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日本HP、IAサーバービジネス戦略を二極化――中小企業向け製品を大幅値下げ


2003年1月8日

日本ヒューレット・パッカード(株)は8日、インテルアーキテクチャーサーバー(以下、IAサーバー)事業において、ターゲット市場を“ボリューム・ビジネス領域”と“バリュー・ビジネス領域”に分け、それぞれの市場に合わせた施策を両面展開する“二極化戦略”を推進すると発表、これに伴うボリューム・ビジネス領域での施策として大幅な価格改定を本日付けで実施した。

樋口氏
日本HP執行役員インダストリースタンダードサーバ統括本部長の樋口泰行氏

同社のIAサーバーは、メインの『hp ProLiant』シリーズと、低価格モデルの『hp server tc』シリーズの2ブランドで構成されている。同社はこれら2ブランドを核とし、IAサーバー事業の二極化戦略を行なうという。

主要ターゲットが中堅/中小規模の企業やSOHOとなるボリューム・ビジネス領域においては、同社のインターネット直販サイト“hp directplus”およびボリューム系販売パートナーを販売チャネルとし、競争力のある価格設定を行なうと共に、積極的な広告/プロモーション活動を展開するという。まず、本日付けで大規模な価格改定を実施、IAサーバー本体においてはhp ProLiant ML300、同 DL300、同 ML500の計45モデルで最大改定幅37%(例:『hp ProLiant ML370 T02 P1400-512K 256MB』改定前38万円→改定後24万円)、プロセッサーやメモリー、HDDといったオプションにおいては最大改定幅68%の値下げとなる。

主要ターゲットが大企業や中堅企業、官公庁、教育機関となるバリュー・ビジネス領域においては、同社の直販営業チームやバリュー系販売パートナーを販売チャネルとし、ユーザーの問題解決を前提とした統合的なシステムマーケティング戦略を展開するという。まず各種業態/業種やアプリケーション分野でキーとなるソフトを所有しているパートナーと“ソリューション・ブリッジ戦略”を推進していく。ソリューション・ブリッジ戦略は、同社のハードウェア製品やパートナーのソフト製品といったリソースを有機的に結び付けてシステムごとのコンソーシアムを運営し、同社とシステムインテグレーター、ソフトウェアパートナーが協調販売を行なうもの。共同検証や共同マーケティングプログラム、エスカレーションプログラムの構築、コンサルティングサービス、製品の共同企画/開発など、システム提供に関する広範な分野で包括的な協業体制を構築することが目的という。同社は、ソリューション・ブリッジ戦略の第1弾として、シトリックス・システムズ・ジャパン(株)と共同で“Server-based Computingコンソーシアム”を立ち上げ、『MetaFrame』を利用したシステムの拡販共同マーケティングを展開するとしている。

また同社は、2003年上半期にかけてIAサーバービジネスに関する新製品/新戦略を連続して発表するとしており、ラック型サーバー『hp PtoLiant DL』シリーズのラインナップ拡充やMicrosoft .NETにおける戦略、新ソリューションパッケージ製品、ブレード型サーバー『hp ProLiant BL』シリーズ新製品などの発表を予定しているという。

説明を行なった同社執行役員インダストリースタンダードサーバ統括本部長の樋口泰行氏は、「これからはますます効率的なIT投資が必要となる。そのためには順応するインフラストラクチャー(アダプティブインフラストラクチャー)が必須。サーバーやミドルウェア、データベース、ストレージといった各種コンポーネントをトータル的に組み合わせたオープンで順応なインフラを提供することで、市場に新風を送り込みたい」と語った。また、二極化戦略については「ローエンド製品についてはPC化が進んでおり、価格が第一に考えられるようになっている。ProLiantの設計思想は変わらないが、ターゲットをバリュー領域とボリューム領域に分け、ローエンドは価格を追求し、ハイエンドはバリューを追求していく」としている。

高柳社長
説明会の後に行なわれた懇親会には同社代表取締役社長の高柳肇氏が登場。「合併後の新生HPの戦略第1弾としてIAサーバーの大幅な値引きを行なう。IAサーバーのシェアを世界と同レベルに持っていきたい。数年前に強いメーカーが出現したが、それを突き放すためのプライスアクションだ」

(編集部 桑本美鈴)


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