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ナナオ、専用ICで縦表示やピクチャーインピクチャーに対応した19インチ液晶ディスプレー『FlexScan L795』を発売

2003年11月04日 20時55分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは4日、企業向けのハイエンド19インチ液晶ディスプレー『EIZO FlexScan L795』を19日に発売すると発表した。本体カラーが“セレーングレイ”の『FlexScan L795』と“ブラック”の『FlexScan L795-BK』をラインアップする。価格はオープン。編集部による予想販売価格は18万円前後。

『EIZO FlexScan L795』
『EIZO FlexScan L795』

『EIZO FlexScan L795』は、4月に発表した18.1インチ液晶ディスプレー『EIZO FlexScan L695』のバリエーションとして、自社開発のハードウェア(ASIC:特定用途向けIC)を利用した縦表示機能“ActiveRotation”や、2台のパソコンの画像を同時に表示するピクチャーインピクチャー機能“ActiveShot”などを搭載した19インチ液晶ディスプレー。“ActiveRotation”は、ハードウェアで画面の縦表示を行なう機能で、ソフトウェアで縦表示を行なう場合に比べ、高速で安定性の高いのが特徴。USB接続時には、付属の専用アプリケーションを利用して、再起動やOSD操作なしで回転が可能。同社では、カナダのMatrox Graphics社の『Matrox G200 MMS』『Millennium G550/G450』、カナダのATIテクノロジーズ社の『RADEON 9500 PRO』『同 9000 PRO』『同 8500』『同 7500』『同 VE』、米3Dlabs社の『Wildcat VP870』『同 VP560』『同 VP760』『同 990Pro』で動作確認を行なったという。“ActiveShot”機能は、親画面の上に、4分の1または16分の1のサイズの子画面を表示するもので、画像サイズを縮小せずに一部分を切り取って表示することも可能。親画面/子画面の切り換えと、子画面の表示/非表示を切り換えるための専用ボタンを本体前面に装備する。

視野角は上下/左右170度で、輝度は250cd/m2、コントラスト比は500:1。応答速度は25ミリ秒。推奨解像度は1280×1024ドット。インターフェースは、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)とデジタル(DVI-I)を装備する。水平同期周波数は、アナログが30k~82kHz、デジタルが30k~81kHz、垂直同期周波数は、アナログが49~86Hz、デジタルが59~61Hz。USB Hub機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)も装備する。

電源はAC100V~120V、200V~240Vで、消費電力は約53W(節電時3W以下)。電源変換効率を向上させ、ヒートシンクの容積を小型化した電源を背面部に内蔵する。本体サイズは幅414×奥行き203×高さ410~510mm、重量は約7.5V。“SlimEdge”デザインとして、デュアルディスプレーとしての利用を想定した狭額ベゼルを採用したほか、ビジュアルエルゴノミクスに基づいた高さ調整(100mm)、ローテーション、チルト(上40度/下1度)、スウィーベル(左右35度)が可能。VESA規格のフリーマウントに対応し、盗難防止用セーフティーロック取り付け穴も装備する。保証期間は5年間(あわせて製品使用時間が3万時間以内)。購入から1年以内は出張修理で対応し、保証期間にかかわらず代替機を無償貸し出しするサービスも行なう。製品には、ディスプレーケーブル(ミニD-Sub15ピン-ミニD-Sub15ピン×1、ミニD-Sub15ピン-DVI-I29ピン×1)、ユーティリティーディスク、USBケーブルなどが付属する。

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