このページの本文へ

ソニー、“it WEGA”などTVチューナー内蔵ディスプレー新機種を発表

2001年11月12日 15時03分更新

文● 編集部 桑本美鈴

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニー(株)は12日、TVチューナーを内蔵し、AV機器やパソコンに接続して利用できる新型のCRTディスプレー“it WEGA”『PED-W17M』、およびTVチューナー内蔵の15インチTFTカラー液晶ディスプレー『SDM-N51AV』を発表した。

AVとITの融合製品“it WEGA”

“it WEGA”『PED-W17M』は、TVやビデオ、ゲーム機、パソコンに接続することで高画質で楽しめるパーソナルエンターテインメントディスプレー。コンピューターディスプレーをベースに開発し、コンピューターディスプレーの高精細とテレビの明るさの両立を実現したという。

it WEGA
“it WEGA”『PED-W17M』。TVチューナーは専用ボックスに内蔵。また、CRTディスプレー特有の奥行きを感じさせないよう、本体側面に鏡のようなステンレス磨き加工を施し、回りの環境に溶け込むような工夫をしている

ハイコントラストARコーティングの17インチ平面ブラウン管“FDトリニトロン”を搭載し、AGピッチは0.24~0.25mm。最大輝度は、パソコンモードで300cd/m2、TV/ビデオモードで500cd/m2となっている。

TVチューナーの受信チャンネルはVHF:1~12チャンネル、UHF:13~62チャンネル、CATV:C13~C35。720pや1080iといったデジタルハイビジョン放送を、マルチスキャン技術により画素変換を行なわずに映像再生できるほか、通常のTV放送映像をハイビジョンに近い映像に作り換える回路“DRC”により、480i信号も4倍密映像に変換可能。

TV/ビデオモードでの入力端子は、D4端子、ビデオ入力×2、Sビデオ入力×2、AVマルチ入力。出力端子は音声出力(内蔵スピーカー1W+1W)とヘッドホン出力。

パソコンモードでの最大解像度は1280×1024ドット。水平走査周波数は30~70kHz、垂直走査周波数は48~120Hz。信号入力端子はD-Sub 15ピン×1。明るさ/コントラストや水平/垂直位置などを設定できる画面調整機能を搭載する。

消費電力はTV/ビデオモードで135W、パソコンモードで120W。本体サイズは幅448×奥行き434×高さ425mm、重量は22kg。12月1日発売で、価格はオープンプライス、編集部による予想小売価格は13万円前後。

スタンド型の液晶ディスプレーも発売

『SDM-N51AV』は、TVチューナーとビデオ入力端子を搭載し、パソコンやTV/ビデオ、ゲーム機を接続可能なマルチエンターテインメントディスプレー。“DPSS(Digital Progressive Signal conversion System)-II”チップにより、地上波映像を高画質で表示できるほか、立体音響システム“WOW”を搭載し、臨場感のあるサウンドを楽しめる。

液晶ディスプレー
15インチ液晶ディスプレー『SDM-N51AV』。スタンド部を傾けることでフォトスタンド型にすることも可能

最大解像度は1024×768ドット。最大輝度は450cd/m2。視野角は左右140度/上下120度。チルト角は0~90度、フォトスタンド時で0~50度。水平走査周波数は30~61kHz、垂直走査周波数は48~85Hz。信号入力端子はDVI-I×1、音声入力ステレオミニジャック×1、音声出力は内蔵スピーカー(2W+2W)。

TVチューナーの受信チャンネルはVHF:1~12チャンネル、UHF:13~62チャンネル、CATV:C13~C35。入力端子はビデオ入力、S映像入力、D2端子。本体サイズは幅364×奥行き190×高さ343mm、重量は3.8kg。消費電力は39W。12月1日発売で、価格はオープンプライス、編集部による予想小売価格は11万円前後。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン