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日立、POWER4+プロセッサーを搭載した科学技術計算向け高性能コンピューターを発表

2003年05月26日 16時58分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)日立製作所の情報・通信グループは26日、科学技術計算向け高性能コンピューター『スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルH1』を開発、28日に販売を開始すると発表した。出荷時期は12月末。価格は2億6400万円から。

SR11000 H1
科学技術計算向け高性能コンピューター『スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルH1』の32ノードモデル

同製品は、演算プロセッサーにPOWER4+(1.7GHz)を採用、1ノードにPOWER4+を16個搭載し、最小4ノードから最大256ノードまでの構成が可能。1ノードあたり256MBの大容量L3キャッシュを搭載する。1ノードの最大理論演算性能は108.8GFLOPSで、ノード間ネットワークの転送性能は最大12GB/秒(単方向)×2。また、高密度実装技術により1筐体に128プロセッサー(8ノード)を格納可能、単位面積あたりの最大理論演算性能は約570GFLOPS/m2となっている。

さらに、プロセッサー間高速同期処理機構とコンパイラーの自動並列化技術により、ベクトル並列機としてだけでなく、スカラー並列機としても利用可能。稼動時間を設定する予実算管理や自動運転設定機能、保守のための計画停止を最小とするノードの稼動時保守機能などを備えている。対応OSはAIX 5L。

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