいプリントシステムを採用した『hp color inkjet printer cp1160』、カラー液晶ディスプレーを搭載し、パソコンなしでデジタルカメラ画像を印刷できる『hp photosmart 1315』など、インクジェットプリンター4製品を発表した。

フラッグシップモデル『hp color inkjet printer cp1160』

cp1160は、1色あたり292ノズル(4色合計1168ノズル)という新型インクジェットヘッドを搭載し、USB 2.0にも対応した、日本HPのインクジェットプリンターのフラッグシップモデル。筐体のデザインも『deskjet 990c』や『deskjet 957c』などの丸みを帯びたものから、直線で構成する箱をイメージさせるものに変更した。

『hp color inkjet printer cp1160』
『hp color inkjet printer cp1160』。上には物が置けるようにデザインしたという(耐荷重は22kg)

新型インクジェットヘッドとヘッド移動速度の高速化、インク射出周波数を高めたことにより、テキスト印刷においてドラフトモードでA4モノクロを毎分17枚、カラーで16枚、テキストと画像が混在するドキュメントの印刷において、ベストモードでもA4モノクロを毎分4枚、カラーで毎分4枚出力できる。これは同社の『deskjet 990』と比較して、最大で230%高速化したとしている。インクジェットヘッドは、ノズルへのインクの通り道を用意して異物によるノズルの詰まりを減らした。また、電気的にノズルの詰まりを感知するEDD(Electrostatic Drop Detection)システムを搭載し、あるノズルが詰まった場合に、そのノズルが射出するべきインク滴を、印刷時に別の同じ色のノズルがカバーすることで、印刷エラーを低減する機能を備える。なお従来の日本HPのインクジェットプリンターと異なり、インクタンクとインクヘッド部分は分離している。

液晶ディスプレーでインク残量などが確認できる
液晶ディスプレーでインク残量などプリンターのステータスが確認できる

画質面では、最大印刷解像度は1200×2400dpiでこれまでと変わらないが、これまでドライバーソフトが行なっていた、カラーマッチングやハーフトーン処理を、プリンター内蔵のASICに処理させることで、印刷速度が向上するとともに、画像印刷時の階調表現やエッジ処理がよりきれいになったとしている。

LIOスロットには標準でパラレルポートモジュールが付属している
LIOスロットには標準でパラレルポートモジュールが付属している

このほか、両面印刷ユニットによる自動両面印刷機能、筐体全面の液晶ディスプレーにインク残量を表示できる機能や、LEDと光学センサーによって、セットされた用紙がフォト印刷用紙、OHP用フィルム、高画質カラー印刷用紙、通常のプリント用紙のいずれなのかを判断する機能を備えている。インターフェースはUSB 2.0に対応するほか、“LIOスロット”と呼ぶインターフェーススロットを装備しており、オプションのEthernetモジュールを購入することで、LANに直接接続できる。なお標準ではパラレルポートインターフェースが付属する。

cp1160の主な仕様は、最高印刷解像度は1200×2400dpi、最大印刷速度はA4モノクロ毎分17枚/A4カラー毎分16枚、給紙トレーには普通紙を最大150枚セット可能(はがきの場合は45枚)。インターフェースはUSB 2.0、パラレルポートのほかIrDAポートも備える。サイズは幅488×奥行き435×高さ184mmで重さ7.は45kg。対応OSはWindows 95/98/Me、Windows NT4.0/2000、Mac OS 8.6以降。なお、Windows XPの発売後、XP対応ドライバーを提供する。価格は6万9800円で、10月13日に発売予定。

折り畳み式給紙トレー採用『hp deskjet 948c』

deskjet 948cは折り畳み可能な給紙トレーを採用した、『deskjet 930c』の後継機種。最高印刷解像度は1200×2400dpiで変わらないが、最高印刷速度をA4モノクロ印刷時毎分9枚から12枚に、A4カラー印刷時毎分7.5枚から10枚と『deskjet 970cxi』相当に高速化した。自動両面印刷ユニットもオプションで用意する。

