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松下、AVノートパソコン“人(ヒト)”シリーズの新製品を発売

2001年10月18日 17時06分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)は18日、AVノートパソコン“人(ヒト)”シリーズの新製品『CF-X10R』と『CF-X10V』を11月15日に発売すると発表した。両機種とも、OSにWindows XP Home Editionを採用している。

AVノートパソコン“人”シリーズ新製品
AVノートパソコン“人(ヒト)”シリーズの新製品『CF-X10R』と『CF-X10V』。両機種とも本体デザインは同じ。本体カラーが既存機種のシルバーから濃紺に変更され、シックなデザインとなっている

14.1インチXGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/約1600万色)を装備しており、液晶部は、動画や静止画表示時にバックライト輝度や映像信号を自動調整することで、明るい部分はクリアに、暗い部分は黒浮きを抑えてより暗く表示し、鮮明な映像を楽しめる“液晶AI搭載ビジュアルブライト液晶”を採用する。従来機と比較し輝度を約2倍に上げたことで、明るさがアップしたという。表示モードは、標準モードのほか、輝度や色表現を最大限にアップしコントラストが強く鮮やかな映像表示が可能な“ビジュアルモード”、映画などに多い暗いシーンを階調豊かに表現できる“シネマモード”が用意されている。

また、デジタルカメラなどで撮影した画像を利用してアルバムやスライドショーを作成できるオリジナルソフト『画贈屋さん』がバージョンアップし、『画贈屋さん3』となった。『画贈屋さん3』には、写真を絵画のような画像に変換できる新ツール『絵かき屋さん』が追加された。絵かき屋さんは、任意の写真画像に、絵画のようなエフェクトを付加できるもので、“水彩”“油彩”“パステル”“色鉛筆”“コラージュ”など8種類の絵画タッチから選択可能。例えば“水彩”を選択しOKボタンを押すと、オリジナル写真画像に水彩エフェクトをかけた画像ファイルが新たに作成される仕組みとなっている。

さらに、目的に合わせてAVアプリケーションを選べる“AVボタンメニュー”に、初心者向けの“初級モード”が追加された。初級モードでは、アプリケーションを起動すると、操作手順を紹介するウインドーを同時に表示するため、手順を見ながら操作することが可能。そのほか、文字やアイコンを、“標準”“大きい”“特大”から選択するだけで拡大表示できる“文字・アイコンの拡大表示”機能を搭載する。

ハイグレードモデルの『CF-X10R』は、CPUにIntel SpeedStepテクノロジー対応モバイルPentium III-850MHzを採用、スタンダードモデルの『CF-X10V』はモバイルCeleron-750MHzを採用する。

両機種とも、128MB(SDRAM)のメモリーと30GBのHDD(Ultra ATA)を搭載、チップセットはIntel 440ZX AGPsetで、グラフィックスアクセラレーターはATIテクノロジーズ社のRAGE Mobility-M1、ビデオメモリーは8MB。

DVD-ROM読み込み8倍速、DVD-RAM読み込み2倍速、DVD-R読み込み2.5倍、CD-ROM読み込み24倍速、CD-R/RW書き込み8倍速のDVD-ROM/CD-RW一体型ドライブを装備する。また、3.5インチFDD(1.44MB/1.2MB/720KB対応)も備えている。

ポインティングデバイスは光学式トラックボール(直径16mm)とジョグホイール。ジョグホイール部の素材にはアルミを採用している。キーボードは87キー(キーピッチ19mm)で、年配者にも見やすいようキーの文字を大きくしたという。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)、PCカードスロットはTypeII×2またはTypeIII×1、SDメモリーカード/マルチメディアカードスロットも装備する。

インターフェースは、USB×2、外部ディスプレー出力、IEEE 1394(S400)×2、S映像出力、ビデオ出力、モデム用モジュラージャック、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、マイク入力、オーディオ出力、ライン入力、光出力。

バッテリー駆動時間は、『CF-X10R』が約2時間、『CF-X10V』が1.6時間。本体サイズは幅310×奥行き270×高さ42mm、重量は3.4kg。

両機種とも11月15日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想価格は、『CF-X10R』が23万円前後、『CF-X10V』が20万円前後。

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