ソニー(株)は31日、ノートパソコン“バイオノート505”、“バイオノートSR”、“バイオQR”の春モデル新製品をそれぞれ発表した。
バイオノート505は、B5サイズのノートパソコンシリーズ。今回発表されたのは『PCG-R505S/PD』と『PCG-R505J/BD』の2モデル。いずれもCD-RW/DVD-ROM一体型ドッキングステーション同梱モデルとなっている。また、ユーザーからの要望に応え、上位モデルのPCG-R505S/PDはOSにWindows XP Professionalを採用している。下位モデルのPCG-R505J/BDはWindows XP Home Editionを採用し、Office XP Personalをプレインストールする。
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| B5サイズのノートパソコン“バイオノート505” |
PCG-R505S/PDは、CPUに拡張版インテルSpeedStepテクノロジー対応モバイルインテルPeuntium III-1GHzを採用、40GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載する。PCG-R505J/BDは、CPUにモバイルインテルCeleron-800AMHzを採用、30GBのHDD(Ultra ATA/100を搭載する。CPUの高性能化に対応するため、大型の放熱機構を新たに開発した。ファンとヒートシンクを一体化したことで音が静かになったという。
2モデルとも、256MBのメモリー(SDRAM)を搭載する。チップセットはIntel 830MGチップセットで、グラフィックスアクセラレーターはチップセットに内蔵、ビデオメモリーは32MBでメインメモリーと共有。12.1インチXGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)を装備する。また、2モデルとも2.4GHzワイヤレスLAN機能(IEEE 802.11/802.11b準拠)を本体に内蔵する。最大通信速度は約11Mbpsで、見通し距離は最長100m。
外部接続端子は、USB×2、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、ステレオヘッドホン出力、マイク入力、モデム用モジュラージャック、外部ディスプレー出力、ドッキングステーション用端子、バイオ関連製品専用DC OUT。マジックゲート対応メモリースティックスロットを装備する。ポインティングデバイスはインテリジェントタッチパッドとセンタージョグ。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)、PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。
本体サイズは幅279.5×奥行き239×高さ33.8mm、重量は1.98kg。電源はACアダプターまたはリチウムイオンバッテリーで、バッテリー駆動時間は、PCG-R505S/PDがバッテリーパックL利用時で2.5～4時間、バッテリーパックLLL利用時で6～8.5時間。PCG-R505J/BDがバッテリーパックL利用時で2～3.5時間、バッテリーパックLLL利用時で4～7.5時間。
付属のドッキングステーションは、CD-ROM読み込み24倍速、CD-RW読み込み12倍速、DVD-ROM読み込み8倍速、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速のCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブと、3.5型FDD(1.44MB/720KB)を搭載する。外部出力端子は、USB×2、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、プリンター、シリアル、外部ディスプレー出力、ドッキングステーション用端子。本体サイズは279.5×奥行き235×高さ21.5mm。重量は1.08kg。
2モデルとも2月16日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は、PCG-R505S/PDが28万円前後、PCG-R505J/BDが20万円前後。
なお、ソニースタイルドットコム・ジャパン(株)が運営するECサイト“ソニースタイル”では、バイオノート505のソニースタイルオリジナルモデル『PCG-R505S/PS』を用意する。PCG-R505S/PSは、上位モデルのPCG-R505S/PDをベースとしたモデル。ドッキングステーションが付属しない本体単体モデルで、メモリーを256/384MBから選択できる。その他の本体仕様はPCG-R505S/PDと同じ。
企業ユーザー向けモデルも登場
またソニーは、ビジネスパーソナル向けモデル『PCG-R505VJ/K』も発表した。バイオビジネスパーソナル向けモデルは、ビジネスシーンにおけるパーソナルな活用を想定して発売するパソコンシリーズ。バイオは家庭用/個人用パソコンシリーズだが、企業内でもバイオを利用したいというニーズに応えるため、オフィス用の特別モデルとしてビジネスパーソナル向けモデルを提供している。本体の特徴として、OSにWindows 2000 Professionalを採用、またバイオオリジナルソフトはインストールされていない。
今回発表されたPCG-R505VJ/Kは、PCG-R505J/BDをベースとしたもの。OSはWindows 2000 Professionalで、メモリーは128MB。バイオオリジナルソフトは付属しない。その他の本体仕様はPCG-R505J/BDと同じ。3月4日発売で、予想価格は15万円前後。
このビジネスパーソナル向けモデルは、現時点では店頭およびソニースタイルでは販売されず、専用の販売ルートを設けて企業ユーザー向けに提供される。問い合わせ窓口はVAIOホームページまたはVAIOビジネスダイヤル(Tel.03-5792-3163)。
