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NEC、並列型汎用コンピューター『パラレルACOS i-PX7600』およびSAN対応ディスクアレイ“iStorage A”の拡充を発表

2003年06月13日 21時29分更新

文● 編集部

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日本電気(株)とNEC東芝情報システム(株)は11日、並列型汎用コンピューター『パラレルACOS i-PX7600』のエントリーモデルに2機種を追加し、同日付けで販売を開始したと発表した。OS(基本ソフト)を機能強化するソフト『DynamicSeparator』の販売も開始する。併せて、SAN(Storage Area Network)対応ディスクアレイ“iStorage(アイストレージ) Aシリーズ”に『iStorage A4300』および『Storage A2300』の2機種を追加し、同日付けで販売を開始したと発表した。30日に出荷を開始する。

『パラレルACOS i-PX7600』『パラレルACOS i-PX7600』

並列型汎用コンピューター『パラレルACOS i-PX7600』に追加されるのは、搭載単体性能を重視した『モデル109』(演算プロセッサーを1個)と可用性を重視した『モデル110』(演算プロセッサー2個搭載)。本体サイズは、CPU筐体が幅700×奥行き790×高さ1560mm、重さは270kg。拡張筐体が幅600×奥行き790×高さ1560mm、重さは340kg。また基本ソフト『ACOS-4/i-PX』上での基幹データのバックアップ機能を強化するため、『DynamicSeparator』を提供する。これにより、オンライン業務を一切停止させることなくバックアップを実行でき、オンライン業務の24時間対応が可能になるという。

『パラレルACOS i-PX7600 モデル109/モデル110』のレンタル料金は月額451万円から。『DynamicSeparator』のレンタル料金は月額4万4000円からとなっている。

製品画像
『iStorage A4300』

同社のSAN対応ディスクアレイ“iStorage(アイストレージ) Aシリーズ”に追加されるのは、『iStorage A4300』と『iStorage A2300』の2機種。『iStorage A4300』は、クロスバースイッチの転送能力を1.6倍に強化したことにより、従来機と比べてスループット性能が1.2倍、単位時間あたりのI/O処理性能が2.5倍向上したという。 基本筐体に最大5台の拡張筐体を増設でき、最大960台のディスクで16TBまで拡張することが可能。接続チャネルは64ポート搭載する。本体サイズは基本筐体、拡張筐体ともに幅600×奥行き940×高さ1850mm、重さは550kg。『iStorage A2300』は、ディスクインターフェースを毎秒200MBのFC-AL(Fibre Channel-Arbitrated Loop)対応とし、スループットを向上させた。最大記憶容量は従来機種の約2倍の472GB。接続チャネルは4ポート搭載する。本体サイズは、コントローラー部、ディスクエンクロージャー部がともに幅482×奥行き554×高さ131mm、重量はコントローラー部が最大36kg、ディスクエンクロージャー部が最大41kg。これらを実装するi-PX7600拡張筐体のサイズは幅600×奥行き900×高さ1560mm、ラック33では幅600×奥行き1000×高さ1560mmとなる。

両製品は、毎分1万5000回転の高速ディスクドライブを搭載するとともに、オープンサーバー用ディスクドライブを搭載可能とすることにより、I/O処理を高速化、オープンサーバーとのストレージ統合も容易にしたという。

『iStorage A4300』のレンタル料金は月額249万8000円から、『iStorage A2300』のレンタル料金は月額39万6000円からとなっている。

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