(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)は21日、iモード対応携帯電話の新シリーズ“505iS”の開発を発表した。ラインナップは、三菱電機(株)製造の『ムーバD505iS』、日本電気(株)製造の『N505iS』、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(株)製造の『P505iS』、シャープ(株)製造の『SH505iS』、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製造の『SO505iS』という、505iシリーズより1機種少ない計5機種が予定されている。発売日は、ムーバD505iSが23日で、そのほかの機種は開発中につき現時点で未定。
記者発表会には、D505iSの実機と、N505iS/P505iS/SH505iS/SO505iSのモックアップが展示された |
505iSシリーズは、505iが採用したMacromedia Flashなどの機能に加え、下記の機能/特徴を備えている。
- 100万画素以上のデジタルカメラを内蔵。特に『SH505iS』は有効202万画素/記録200万画素のカメラを備える
- バーコード(JANコード/QRコード)認識機能を搭載
- “メニューアイコン”(携帯電話のメインメニューに表示され、カメラやiモードなど各機能にアクセスするためのアイコン)のダウンロードに対応。ユーザーは、待ち受け画面のように、コンテンツプロバイダーのiモードサイトから使用する機種向けのメニューアイコンをダウンロードして利用できる
- iモードメールを利用した、擬似的なチャット機能“チャットメール”を搭載。自分を含め最大10人のメールアドレスをあらかじめ登録すると、iモードメールが登録メンバーに一斉に送られ、また、そのメンバーで交わされたメール本文の履歴が1画面で表示される
- 音声付き動画録画・再生機能を搭載。ただし、iモードメールで他の携帯電話に送ることはできない
- 外部メモリースロットの標準搭載。D505iSとSO505iSはメモリースティック Duo、その他の機種はminiSDメモリーカードのスロットを備える
D505iSのメニューアイコン。これまでは、一部のメーカーサイトにおいて、自社端末向けにメニューアイコンが配布されていただけだった | チャットメール機能。チャットメール機能は、252iシリーズ各機種と、『ムーバP504i』『ムーバP504iS』『ムーバP505i』がすでに搭載している |
iモード事業本部iモード企画部長の夏野 剛氏は、今回の記者発表会には出席しなかったが、8月に開催された開発者向けのセミナーで、505iSシリーズを「第2世代携帯電話の集大成。今後はFOMAに対して新サービスを積極的に導入していく」と紹介している。また505iSシリーズの販売目標台数については、「D505iSは、D505iと同じくらい(20万台/月)を想定している」(広報部)という。