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ソニー、400万画素CCDとツァイスレンズ搭載の『DSC-F77』など“サイバーショット”3機種を発売

2002年09月03日 18時32分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は3日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品として、有効400万画素(総画素数410万)CCDと、単焦点のカールツァイス“ディスタゴン“レンズを搭載した『DSC-F77』と『DSC-FX77』、有効500万画素(総画素数520万)CCDと光学5倍ズームのカールツァイス“バリオゾナー”レンズを搭載したハイエンドアマチュア向けの『DSC-F717』を発売すると発表した。『DSC-F77』『DSC-FX77』を11月9日に、『DSC-F717』を10月12日に発売する。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『DSC-F77』が5万円前後、『DSC-FX77』が6万円前後、『DSC-F717』が12万円前後。

『DSC-F77』
『DSC-F77』

『DSC-F77』は、新設計のレンズブロックを採用し、AV出力/USB/ DC入力を1個のマルチ端子にまとめたほか、実装技術の向上などにより、従来機種の『DSC-F55DX』に比べて体積を約半分に小型化したのが特徴。レンズ部分は0~300度まで回転でき、本体に収納することが可能。電源ボタンだけでなく、レンズ部分の回転でも電源を入れることができる。搭載するCCDは1/1.8インチで、レンズは焦点距離f=7.65mm(35mmフィルム換算で37mm相当)、F値は2.8。最大3.5倍(640×480ドット時)のデジタルズーム機能“スマートズーム”を搭載する。最短撮影距離は50cm、マクロは10cm。シャッター速度は自動(1/30~1/1000秒)。起動時間を約0.9秒に高速化するとともに、高速アルゴリズムの採用によりオートフォーカスなどを高速化したことで、シャッタータイムラグは約0.35秒、撮影間隔は約1.7秒となっている。光学式ファインダーと、モニター用の12万3000画素の1.5インチTFT液晶ディスプレーを装備する。

記録媒体には、メモリースティック/メモリースティックDuoを利用する。記録解像度は、静止画が最大2272×1704ドット(JPEG/GIF)、動画(MPEG-1)が最大320×240ドットで、ビデオメールモード160×112ドット(別売の128MBのメモリースティックを利用すれば最大で連続約91分30秒の撮影が可能)。電源はインフォリチウムバッテリー『NP-FC10』を内蔵し、最大で連続100分、2000枚の撮影が可能(640×480ドット/液晶モニターOFF/フラッシュOFF/ノーマルモード)。本体はフラットデザインを採用し、サイズは幅92.6×奥行き27.0×高さ71.0mm、重量は152g。アプリケーションとして、静止画/動画加工編集ソフト『PIXELA Image Mixer Ver.1.0.2 for Sony』が付属するほか、USBクレードル、ACアダプター、16MBのメモリースティックなどを同梱する。

『DSC-FX77』
『DSC-FX77』

『DSC-FX77』は、『DSC-F77』をベースに、“サイバーショット”として初めてBluetoothの“BIP(Basic Imaging Profile)”に対応したのが特徴。同じ機種同士で画像データをワイヤレスで交換できるほか、将来的にはパソコンなどのBIP対応Bluetooth機能搭載機器との画像交換も行なえるようになるという。撮影機能などの基本機能はDSC-F77と同仕様。サイズは幅98.1×奥行き27.0×高さ71.0mm、重量は157g。

『VCL-07FE』
オプションのワイドコンバージョンレンズ『VCL-07FE』

DSC-F77/FX77用のオプションとして、ソフトキャリングケース『LCS-FEB』(価格は2300円)、ソフトキャリングケース『LCS-FEC』(3400円)、スポーツジャケット『SJK-FEB』(3500円)、ワイドコンバージョンレンズ『VCL-07FE』(8000円)、パソコンと直接接続するためのケーブル『VMC-15MU』(2000円)、テレビと直接接続するためののケーブル『VMC-15MR』(2000円)を用意する。ともに11月9日発売予定。

『DSC-F717』
『DSC-F717』

『DSC-F717』は、2/3インチの有効500万画素CCDと、光学5倍ズームレンズ“バリオゾナー”を搭載するハイアマチュア向けのデジタルカメラ。従来機種の『DSC-F707』が搭載していた暗所撮影やナイトフレーミングなどの機能を継承するほか、高速アルゴリズムを採用したことで、起動時間を1.4秒、シャッタータイムラグを0.65秒、撮影間隔を1.9秒に高速化したのが特徴。オート/プログラムオート/シャッター優先/絞り優先/マニュアル/シーンセレクション時に適正露出を判断するためのヒストグラム表示機能や、5つの距離枠をジョグダイヤルで選択できる新“マルチポイントAF”、マニュアルフォーカス用のフォーカスリングが、オートフォーカス時にズームリングとなる新ズームリングも搭載する。また、USBインターフェースがUSB 2.0に対応し、データ転送速度が従来機種の約1.5倍に高速化されたという。

ズームレンズは焦点距離f=9.7~48.5mm(35mmフィルム換算で38~190mm相当)、F値は2.0~4.0。最短撮影距離は50cm(W端)/90cm(T端)、マクロでは2cm(W端)/90cm(T端)。レンズ部分は上に77度、下に36度まで回転する。シャッター速度はオート/プログラムオートが30秒~1/2000秒、シャッター優先とマニュアルが30秒~1/1000秒。モニター用に12万3000画素の1.8インチTFT液晶ディスプレーを装備する。記録媒体はメモリースティック/メモリースティックDuoで、記録解像度は、静止画が最大2590×1920ドット(JPEG/TIFF/GIF)、動画(MPEG-1)が最大320×240ドットで、ビデオメールモード160×112ドット。

電源はインフォリチウムバッテリー『NP-FM50』を利用し、最大で連続3.5時間、3000枚の撮影が可能(640×480ドット/液晶モニターOFF/フラッシュOFF/ノーマルモード)。本体サイズは幅119.5×奥行き151.0×高さ68.9mm、重量は586g。アプリケーションとして、静止画/動画加工編集ソフト『PIXELA Image Mixer Ver.1.0.2 for Sony』が付属するほか、USBケーブル、ACアダプター、32MBのメモリースティック、レンズキャップなどを同梱する。

『VCL-HGD0758』
ワイドコンバージョンレンズ『VCL-HGD0758』
『VCL-HGD1758』
テレコンバージョンレンズ『VCL-HGD1758』
『LSF-H58A』
花形フード『LSF-H58A』

専用アクセサリーとして、ワイドコンバージョンレンズ『VCL-HGD0758』(2万8000円)、テレコンバージョンレンズ『VCL-HGD1758』(2万8000円)、花形フード『LSF-H58A』(5500円)、NDフィルターとMCプロテクターのキット『VF-58M』(6000円)、ソフトフィルターとクロススクリーンフィルターのキット『VF-58SC』(7000円)、本皮製ケース『LCJ-FHA』(6000円)、本体とアクセサリーを収納できるハードキャリングケース『LCH-FHA』(2万円)を用意する。発売は10月12日の予定。

『LCJ-FHA』
本皮製ケース『LCJ-FHA』

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