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ペンタックス、初のレンズ交換型一眼レフデジタルカメラを9月6日に発売――「“デジタルの森”に“*istD”で食い込む!」


2003年8月8日
『PENTAX *ist D』
ペンタックス初のレンズ交換型一眼レフデジタルカメラ『PENTAX *ist D』

ペンタックス(株)は8日、都内で記者説明会を開催し、同社初のレンズ交換型一眼レフデジタルカメラ『PENTAX *ist D(ペンタックス イスト ディー)』を9月6日に発売すると発表した。*ist Dは2月に開発発表し、米国で開催された写真機材ショー“PMA2003”などで参考出品していた。本体(レンズ別売)の価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は20万円程度。



取締役社長の浦野文男氏ら
発表会に列席した取締役社長の浦野文男氏(左)、取締役イメージングシステム事業本部長の鶴田昌隆氏(中央)、イメージングシステム事業本部マーケティング部の商品企画室長の川野 潔氏(右)

説明会場には、取締役社長の浦野文男氏、取締役イメージングシステム事業本部長の鶴田昌隆氏、イメージングシステム事業本部マーケティング部の商品企画室長の川野 潔氏が出席し、開発の背景などを説明した。

浦野氏は「ペンタックスは半世紀前に一眼レフカメラに参入し、“ペンタプリズム”“露出計内蔵カメラ”などを新機軸となる製品を出してきた。レンズ交換式の一眼レフは同社の悲願であり、6年以上前から開発してきた。(デジタルカメラ業界全体を指して)“デジタルの森”にはまだ隙間があり、“*ist D”で食い込める。3年以内に(ペンタックスのデジタルカメラ全体で)マーケットシェア20%を取るべく製品開発の計画を進めている」と述べ、新製品への強い意気込みを示した。

オプションのレンズを装着したところ
オプションのレンズを装着したところ
レンズを外した内部
レンズを外した内部。レンズマウントの右下にあるスライドスイッチでマニュアルフォーカス/コンティニュアスAF/シングルAFを切り替える

PENTAX *ist Dの一番の特徴は、レンズマウントに“ペンタックスバヨネットKAFマウントを採用し、既存の35mmフィルムカメラ用AFレンズ(絞りAポジションを持つレンズおよびFAJレンズ、アダプター経由でM42スクリューマウント/M645/M67用レンズ)が利用できる点にある。対応レンズは110種類、出荷本数は650万本にのぼる。同社では、デジタルカメラ専用レンズの発売も予定しており、発売時期未定ながら16-45mm(35mmフィルムカメラ換算時:24.5〜64mm相当、F4)のズームレンズ『smc PENTAX-DA ズーム 16-45mm F4 ED AL』を開発中であると発表した。

本体フレーム
本体フレームにはステンレス鋼を採用

本体フレームにはステンレス鋼を採用しており、本体サイズと重量は、レンズ交換型一眼レフカメラとして最小最軽量(同社調べ、8日現在)の幅129×奥行き94.5×高さ60mm/550g(レンズを除く本体のみ)。

総631万(有効610万)画素CCD
撮像画素は23.5×15.7mm(約1.1インチ)サイズで総631万(有効610万)画素CCD

撮像画素は、新開発の23.5×15.7mm(約1.1インチ)サイズで総631万(有効610万)画素CCDを搭載。記録解像度は最大3008×2008ドットで、記録フォーマットはRAW/TIFF/JPEG(Exif 2.2/DCF/DPOF準拠)。ISO感度は200〜3200相当。AFは11点(中央9分割+左右端)、測光は16分割で行ない、ファインダー上で測距点を赤く示す“スーパーインポーズ機能”を備える。シャッター速度は1/4000〜30秒。連続撮影は秒間約2.6コマで連続6コマまで記録可能。

背面
背面
上面
上面

背面には、11.8万画素の1.8インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーと、ペンタプリズムを介した視野率95%、倍率0.95倍の光学式ファインダーを搭載。操作系は、軍艦部左(レンズを正面に見て)に前面/背面と2つのダイヤルを持ち、絞りとシャッタースピードの調整が可能。液晶ディスプレーに表示するメニュー操作は、背面右下の十字ボタンで行なう。各種設定は3パターンまでプリセット可能(カスタムファンクション)。軍艦部にはGN16.5(ISO200相当時)のストロボを内蔵する。

電源は単3電池4本もしくはリチウム電池(CR-V3)2本、およびACアダプターで、撮影可能枚数はアルカリ電池使用時100枚(ストロボ50%使用)。インターフェースは、パソコンとの接続用のUSB、およびAV出力を内蔵。付属ソフト『PHOTO Browser』(Windows Me/2000/XP、Mac OS 9.0以上対応)を使って、撮影画像をUSBケーブル経由でパソコンに取り込めるほか、現在開発中(発売時期、価格未定)のオプションソフト『REMOTE Assistant』を使えば、パソコン上からカメラ設定の切り替えや撮影、HDDへの記録などが可能になる。本体には、RAWデータを現像する画像処理ソフト『PHOTO Laboratory』(Windows Me/2000/XP、Mac OS 9.0以上対応)を添付する。

同時発売のオプションとして、シャッターボタン/プレビューレバー/2つのダイヤルなどを備えるバッテリーグリップ『D-BG1』(2万円)が用意されている。

(編集部 佐久間康仁)


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