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ソニー、新モバイルノートパソコン“バイオノートVX”『PCG-VX7/BD』を発売

2002年03月11日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は11日、ノートパソコンの新シリーズとして“バイオノートVX”『PCG-VX7/BD』を発表した。23日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は25万円前後。

バイオノートVXその1ノートパソコンの新シリーズ“バイオノートVX”。マグネシウム合金を採用し、直線的でクールなデザインとなっている

バイオノートVXは、14.1インチ液晶を採用した大画面ながら薄型/軽量化を図った新モバイルノートパソコン。14.1インチXGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)を搭載し、本体サイズは幅312.8×奥行き261.5×高さ33.1(最薄部17.7)mm、重量2.0kgとなっている。ヒートパイプとアルミのダイキャストを一体成型した独自の放熱機構“Advanced Cascade Cooling Unit”を搭載することで、ユニットの熱効率の向上と軽量化を同時に実現したという。

CPUに拡張版インテルSpeedStepテクノロジー搭載低電圧版モバイルインテルPentium III-850MHz-Mを採用し、チップセットはIntel 815EMチップセット(グラフィックスアクセラレーター内蔵)。このCPUとチップセットの組み合わせはインテルの協力により実現したもので、これによりハイパフォーマンスながらバッテリーの長時間駆動が可能になったという。バッテリー駆動時間はリチウムイオンバッテリーのバッテリーパック(L)使用時で3.5~5.5時間、バッテリーパック(LLL)使用時で7.0~11.0時間となっている。

バイオノートVXその2
“バイオノートVX”『PCG-VX7/BD』

256MBのメモリー(SDRAM)と30GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載し、i.LINK対応のCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブ(CD-ROM読み込み24倍速、CD-RW読み込み12倍速、DVD-ROM読み込み8倍速、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速)が付属する。さらに、本体に2.4GHzワイヤレスLAN(IEEE 802.11/802.11b準拠、WiFi適合)を内蔵しており、最大通信速度は11Mbps、通信見通し距離は最長100m、無線チャンネルは1~11から選択できる。

外部接続端子は、USB×2、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、外部ディスプレー出力、ステレオヘッドホン出力、マイク入力、モデム用モジュラージャック、バイオ関連製品専用DC OUT。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)で、マジックゲート対応メモリースティックスロットも装備する。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。ポインティングデバイスはインテリジェントタッチパッドとバックボタン付きセンタージョグ。OSはWindows XP Home Editionで、Office XP Personalをプレインストールする。

英字配列キーボード
なお、ソニーマーケティング(株)が運営するECサイト“ソニースタイル”では、日本語配列キーボード/英字配列キーボードを選択可能。写真は英字配列キーボードを装備したバイオノートVX

2.4GHzワイヤレスLANカードも発売

また同社は、既存のバイオノートに同梱する形で提供していた2.4GHzワイヤレスLANカードを、単体製品『PCWA-C150S』として23日に発売すると発表した。突出部が小さいスリムなデザインのため、既存のバイオRXやバイオJXでは、カードを挿入後フタを閉めて利用できる。対応OSはWindows Me/2000/XP。価格はオープンプライスで、編集部による予想小売価格は1万円前後。

ワイヤレスLANカード
2.4GHzワイヤレスLANカード『PCWA-C150S』

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