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カシオ、3倍ズームレンズ搭載“EXILIM”を3月上旬に発売

2003年01月09日 16時52分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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カシオ計算機(株)は9日、カードタイプの薄型デジタルカメラ“EXILIMシリーズ”の新製品として、3倍ズームレンズと2インチ液晶ディスプレー、有効320万(総334万)画素CCDを搭載した『EXILIM ZOOM EX-Z3』を3月上旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は5万円前後。本体色はシルバーとメタリックグレーの2タイプが用意される。

EX-Z3は、沈胴式の光学3倍ズームレンズ(35mmフィルムカメラ換算時35~105mm)を搭載し、デジタル4倍ズームを併用することで最大12倍ズームでの撮影が可能なカード型デジタルカメラ。本体サイズは幅87×奥行き22.9×高さ57mm、重さは約126g(電池、付属品含まず)で、従来のEXILIMと比べると奥行き(厚み)が10.5mm、重量は39g増している。撮像素子は1/2.5インチの正方画素原色CCDで、最大2048×1536ドットの静止画記録が可能(JPEG形式)。記録媒体は本体に10MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、SDカード/MMCスロットを1基装備する。背面には2インチの液晶ディスプレーを持ち、光学ファインダーも内蔵する。320×240ドットの音声付動画撮影も可能で、1回あたりの記録時間は最大30秒(MotionJPEG圧縮のAVI形式)。電源は専用リチウムイオン充電池。なお、電池駆動時間(連続撮影枚数)は現在メーカーで計測中とのこと。

『EXILIM ZOOM EX-Z3』シルバー 『EXILIM ZOOM EX-Z3』メタリックグレー
『EXILIM ZOOM EX-Z3』。写真の本体色はシルバーこちらはメタリックグレー

測光方式や露出補正を撮影シーンごとにプリセットした21種類の“ベストショット機能”、1度のセットで3枚連続して撮影を行なう“トリプルセルフタイマー”、320×240ドットに縮小して内蔵メモリー内のフォルダーに保存できる“お気に入りフォルダー機能”などが特徴。ベストショット機能には、1人ずつ撮影して2ショット写真を合成できる“カップリングショット”や、事前に映した構図を液晶画面に表示してフォーカス位置などの設定をあらかじめセットすることで、他人に撮影を頼む際にも失敗が防げる“プリショット”などの新たなシーンが追加されている。また、撮影時の各種情報を画像データに付加するExifPrint(Exif 2.2)とPRINT Image Matching II(PIM II)、およびセイコーエプソン(株)の対応プリンターにUSBケーブルで接続するとパソコンなしで印刷できるUSB DIRECT-PRINTに対応する。

付属クレードル
付属のクレードルにセットしたところ

本体にはUSB接続のクレードルが付属。撮影後にカメラをクレードルにセットして、クレードルのボタンを押すと自動的にパソコンに画像を転送できるユーティリティーソフト『Photo Loader』(Windows/Macinsoth対応)や、フォトレタッチソフト『Photohands』(Windows用)などが同梱される。

カシオさん厚み以外は従来のEXILIMと変わらないEXILIM ZOOM。LSIを立体実装する“Stack MCM(Stack Multi-Chip Module)”技術により、高密度・高集積化を実現し、従来モジュールと比較して約40%削減できたという

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