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NEC、8MbpsのADSLモデム内蔵のワイヤレスLAN対応ルーター『AtermWDR85FH/GS』などを発売

2002年01月15日 21時28分更新

文● 編集部

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日本電気(株)とNECアクセステクニカ(株)は15日、ワイヤレス対応ブロードバンドルーター“WARPSTAR⊿(デルタ)“シリーズの新製品として、8MbpsのADSLモデムを内蔵した『AtermWDR85FH/GS』3モデルの販売を同日付けで開始すると発表した。2月上旬に出荷を開始する。

『AtermWDR85FH/GS』(右)と『WL11CA』(左)
『AtermWDR85FH/GS』(右)と『WL11CA』(左)

『AtermWDR85FH/GS』は、Annex C準拠の8Mbps(G.dmt)と1.5Mbps(G.lite)に対応したADSLモデムを内蔵するブロードバンドルーター。米GlobeSpan Virata社製のADSLモデムチップを搭載しており、実測値で15Mbpsのスループットを持つという。WAN側のインターフェースは10/100BASE-TX×1。LAN側は10/100BASE-TX×4のスイッチングHubとUSBポート×1。PPPoA/PPPoEに対応し、DHCPサーバー/クライアント、DNSフォワーディング、IPパケットフィルタリング、アドバンストNAT(IPマスカレード機能)のほか、複数のパソコンからブロードバンド接続やダイヤルアップ接続を使い分ける“マルチライン”、利用するアプリケーションごとにTCP/UDPポートを設定できる“アプリケーションプロファイリング”などの機能を利用できる。

また、IEEE1802.11b準拠のワイヤレスLANカード『WL11CA』を装着すれば11MbpsのワイヤレスLANにも対応する。セキュリティーは128bitWEPをサポートする。子機として、USBボックス、ワイヤレスLANカード、『ETHERNETボックス』を利用できる。

電源はAC100Vで消費電力は最大13W。本体サイズは幅25×奥行き157×高さ215mm、重量は約650g。本体にはワンタッチで接続を切断する“切断ボタン”を搭載する。製品には、ウェブブラウザーで設定を行なうソフト『クイック設定WEB』や接続/切断をコントロールする『アクセスマネージャ』、利用環境に応じたガイダンスを行なうユーティリティー『らくらくアシスタント』、ウイルス検出ソフト『ウイルス警備隊V3(試用版)』が付属する。同社では、Windows Messengerを利用するための“ユニバーサルプラグ&プレイ(UPnP)”への対応も予定しているという。

『AtermWDR85FH/GS ワイヤレスLANベース』は、本体に、本体用ワイヤレス拡張カードを1枚同梱したアクセスポイントモデル。『AtermWDR85FH/GS ワイヤレスLANセット(カードセット)』は、本体に、本体用のワイヤレス拡張カードとパソコン接続用カードを1枚ずつセットにしたワイヤレスカードセットモデルとなる。

『AtermDR30F/CE』と『AtermDR35FH/CE』
『AtermDR30F/CE』(左)と『AtermDR35FH/CE』(右)

併せて、現在販売中のADSLモデム内蔵ルーター『DIRECTSTAR⊿』シリーズに、8Mbps対応の『AtermDR30F/CE』と『AtermDR35FH/CE』の2機種を追加する。ともに米Centillium Communications社製のADSLモデムチップを搭載。WANプロトコルは、PPPoA/PPPoE/IPoAに対応する。ポートマッピング、IPマスカレード、DHCPサーバー、ProxyDNS、IPパケットフィルタリングなどの機能を搭載する。設定はウェブブラウザーで行なえる。電源はAC100Vで消費電力は最大約14W、ACアダプターが付属する。本体サイズは幅31×奥行き172×高さ172mm、重量は約900g。『AtermDR30F/CE』はLAN側が10BASE-T×1で、『AtermDR35FH/CE』はLAN側が10/100BASE-TX×4のスイッチングHubとなっている。

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