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松下、モバイルノートパソコン“Let'snote”の新製品を発表

2002年10月09日 17時24分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)は9日、個人向けモバイルノートパソコン“Let'snote LIGHT”シリーズの新製品として、“Let'snote LIGHT T1シリーズ”『CF-T1RDAXR』『CF-T1RCAXR』『CF-T1RWAXR』、および“Let'snote LIGHT R1シリーズ”『CF-R1NCAXR』を発表、都内で説明会を行なった(パソコン本体の詳細については別記事参照のこと)。

T1とR1
B5ファイルサイズのLet'snote LIGHT T1(左)と、B5サイズのLet'snote LIGHT R1(右)

T1シリーズは、R1シリーズの上位モデルとなるB5ファイルサイズモバイルノートパソコンで、R1シリーズの“軽量でバッテリー長時間駆動”というコンセプトを引き継ぎつつ、大画面化を図っている。12.1インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を搭載しながら、CF-T1RDAXRにおいては重量999gを実現する。キーボードもデスクトップパソコンと同等のキーピッチ19mmを確保している。さらに3機種ともUSB 2.0対応コネクター×2を装備する。CPUにはIntel SpeedStepテクノロジー対応超低電圧版モバイルPentium III-M-866MHzを採用。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.1.0)によるバッテリー駆動時間は5時間。

CF-T1RDAXRは標準で128MBのメモリー(SDRAM)と20GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載したモデル。CF-T1RCAXRは標準で256MBのメモリー(SDRAM)と40GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載したモデル。CF-T1RWAXRはCF-T1RCAXRに無線LAN機能(IEEE 802.11b準拠)を追加したモデル。CF-T1RCAXRとCF-T1RWAXRは、メモリーを最大512MBまで増設可能。

R1シリーズ『CF-R1NCAXR』は、B5サイズのモバイルノートパソコン。10.4インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を搭載しながら、重量960gを実現する。標準で128MBのメモリー(SDRAM/最大で384MB)と20GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載し、USBコネクターは、USB 2.0×1とUSB 1.1×1を装備する。CPUにはIntel SpeedStepテクノロジー対応超低電圧版モバイルPentium III-M-866MHzを採用。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、駆動時間は5時間。

さらに、T1シリーズ、R1シリーズとも、外装にマグネシウム合金を採用、HDDを緩衝材で包み込むなど堅牢性と耐衝撃性を強化している。OSはWindows XP Professional。いずれの機種も11月8日発売で、価格はオープンプライス。

また、T1シリーズ、R1シリーズとも、法人向けモデル“Let'snote PROシリーズ”において同様のラインナップで11月中旬より順次発売するという。この法人向けモデルでは、無線LAN内蔵モデルのほかにH"INモデル(DDIポケットの64kbpsデータ通信モジュール内蔵モデル)も用意される。OSもWindows XP ProfessionalとWindows 2000 Professionalを選択可能。さらに、3年間の無償保証サービスが提供される。

なお、松下ネットワークマーケティング(株)は、パナソニックパソコンのコミュニケーションサイト“マイレッツ倶楽部”で、Let'snote PRO T1シリーズと同R1シリーズを11月8日に発売、予約販売受付を本日より開始する。価格は、T1シリーズが19万5800円から、R1シリーズが18万800円から。

マイレッツ倶楽部では製品のカスタマイズが可能で、無線LAN機能の有無、HDDやメモリーの容量などを選択できる。また、サイドカバーやパッドリングのカラーオーダーも可能。さらにR1については、有償で本体天板カラーもメタリックブラック/メタリックブルー/レッドから選択できるサービスを期間数量限定で実施するという。

R1天板
マイレッツ倶楽部で提供されるR1シリーズ用の天板カラー
秋色
同じくマイレッツ倶楽部で提供されるサイドカバーとパッドリングの今秋限定カラー
秋色R1
秋限定カラーのサイドカバーとパッドリングを装備したR1シリーズモデル

同社AVC社ITプロダクツ事業部マーケティングセンター所長の伊藤好生氏は、「当社はモバイルを追求する“Let'snoteシリーズ”と、堅牢性を追求する“TOUGHBOOKシリーズ”を展開しているが、いずれも長時間バッテリー駆動とワイヤレス通信機能で他社製品との差別化を図っている。今回発表したLet'snote LIGHT T1シリーズは、年初より発売しているR1シリーズの兄貴分。軽量、長時間駆動ながら大画面化を実現した。Let'snoteは元気がないと言われるが、われわれはLet'snoteを止める気はない。これからも利便性を高め、復活を果たしたい。他社と品数を競って勝ち抜こうとは思っていない。モバイルノートパソコン市場でシェアNo.1を目指す」としている。

伊藤所長
松下電器産業AVC社ITプロダクツ事業部マーケティングセンター所長の伊藤好生氏

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