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シャープ、キーボード付き“Linuxザウルス”の新製品『SL-C750』『SL-C760』を発表

2003年05月16日 13時26分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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シャープ(株)は16日、VGA(640×480ドット)表示のシステム液晶を搭載したキーボード内蔵の“Linuxザウルス”『SL-C700』の上位機種として、CPUを強化し、搭載メモリーを増加した『SL-C750』『SL-C760』を発表した。価格はオープンプライスで、発売予定日は、SL-C750が24日、SL-C760は6月21日。編集部による予想実売価格は、SL-C750が6万円前後、SL-C760は7万円前後。

『SL-C750』 『SL-C760』
『SL-C750』は、液晶ディスプレーの周囲が黒くなっている『SL-C760』

SL-C750/760は、CPUに米インテル社のXScale PXA255-400MHz(従来はPXA250-400MHz)、メモリーはSL-C750がフラッシュメモリー64MB(ユーザーエリア:約30MB)/SDRAM 64MB、SL-C760はフラッシュメモリー128MB(ユーザーエリア:約65MB)/SDRAM 64MBを搭載。PXA255は、内部システムバスの動作クロックを2倍にして処理性能を向上させたほか、消費電力を低減させたPDA向けプロセッサー。シャープ調べによると、アプリケーションの起動時間などが従来(SL-C700)の約半分に高速化を実現したという。カードスロットなどは従来から変更なく、TypeII CFカードスロットとSDカードスロットを装備。オプションで大容量バッテリーを用意し(SL-C760は大容量バッテリーを標準搭載)、連続使用時間は標準バッテリーで約5時間(輝度最低、輝度設定に従来より1段階低いモードを追加)、大容量バッテリー使用時には約8時間30分となる。なお、大容量バッテリーはSL-C700では利用できない。

ソフトウェアも改良され、ウェブブラウザーの動作を高速化し、添付ファイルのあるメール受信の最大容量を2MBに増加(従来は800KB)。また新たに、SVGAサイズ(800×600ドット)の外部出力や画面のペンタッチによるポインター表示に対応したプレゼンテーションソフト、インターネット経由で社内LANなどにアクセスする機能“VPN(Virtual Private Network、IPsec方式)”に対応したネットワーク接続ソフト、MPEG-4形式の動画ファイルの再生に対応した『Movie Player』、MP3形式の音声ファイルの再生に対応した『Music Player』などをプレインストール。さらに、SL-C760には国語/漢字/英和/和英の辞書ソフトを搭載している。

本体サイズと重量は、SL-C750が幅約120×奥行き約83×高さ約18.6mm/約220g、SL-C760は幅約120×奥行き約83×高さ約23.2mm/約250g。

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