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ペンタックス、有効610万画素のレンズ交換式一眼レフカメラ『PENTAX *ist D』を開発

2003年02月27日 15時43分更新

文● 編集部

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ペンタックス(株)は27日、有効画素数610万画素のレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ『PENTAX *ist D(イスト ディー)』(*は発音しない)を開発したと発表した。発売時期は6月中を予定しており、価格は未定。米国で3月2日から開催される写真機材ショー“PMA 2003”やドイツで3月12日から開催されるIT総合見本市“CeBIT 2003”、東京で3月14日から開催される“フォトエキスポ 2003”に参考出品する。

『PENTAX *ist D』
『PENTAX *ist D』(装着しているレンズは同時発表の『smc PENTAX FA J ズーム 18-35mm F4-5.6AL』)

『PENTAX *ist D』は、23.5×15.7mmの有効610万画素CCDを搭載しており、本体サイズは幅129×奥行き60×高さ95mm、重量は約510gで、同社によさば、レンズ交換式一眼レフデジタルカメラでは世界最小/最軽量という(試作機の仕様)。レンズマウントは、K、KA、KAF、KAF2に対応し、オプションのアダプターを利用してスクリューマウント(M42)や645用、67用レンズも利用できる。35mm判で焦点距離が18~35mmの場合、28~54mm相当になるという。

ファインダーには、新開発した視野率95%、倍率0.95倍のガラスペンタプリズムを採用し、測距点が赤く点灯するスーパーインポーズ機能を搭載する。モニター用の液晶ディスプレーは11万8000画素の1.8インチを搭載する。

本体背面
本体背面

測光には新開発の16分割測光素子を、またピント合わせには新開発の11点AFセンサー“SAFOX VIII”を採用。4000分の1の高速シャッターと150分の1のシンクロが可能で、連続撮影は毎秒約2.7コマ。同社が銀塩一眼レフでも採用している、プログラム自動露出からワンタッチでシャッター速度優先自動露出や、絞り優先露出に切り替えられる“ハイパープログラム”、ボタンを押せば絞りとシャッター速度がプログラムライン上の適正露出にセットされる“ハイパーマニュアル”、使い方に合わせて機能を設定できる“カスタムファンクション”などの機能を搭載するほか、デジタルカメラ独自の機能として、長秒時の撮影の際にノイズを低減するノイズリダクション機能を搭載する。

記録媒体はコンパクトフラッシュ(CF)カード(Type I/II)と、マイクロドライブに対応する。記録形式はJPEG、TIFF、RAW。電源は単3形電池4本あるいはリチウム電池(CR-V3)2本。インターフェースはUSB 1.1で、パソコンからのコントロールも可能。アプリケーションとしてRAWデータ展開用ソフトが同梱される。専用バッテリーグリップも同時発売の予定。

同社では、秋を目標に、高性能/小型化を追求したデジタルカメラ専用交換レンズの企画/開発の検討を進めているという。

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