『hp deskjet 948c』
『hp deskjet 948c』

そのほかの主な仕様としては、インターフェースとしてUSB 2.0とパラレルポートを備え、給紙トレーには普通紙を最大100枚セット可能(はがきの場合は30枚)。サイズは幅440×奥行き250×高さ196mmで、重さは約5.72kg。対応OSはWindows 95/98/Me、Windows NT4.0/2000/XP、Mac OS 8.6以降。なお、Windows XPにはHPとマイクロソフトが共同開発したプリンタードライバーソフトが付属しており、Windows XPパソコンにdeskjet 948cを接続するだけで自動インストールされる。なおWindows XPの発売後、日本HP純正のXP対応ドライバーを提供する予定。このドライバーは、印字品質など基本的な部分は変わらないが、プリンターの調整機能などを備えているとしている。価格は3万7800円で10月13日発売予定。

コスト重視モデル『hp deskjet 845c』

deskjet 845cは、コストを抑えながら、その中で静音性、高画質などの性能のバランスをとった『deskjet 840c』の後継機種。deskjet 840cではモノクロとカラー両方のインクカートリッジをセットしなければエラーとなって動作しなかったが、deskjet 845cではモノクロカートリッジだけをセットしてのモノクロ印刷が可能になった。

『hp deskjet 845c』
『hp deskjet 845c』

主な仕様は、最高印刷解像度は600×1200dpi、最高印刷速度A4モノクロ印刷時毎分8枚、A4カラー印刷時毎分5枚。インターフェースはUSB 2.0のみ、給紙トレーには普通紙を最大100枚セット可能(はがきの場合は30枚)。サイズは幅446×奥行き355×高さ185mmで、重さは約5.5kg。対応OSはWindows 95/98/Me、Windows NT4.0/2000/XP、Mac OS 8.6以降。なお、Windows XPにはHPとマイクロソフトが共同開発したプリンタードライバーソフトが付属しており、Windows XPパソコンにdeskjet 845cを接続するだけで自動インストールされる。なおWindows XPの発売後、日本HP純正のXP対応ドライバーを提供する予定。このドライバーは、印字品質など基本的な部分は変わらないが、プリンターの調整機能などを備えているとしている。価格は2万2800円で10月13日発売予定。

2.5インチカラー液晶ディスプレー搭載『hp photosmart 1315』

photosmart 1315は、コンパクトフラッシュスロット(Type I/II。マイクロドライブ対応)、スマートメディアスロットに加えてメモリースティックスロットを備え、パソコンなしで各メディアに保存された画像を直接印刷できるプリンター。『photosmart 1215』の後継機種で、2.5インチのカラー液晶ディスプレーを搭載して、画像を直接確認しながら、色調整やトリミングなどの加工を行なえるようになった。液晶ディスプレーは漢字表示に対応している。

『hp photosmart 1315』
『hp photosmart 1315』

『deskjet 990cxi』相当のプリントエンジンを搭載し、最高印刷解像度は1200×2400dpiでphotosmart 1215と同じだが、最高印刷速度をA4モノクロ印刷時毎分15枚から17枚に、A4カラー印刷時毎分12枚から13枚に高速化した。自動両面印刷ユニットもオプションで用意する。

本体右側にコンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティックの各スロットを備える
本体右側にコンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティックの各スロットを備える

そのほかの主な仕様としては、インターフェースとしてUSB 1.1、パラレルポート、IrDAポートを備え、給紙トレーには普通紙を最大150枚セット可能(はがきの場合は45枚)。サイズは幅440×奥行き375×高さ204mmで、重さは約6.5kg。対応OSはWindows 95/98/Me、Windows NT4.0/2000/XP、Mac OS 8.6以降。価格は6万9800円で10月13日発売予定。

液晶ディスプレーには漢字でメニューを表示する
液晶ディスプレーには漢字でメニューを表示する

(編集部 佐々木千之)


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