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キヤノン、普及価格帯のフラットベッドスキャナー“LiDEシリーズ”3機種を発表

2002年09月02日 14時20分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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キヤノン(株)およびキヤノン販売(株)は2日、受光素子にCMOSセンサーを採用したCIS(コンタクトイメージセンサー)タイプのA4原稿対応フラットベッドスキャナーの新製品として、『CanoScan LiDE 50』『同 LiDE 30』『同 LiDE 20』を発表した。発売時期はLiDE 50が10月上旬、LiDE 30/20が9月上旬を予定。価格はLiDE 50が2万800円、LiDE 30が1万6800円、LiDE 20が1万4800円。

“LiDE(ライド)”は、CISタイプのCanoScanシリーズに共通して付けられた新しい愛称で、高画質化を図るためにCISタイプスキャナーで採用されているキヤノンの独自技術“LED Indirect Exposure”の略。実売2万円を切る低価格によって、家庭へのさらなる普及・浸透を目指して愛称を付けたという。

『CanoScan LiDE 50』
『CanoScan LiDE 50』

LiDE 50は、USB 2.0(High Speedモード、480Mbps)インターフェースを搭載、スキャン領域を複数指定して1回の走査でまとめてスキャンできる“ワンパスマルチスキャン”機能、PDFファイル出力機能などを新たに採用する。USB 2.0採用により、従来のUSB 1.1接続に比べて、600dpiのA4スキャンが117秒→47秒(同社実測値)に高速化が可能になったという。また、原稿を固定する圧板の付け根が2段ヒンジになっており、最大32mmの原稿を押さえることが可能。本体前面に4つの“EZボタン”を持ち、パソコンに接続されたプリンター(キヤノン製、フチなし印刷対応PIUXシリーズ)でスキャン結果を直接印刷する“COPY”、ファイルとして保存する“SCAN”、PDFファイルを作成する“FILE”、MAPI対応のメールソフトと連動し、添付してメール送信の準備を行なう“E-MAIL”の4機能がワンタッチで実行できる。また、付属ユーティリティーソフトで割り当てる機能の変更も可能。

光学解像度は1200×2400dpi(ソフトウェア補完で最大9600dpi)、読み取り階調はRGB各16bitで各8/16bit出力に対応。

パッケージには、アークソフトの画像編集・管理ソフト『PhotoStudio』『PhotoBase』(Windows/Macintosh対応)、メディアドライブのOCRソフト『e.Typistエントリー』(Win/Mac)『ExcelOCR体験版』(Win)『ピタッとフォーム体験版』(Win)および画像ファイリングソフト『やさしくファイリングエントリー』(Win)、アドビシステムズの画像編集ソフト『Photoshop Elements』(Win/Mac)が同梱される。

本体サイズは幅258×奥行き374×高さ38mm、重量は約1.8kg。なお、スキャナー本体のUSB 2.0(High Speedモード)接続での動作は、パソコンに内蔵されたUSB 2.0ポートにつなぐ場合、対応OSはWindows XPのみ。キヤノン推奨の増設カード(※1)を利用してUSB 2.0(High Speed)ポートを増設した場合には、Windows XP/2000/Me(ただし、ドライバーに制限あり)(※2)となる。
USB 2.0(Full Speedモード、MacintoshではUSB 1.1)接続での対応OSはLiDEシリーズ3機種とも共通で、Windows XP/2000/Me/98、Mac OS X 10.1.3(ネイティブモード)/10.1.x(Classixモード)、Mac OS 9.x。

※1 キヤノン推奨のUSB 2.0増設カード アダプテック製『USB2connect 2000LP(AUA-2000LP)』『同 3100(AUA-3100LP)』『同 5100(AUA-5100)』『DuoConnect(AUA-3121)』

※2 USB 2.0 HighSpeed対応ドライバーの制限 上記アダプテック製増設カードを使う場合、アダプテック製ドライバーならWindows XP/2000/Meで動作可能だが、マイクロソフト製ドライバでは対応OSはWindows XP/2000でMeは非対応となる

『CanoScan LiDE 30』
『CanoScan LiDE 30』

LiDE 30は、USB 2.0(Full Speedモード=従来のUSB 1.1相当、12Mbps)インターフェースを持ち、“ワンパスマルチスキャン”機能、PDFファイル出力機能などを搭載する。前面には“COPY”“SCAN”“E-MAIL”の3つのEZボタンを持つ。

光学解像度は1200×2400dpi(ソフトウェア補完で最大9600dpi)、読み取り階調はRGB各16bitで各8bit(24bit)出力が可能。

同梱ソフトは、『PhotoStudio』『PhotoBase』『e.Typistエントリー』『ExcelOCR体験版』『ピタッとフォーム体験版』および画像ファイリングソフト『やさしくファイリング体験版』(Win)の6本。

本体サイズは幅256×奥行き383×高さ34mm、重量は約1.5kg。

『CanoScan LiDE 20』
『CanoScan LiDE 20』

LiDE 20は、USB 2.0(Full Speedモード、12Mbps)インターフェースに、“ワンパスマルチスキャン”機能、PDFファイル出力機能などを搭載する低価格普及モデル。前面のEZボタンは“COPY”“SCAN”“E-MAIL”の3つ。

光学解像度は600×1200dpi(ソフトウェア補完で最大9600dpi)、読み取り階調はRGB各16bitで各8bit(24bit)出力に対応。

同梱ソフトは、『PhotoStudio』『PhotoBase』『e.Typistエントリー』『ExcelOCR体験版』『ピタッとフォーム体験版』『やさしくファイリング体験版』の6本。

本体サイズは幅256×奥行き383×高さ34mm、重量は約1.5kg。

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