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ソニー、“バイオ”デスクトップ秋モデルを一斉発表


2001年10月12日

新バイオMXがついに正式発表

ソニー(株)は12日、デスクトップパソコン“バイオMX”、“バイオRX”、“バイオLX”、“バイオJ”の2001年秋モデル新製品をそれぞれ発表した。

今回のバイオ秋モデルに共通するポイントは、デスクトップパソコン、ノートパソコンとも全機種がOSにWindows XPを採用していること。スタートメニューからVAIOオリジナルソフトウェア一覧を表示できるといった作り込みも行なわれている。

9月12日の“Net MD”(USB経由でパソコンとMD機器を接続するインターフェース規格)準拠のMD機器発表に伴い、参考出展という形で公開された新“バイオMX”『PCV-MXS1』の詳細が本日正式に発表された。バイオMXは、パソコン本体そのものにMDデッキやFMチューナー、アンプなどを搭載したAV一体型デスクトップPC。

バイオMX
デザインが一新されたバイオMX。従来機種はPC本体の電源を落としてもオーディオ機能を利用できる“オーディオモード”が用意されていたが、今回の秋モデルはすべての機能にCPUパワーやHDDを利用するため、オーディオモードは搭載されていない

『PCV-MXS1』は、専用設計の新サウンド回路“Sony Digital Audio System”を内蔵、MDやCD、HDD、FM、TVなど、その時に必要なデバイス同士を直結させてサウンド処理を行なうため音の劣化がないという。また、例えばCDからHDDへ曲をダビング中にWindowsのエラー音が鳴っても、CDとHDDが直結しているためエラー音は録音されない。

さらに、6バンドのデジタルパラメトリックイコライザー(増減させる周波数や可変幅を設定できるイコライザー)を搭載する。(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントのスタジオレコーディングエンジニアがチューニングしたプリセットパターン(ポップ、ロック、クラシック、ジャズ)や、周波数を1Hz単位で変更できるユーザーモードなどが用意されている。

また、音楽再生/管理/転送用の統合オーディオソフト『Sonic Stage Premium』をプレインストールしており、HDDやCD、MD、メモリースティック、FMチューナー、外部入出力など、バイオMXの各種デバイスをコントロールできる。

画面上部には各デイバスのアイコンが用意されており、例えばCDからHDDにダビングする場合は、CDアイコンをHDDアイコンにドラッグすると、CDからHDDへのダビング画面が表示されるといった直感的な操作が可能となっている。

コーデックは、OpenMG(ATRAC3)、WAVE、MP3、Winodws Media Audioから選択できる。HDD内にCD曲名データベース(8万件収録)を搭載しており、音楽CDを挿入すると自動的に合致する曲名データを表示する。新譜CDなど合致する曲名がない場合は、インターネット上のCD情報サイトにアクセスして最新データを取得できる。CD-TEXTおよびCD Extraにも対応する。

また、Net MDに対応しており、HDDからMDへのダビングも可能。HDD内のATRAC3データをバルク転送(本来別々に転送されるデータを一括して転送する方式)でMDに書き込むため、従来より高速でダビングできるという。

そのほか、Sonic Stage Premium上でCD-R/RWに音楽データを書き込んで音楽CDを作成したり、プレイリストに登録されているMP3ファイルを書き出してMP3 CD(MP3ファイルを含んだCD-ROM)を作成することも可能。

さらに、実在する有名音楽ホールなどの音響空間を再現するソニー独自のリバーブアルゴリズム“AirSampler”を搭載、コンサートホールや教会、録音スタジオ、銭湯など世界各地でサンプリングした8種類の音響空間特性(インパルス応答)データをプリセットする。

“AIR-S/C(Acoustic Impulse Response Sampling and Convolution)”エンジンを利用することで、これらの音響空間特性データを残響音エフェクトとしてサウンドに付加でき、あたかもコンサートホールで演奏しているかのような響きのある音を再生できる。

本体仕様は、CPUにPentium 4-1.5GHzを採用、256MBのメモリー(SDRAM)と、80GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載する。チップセットはインテル845チップセットで、グラフィックスアクセラレーターは米NVIDIA社のGeForce2 MX、ビデオメモリーは32MB(SDRAM)。CD-ROM読み込み32倍速、CD-RW読み込み20倍速、DVD-ROM読み込み8倍速、CD-R/RW書き込み8倍速のCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを装備する。

TVチューナー内蔵のMPEG-2リアルタイムエンコーダーボードを搭載しており、ビデオキャプチャー機能を備える。TVチューナーはVHF/1〜12チャンネル、UHF/13〜62チャンネル、CATV/C13〜C63チャンネル、ステレオ放送、2ヵ国語放送に対応。入出力端子はビデオ入出力、オーディオ入出力、TVアンテナコネクター。圧縮モードは、高画質モード(17分で1GB)、標準モード(34分で1GB)、ビデオCDモード(94分で1GB)から選択可能。

オーディオ機能としては、音楽用レコーダブルMDドライブ、FM文字多重放送チューナー、D/Aコンバーター、音質調整機能、スペクトラムアナライザー、20W+20Wのアンプ、木製キャビネットを採用した2-wayバスレフスピーカーを備えている。

内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。マジックゲート対応メモリースティックスロットも装備する。

外部接続端子(背面)は、i.LINK(S400)、USB×1、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、キーボード、マウス、ディスプレー出力、プリンター、シリアル、、モデム用モジュラージャック、光デジタルオーディオ入出力、FMアンテナ、ライン入出力、、スピーカー。外部接続端子(前面)は、ヘッドホン(金メッキ端子)、マイク、i.LINK(S400)、USB。

本体サイズは、幅192×奥行き382×高さ346mm、重量は11.5kg。OSはOSにWindows XP Home Edition。キーボードやマウスのほか、専用リモコンなどが付属する。

なお、PCV-MXS1本体に、“15型TFTデジタル液晶ディスプレー”が付属する『PCV-MXS1L5』も用意される。両モデルとも10月27日発売。価格はオープンプライスで、推定小売価格は、PCV-MXS1が24万円前後、PCV-MXS1L5が30万円前後。

(編集部 桑本美鈴)


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