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クリエイティブメディア、7.1ch対応サウンドカード“Sound Blaster Audigy 2 ZS”シリーズ3製品などを発売

2003年08月18日 13時24分更新

文● 編集部 栗山博行

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クリエイティブメディア(株)は18日、光I/Oカードが付属する『Sound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audio』、5インチベイ用のI/Oボックスが付属する『Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinum』、24bit/96kHzのA/Dコンバーターとオーディオ入出力を装備した外付けボックスが付属する『Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinum Pro』の、7.1ch対応サウンドカード3製品を発表した。出荷は8月下旬。

『Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinum Pro』
『Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinum Pro』

新製品は、“Sound Blaster Audigy 2”シリーズの後継機で、24bit/96kHzのDACを搭載する。サウンドチップに変更はないが、カード設計を見直したことにより7.1ch全てで108dBのSN比を実現したという(Sound Blaster Audigy 2は6.1ch出力に対応し、フロント/リアチャンネルで106dB、センター/サブウーファー/リアセンターチャンネルで90dB)。7.1chは、6.1chのバックチャンネルを左右2つに増やしたものだ。劇場用音響の品質規格“THX”や、プロフェッショナルレコーディング規格“ASIO 2.0(Audio Streaming Input Output 2.0)”への対応には変化がない。

新機能として、Dolby Digital EX/DTS-ESデコーダーを内蔵し、DTS(DTS Digital Surround)の上位フォーマットであるDTS-ESに対応しており、6.1chの信号を忠実に再現する“DTS-ESディスクリート6.1”、左右サラウンドチャンネルにマトリックスエンコードしたサラウンドバックチャンネルをデコードする“DTS-ESマトリクス6.1”を再生できる。そのほか、サンプリングレートコンバーターを介さないデジタル入力機能も実装しており、TVやオーディオプレーヤーから直接音声を取り込むことも可能になっている(従来モデルでは、USBオーディオインターフェース『Sound Blaster Digital Music』などが必要)。

Sound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audioのインターフェースは、ライン入出力、デジタル出力、マイク入力、IEEE1394ポートなど。光デジタルI/Oカードが付属する。PCIバス対応で、対応OSはWindows 98 SE/Me/2000 Professional(SP3以降)/XP SP1以降。価格は1万8800円。

Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinumは、ZS Digital Audioと同等のサウンドカードに5インチベイ用のI/Oボックスが付属した製品。ボックス部のインターフェースは、光デジタル入出力、同軸デジタル入出力、MIDI入出力、ヘッドフォン出力、IEEE1394ポートなど。リモコンが付属する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000 Professional(SP3以降)/XP SP1以降。価格は2万7800円。

Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinum Proは、ライン入出力など最低限のインターフェースのみがPCIカード上に実装されており、そのほかのほとんどのインターフェースは外付けボックスで提供する。外付けボックスには、光デジタル入出力、同軸デジタル入出力、デジタルDIN出力、MIDI入出力、ライン入力、マイク入力、ヘッドフォン出力、IEEE1394ポートなどが搭載されている。リモコンも付属する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000 Professional(SP3以降)/XP SP1以降。価格は3万4800円。

3製品ともアプリケーションとして、ゲームソフト『Tomb Raider:The Angel of Darkness』、『RAINBOW SIX 3 RAVEN SHIELD』が付属する。Sound Blaster Audigy 2 ZS Platinum Proには、オーディオシーケンサーソフト『Steinberg CuBasis VST 4.0 クリエイティブエディション』、ループ・シーケンスソフト『Image Line FL Studio 4 クリエイティブエディション』がバンドルされる(全て英語版)。

7.1chスピーカーもラインナップに追加

また同社は、スピーカーの“Inspire”シリーズに新シリーズとして2ウェイスピーカーを採用した“Inspire T”シリーズを追加し、7.1chの『Creative Inspire T7700』、5.1chの『同T5400』、2.1chの『同T2900』の3製品を発表した。価格はオープンプライス。

『Creative Inspire T7700』
『Creative Inspire T7700』のパッケージ

従来の1ウェイスピーカーから2ウェイにしたことで、高音域の再現性が高まり、同社ではゲームなどよりも音楽再生時に違いが分かるとしている。

T7700の構成は、センタースピーカー×1(20W)、フロント/サイド/リアスピーカー×各2(8W)、サブウーファー×1(24W)。編集部による推定販売価格は、1万8000円弱(9月上旬発売)。

T5400の構成は、センタースピーカー×1(20W)、フロント/リアスピーカー×各2(8W)、サブウーファー×1(22W)。編集部による推定販売価格は、1万4000円弱(9月中旬発売)。

T2900の構成は、フロントスピーカー×2(6W)、サブウーファー×1(17W)。編集部による推定販売価格は、7000円前後(9月上旬発売)。

リモコンは有線式で、T7700とT2900にはMP3プレーヤー『NOMAD MuVo NX』を直接接続して音楽再生が可能な“M-PORT”インターフェースを装備したリモコンが添付される。

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