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ブラザー工業、USB接続できるオフィス向けラベルプリンター『P-touch 18R』など2機種を発売

2004年01月14日 20時33分更新

文● 編集部

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ブラザー工業(株)は14日、ラベルプリンター“P-touch(ピータッチ)”シリーズの新製品として、パソコンにUSB接続できるポータブルタイプの『P-touch 18R』と『P-touch 18N』の2製品を2月1日に発売すると発表した。価格は内蔵充電池/AC電源両用の『P-touch 18R』が1万7800円、AC電源専用の『P-touch 18N』が1万2800円。

『P-touch 18R』 『P-touch 18N』
『P-touch 18R』『P-touch 18N』
P-touch

P-touch 18R』は、同社として初めて、単体でも、パソコンに接続しても使用できるようにしたラベルプリンター。本体にQWERTY(JIS)配列58キーの一体型ラバーキーボードと、8文字×3行(48×128ドット)表示のモノクロ液晶ディスプレーを搭載しており、文字/記号/イラストなどをキーボードから入力してラベルを作成できるだけでなく、パソコンで作成した文字や取り込んだ画像などをプリントできるのが特徴。本体にはJIS第1水準漢字(2965文字)と第2水準漢字(3390文字)、ひらがな/カタカナ(172文字)、英数字(62文字)、その他記号(661文字)のほか、JIS外漢字で人名や地名で頻繁に利用される116文字を搭載する。書体は明朝体とゴシック体が用意され、16/24/32/48ドットのドットイメージとなる。文字サイズや文字装飾(袋文字/立体/影付きほか)にも対応。飾り枠は22種類を用意する。漢字変換は学習機能付き最長一致単文節変換を採用し、辞書は9万1660語を収録する(単漢字は1万4618語)。文章を保存する“文章メモリー”を搭載しており、132文字×3ファイルまで記憶できる。

印刷方式は熱転写方式/感熱方式で、180dpi/128ドットの印刷ヘッドを搭載する。印刷速度は毎秒約10mm。印刷幅は最大15.8mm。対応するテープカセットは、TZ規格のテープカセットで、6/9/12/18mm幅を利用できる。印刷行数は18mm幅テープで最大4行、12mm幅テープで最大3行、6mm幅と9mm幅のテープでは最大2行。最大99枚の連続印刷が行なえる。テープカッターも内蔵している。テープには、水やこすれに耐久性のある独自の“ラミネートテープ”のほか、はがしたあとに模様が残り改ざん防止に利用できる“セキュリティテープ”や、アイロンで布に貼り付けられる“布(ファブリック)テープ”などをラインアップする。

インターフェースはUSB 1.1に対応。本体サイズは幅149×奥行き52×高さ122.5mm、重量は580g(電池込み)。従来機種より小型軽量化されたほか、ニッケル水素電池による充電式のコードレスとなった。付属のACアダプターも利用できる。充電は付属の充電スタンドに置けば行なわれるようになっている。製品パッケージには、USBケーブルとTZテープカセット(12mm幅)が同梱される。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000 Professional/XP、Mac OS 8.6~9.x、Mac OS X 10.1~10.2.8。

P-touch 18N』は、ラベルプリンターとしての基本機能や本体サイズはP-touch 18Rと同じだが、電源がACアダプターのみとなる機種。重量は490g。パソコンと接続するにはUSBケーブルが別途必要。

同社では、『P-touch 18R』『P-touch 18N』を使用して、CD/DVDのケースや紙ファイルの背表紙など、オフィスで必要とされる各種のオリジナルラベルを作成できることから、主にオフィス向けに販売するとしており、同製品でオフィス向けラベルプリンター市場に本格参入する。

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