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PFU、新デザインの両面カラースキャナー“ScanSnap”『fi-5110EOX』を発売

2004年02月19日 21時23分更新

文● 編集部

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(株)ピーエフユーは19日、紙文書の表と裏の両面をスキャンしてPDFファイルにするカラースキャナー“ScanSnap”の新製品として、外観のデザインを一新した新モデル『fi-5110EOX』を発表した。20日に受注を開始し、28日から販売する。価格はオープン。直販サイト“PFUダイレクト”では4万9800円で販売する。

『fi-5110EOX』“ScanSnap”『fi-5110EOX』

“ScanSnap”シリーズは、“シンプル(簡単)&スピーディー(速い)”がコンセプトの両面自動読み取りのカラースキャナーで、PDFを作成するためのボタンを搭載しているのが特徴。新モデルの『fi-5110EOX』は、本体上部のシューター(原稿台)を手前に閉じると、上部がすっきりとするデザインを採用したほか、傾きや向きを補正する機能を搭載し、インターフェースもUSB 2.0に対応した。傾き補正は±5度の範囲で原稿を自動的に補正する“デスキュー機能”として、向き補正は文字の流れから原稿の上下を自動的に補正する“自動正立機能”として実装されている。読み取り解像度では、非球面レンズの採用により、従来の2倍の600dpiの“エクセレントモード”が追加され、色再現の国際規格“sRGB”にも対応したことでフラットベッドスキャナーに近い色再現が可能になったという。

読み取り速度は、150dpiの“ノーマル”で毎分15枚、200dpiの“ファイン”で毎分10枚、300dpiの“スーパーファイン”で毎分5枚、“エクセレントモード”では毎分0.5枚。ファイン/スーパーファインモードでの読み取りが速くなった。給紙ローラーやパッドユニットを大きくしたことで、紙送りも安定したという。読み取りサイズはA4~名刺、カスタムサイズ(横50.8~216×縦50.8~355.6mm)。用紙の厚さは45k~110kg/連。PDFの作成には米アドビシステムズ社のPDF作成モジュール『PDF Scanning Library』を採用しており、PDF 1.2準拠のファイルを出力できるようになった。

原稿は50枚までセットできる。インターフェースはUSB 2.0/1.1に対応。電源はAC100Vで、消費電力は最大28W(休止時8W以下)。電源ボタンが追加されており、カバーのオープン/クローズやパソコンの電源と連動するようになっている。本体サイズは幅284×奥行き146×高さ150mm、重量は2.7kg。対応OSはWindows 98/Me/2000 Professional/XP。ドライバーソフトは独自仕様のものを利用する(TWAIN/ISISには非対応)。

アプリケーションとして、名刺管理ソフト『名刺ファイリング OCR V1.1』、PDF作成ソフト『Adobe Acrobat 6.0 Standard 日本語版』、Windowsの『エクスプローラ』でサムネイルを表示するためのビューワー『PDF Thumbnail View』が同梱される。

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