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三洋電機、“動画デジカメ”『DSC-MZ2』を発売

2002年02月26日 17時10分更新

文● 編集部

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三洋電機(株)は26日、“動画デジカメ(愛称)”として、211万画素CCDを搭載したデジタルカメラ『DSC-MZ2』を3月15日に発売すると発表した。価格は6万2000円。

『DSC-MZ2』
『DSC-MZ2』

『DSC-MZ2』は、2001年5月に発表したデジタルカメラ『DSC-MZ1』の後継機種で、4.4μmピッチの高感度CCD(1/1.8インチ211万画素、有効195万画素)と、第3世代高速画像処理用システムLSI『HRGP III(Hyper RISC Graphic Processor III)』を搭載し、基本画質を向上させた製品。

1回の露光で明暗2枚の画像を取り込み最適化処理することで“とび”と“つぶれ”を軽減し、暗部の滑らかな階調を実現する“ワイドレンジショット”、パソコンで設定した色調整値をカメラに書き込める“リアルカラーイコライザII”、トリミング印刷に対応し、リアルタイムの画素補間による300万画素(2000×1496画素)記録の“ピクトライズ300”の3つの高画質技術を向上させた“トリニティーリアル II”を搭載する。

また、1クリップ5分の動画を最大3時間ぶん記録できる“音声付動画クリップ”、毎秒10コマの連写が15枚まで行なえる“2メガ高速連写”などの機能も搭載する。動画撮影では、320モード/160モードの場合、高速画素数変換処理(ピクトライズ)によりMotion JPEG特有のノイズを低減させた“ピクトライズムービープレイ”を利用できる。そのほか、画像1枚あたり約4秒の音声を記録/追加できる“ボイスメモ機能”、最大15分の音声を記録できる“ボイスレコーダ機能”も利用可能。

レンズは、焦点距離f=7.25~20.3mm(35mmフィルム換算で35~98mm)の光学2.8倍ズーム。F値は2.8~F4.8。最短撮影距離は50cmで、マクロでは10cm(W端)、25~50cm(T)。シャッタースピードは静止画が16~1/1000秒、連写が1/10~1/10000秒。露出制御は、プログラムAE/シャッター優先/絞り優先/マニュアルで、測光方式は多分割/中央重点/スポット。感度は、ISO 100~400相当。デジタルズームは最大5倍。

記録媒体はコンパクトフラッシュ(Type I/II)、マイクロドライブ。記録フォーマットは、静止画がJPEG/TIFF(非圧縮形式)/DCF準拠でDPOF対応、動画クリップがQuick Time Movie(Photo-JPEG)、音声はWAVE(モノラル)。解像度は、静止画は最大2000×1496画素、動画クリップは最大640×480画素。

ファインダーは実像式光学ズームファインダーを装備し、モニター用に約11万画素の1.8インチ低温ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレーを搭載する。再生では最大31倍の再生デジタルズーム機能や回転表示機能が利用可能。

インターフェースは、USB(ストレージクラス)と、AV出力(NTSC/PAL対応)。ボディーカラーはシルバー。本体サイズは幅106×奥行き41×高さ63mm、重量は約230g。

製品には、専用AVケーブル、専用USBケーブル、『Sanyo Software Pack6.1 CD-ROM』、単3形ニッケル水素電池×2、ニッケル水素電池充電器、ハンドストラップが付属する。CD-ROMには、ユーリードシステムズ社の画像/動画管理ソフト『Ulead Photo Explorer』や、同社製のパノラマ画像合成ソフト『パノラマブティック・ライト』、パソコン上でカメラの色調整データを作成/保存する『リアルカラーイコライザon PC』などが収録されている。オプションで専用ACアダプターなども用意する。

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