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NECアクセステクニカ、IEEE 802.11a/b/gトリプル対応の無線LANコンバーター『Aterm WL54TE』を発売

2003年11月28日 00時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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日本電気(株)とエヌイーシーアクセステクニカ(株)(NECアクセステクニカ)は28日、7月に発売したIEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN対応ブロードバンドルーター『Aterm WR7600H』に続いて、同じくトリプル対応の無線LAN-Ethernetコンバーター『Aterm WL54TE』、およびAterm WR7600HとAterm WL54TEのセット『Aterm WR7600Hワイヤレスセット(TE)』を12月中旬に出荷開始すると発表した。価格はオープンプライス。

『Aterm WL54TE』 『Aterm WL54TE』(横置き)
『Aterm WL54TE』(縦置き)『Aterm WL54TE』(横置き)。このほか壁掛けも可能

Aterm WL54TEは、10BASE-Tもしくは10/100BASE-TX対応Ethernetポートを持つネットワーク機器(最大2台)を最大54Mbps(IEEE 802.11a/g)もしくは最大11Mbps(IEEE 802.11b)の無線LAN経由でワイヤレスブロードバンドルーターなどに接続できる無線LANコンバーター。IEEE 802.11aとIEEE 802.11b/gはいずれか一方を選択して利用し、両者を同時に利用することはできない(IEEE 802.11b/gの混在は可能)。

セキュリティー機能は、暗号化キーを一定時間ごとに自動更新する“TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)”、暗号化アルゴリズムをTKIP/WEP(Wired Equivalent Privacy)よりも強化して解読されにくくし、暗号化キーの自動更新も行なう“AES(Advanced Encryption Standard)”、および64/128/152bit WEPに対応。

無線ネットワークチップは米アセロス・コミュニケーションズ社のIEEE802.11a/g対応無線LANチップを採用し、将来のファームウェアアップデートにより、アセロス社独自の実効転送速度高速化技術“Super A/G”に対応予定だという。

本体にはWindows Me/2000/XP対応の初期導入設定ユーティリティーソフト『音声ガイドつきらくらくウィザード』が付属し、初心者でも画面や音声の指示に従って導入が可能だという。ウィザードでの導入時には、暗号化設定も含まれるため、初心者が不用意に暗号化設定なしに運用を開始する危険を予防している。

『Aterm WR7600Hワイヤレスセット(TE)』セットモデル
『Aterm WR7600Hワイヤレスセット(TE)』セットモデル

なお、セットモデルのAterm WR7600Hワイヤレスセット(TE)では、ネットワーク対応ゲーム専用機など、非パソコンユーザーの購入・導入を想定して、最初から一製品ごとに異なるユニークなアクセスポイント名(ESS-ID)と暗号化キー(128bit WEP)を設定済みで出荷している。

本体サイズと重量は、幅30×奥行き109×高さ97mm(縦置き時)/0.2kg。消費電力は最大約8W。

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