ソニーマーケティング(株)は2日、青紫色レーザーを利用し、23.3GBの記録が可能な業務用光ディスクドライブ『BW-RS101』『BW-RU101』と、同製品を搭載したオートチェンジャー『BW-J601-10』『BW-J601-20』の計4製品を発表した。発売日は『BW-RU101』が6月10日で、それ以外は5月20日。価格は『BW-RS101』が42万円、『BW-RU101』が44万円、『BW-J601-10』が158万円、『BW-J601-20』が200万円。
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| 『BW-RS101』 |
今回発表した製品は、青紫色レーザー(405nm)を利用した業務用光ディスクフォーマット“Professional Disc for DATA”を採用した光ディスクドライブとオートチェンジャー。片面で23.3GBの容量を持つ既存の直径12cmの光ディスク『PDDRW23』(書き換え型)と『PDDWO23』(追記型)に対応し、データ転送速度は記録時が最大で毎秒9MB、読み出し時が最大で毎秒11MB。『BW-RS101』はインターフェースにUltra 160 LVD/SE SCSIを採用した外付けタイプで、『BW-RU101』はUSB 2.0に対応した外付けタイプ。ネジ穴からの埃侵入を防止する構造や、二重シャッターシステムなどのドライブ内の密閉状態を保つ防塵構造を採用するほか、定期的にレーザーピックアップを自動クリーニングする自動レンズクリーニングブラシを搭載しており、業務用に必要な信頼性を向上させているという。また、従来製品と異なり、CAV/CLV自動最適化モードを搭載しており、出荷時設定ではディスクから受け取るコマンドを解析して、最適な転送モードを自動で選択するようになっている(DIPスイッチで設定を固定することも可能)。バッファーメモリーは16MB。ロードタイムは6.0秒、イジェクトタイムは3.5秒。電源はAC100Vで、消費電力は平均20.1W。本体サイズは幅199.3×奥行き306.3×高さ59.0mm、重量は4.5kg。縦置きも可能だが、前後方向の傾きは±10％以内。
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| 『BW-J601-10』 |
『BW-J601-10』は光ディスクドライブを1台搭載したオートチェンジャー。ドライブは4台まで搭載可能。収納できる光ディスクは最大67枚で、最大記憶容量は1.56TB。ディスク交換時間は最大19秒。ディスクの挿入/排出にはメールスロット方式を採用し、ディスク搬送時間はドライブからメールスロットまでが9.5秒、メールスロットからドライブまでは8.5秒で、メールスロットからのディスクのインポート/エクスポート時間は6秒。インターフェースはUltra 160 LVD/SE SCSI。電源はAC100Vで消費電力は最大350W(4ドライブ搭載時)。本体サイズは幅445×奥行き667×高さ260mm(6U、ラックマウントキット込みでは7U)、重量は30kg。
『BW-J601-20』は光ディスクドライブを2台搭載した製品で、ドライブは4台まで内蔵可能。収納できる光ディスクは最大62枚で、最大記憶容量は1.44TB。そのほかの仕様は『BW-J601-10』と同等。
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| 『PDDRW23』(書き換え型) | 『PDDWO23』(追記型) | |
| 片面23.3GBの光ディスク | ||
