このページの本文へ

ナナオ、3メガピクセル対応の医療画像読影用モノクロ液晶ディスプレーシステムを発売

2002年03月20日 16時33分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)ナナオは20日、CR(X線)、MRI/CT、DSAなどの医療画像読影用モノクロ液晶ディスプレーシステムを4月1日に発売すると発表した。価格はオープン。

モノクロ液晶ディスプレーシステム
医療画像読影用モノクロ液晶ディスプレーシステム

同システムは、3メガピクセル(QXGA:1536×2048ピクセル)対応の20.8インチモノクロ液晶ディスプレー『FC-2091』、キャリブレーションソフト『DR.KAL』、キャリブレーション用フォトセンサー『DTP92』(オプション)、デュアルスクリーン対応のディスプレーコントロールカード『VREngine/MD3』/『VREngine/MD3S』(オプション)で構成される。

『FC-2091』は、Dual Domain-IPS構造の20.8インチモノクロ液晶パネルを採用する。輝度は650cd/m2、コントラスト比は600:1、視野角は上下左右170度。水平周波数は92.86~96.72kHz、垂直周波数は60Hz。画素ピッチは0.207mm。階調表現は10.5bitに対応(1531階調の中から256階調表示)。システム起動とともに短時間で輝度を安定させるという“輝度ドリフト補正機能”、環境温度や経時変化による輝度変化に対し、ブライトネスを補正する“ブライトネス自動制御機能”(同社独自の調光制御回路を採用)を搭載する。ベゼル幅は約24mm。高さ調整機能付きスタンドが付属するほか、電源部を背面部に収納したことで、ACアダプターが不要となる。キズや汚れを防止する専用保護パネル『FW-08』も装備する。入力端子はDVI-D(24ピン、デジタルのみ)。本体サイズは幅368×奥行き209×高さ520~592mm、重量は9.5kg(スタンド部を含む)。UL2601-1など各種医療規格に適合する。

『DR.KAL』は、米Data Ray社製のキャリブレーションソフト。オプションのフォトセンサー『DTP92』(米X-Rite社製)と使用することで、グレイ階調設定が可能になるほか、ディスプレー間の輝度の誤差を一致させるなど一定の輝度での使用が可能になる。対応OSはWindows NT 4.0(SP6以降)/2000 Professional。

『VREngine』は、(株)リアルビジョン製の3メガピクセル(QXGA)対応ディスプレーコントロールカード。新開発のASIC搭載により表示速度が高速化されたという。DualHead出力によるデュアルスクリーン表示やポートレート/ランドスケープ表示が可能。インターフェースはDVI-D、バスインターフェースはPCIバス。対応OSは、MD3がWindows NT 4.0 Workstation(SP6以降)/2000 Professional、MD3SがSolaris 8(SPARC)以降。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン