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コニカミノルタ、建設CALS対応モードを搭載した工事現場用デジタルカメラ『DG-4W』を発売

2004年03月05日 21時26分更新

文● 編集部

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コニカミノルタカメラ(株)は5日、土木/建築工事現場向けの記録用カメラ“現場監督”シリーズの新製品として、国土交通省デジタル写真管理情報基準(案)の“建設CALS”対応モードを搭載し、広角28mm相当からの光学3倍ズームレンズを装備した有効324万画素デジタルカメラ『コニカミノルタ DIGITAL現場監督 DG-4W』を19日に発売すると発表した。価格はオープン。

前面
『コニカミノルタ DIGITAL現場監督 DG-4W』

『コニカミノルタ DIGITAL現場監督 DG-4W』は、工事現場で使用できるように、「汚れたら水洗いできる防水」(JIS保護等級7)と防塵性能(JIS保護階級6)に対応しているほか、硬質ゴムや強化ガラスなどを使用し、米国国防総省規格“MIL Standard 810F”準拠の落下テストで90cmをクリアーしたボディーを採用したデジタルカメラ。軍手を着けたままでも扱いやすいようにスイッチやボタンを大きくしたという。光学3倍ズームレンズ(f=4.2~12.7mm/F2.6~4.3/7群8枚)は35mmカメラ換算で広角28mmに対応したことで、後ろに下がれない狭い場所や大きな建造物を撮影しやすくしたのが特徴。小さな部品などを撮影できるように最短1cm(フラッシュ使用時で最短9cm)のマクロもサポートしたという。CCDは1/2.7インチ324万画素(総334万画素)で、記録解像度は最大2048×1536ドット(JPEG/DCF準拠/DPOF対応/Exif 2.2、文字モードはTIFF/MMR方式)。8MBのメモリーを内蔵するほか、SDメモリーカード/MMCを利用可能。ISO感度は125/200/400/800/AUTO(125相当)。動画(AVI)は最大320×240ドット/毎秒15フレームで約30秒録画できる。音声(WAVE/Exif 2.2)の記録も可能。

本体背面
本体背面

撮影機能では、国土交通省デジタル写真管理情報基準(案)の“建設CALS”に対応した“提出モード”が用意されており、モード設定だけで提出基準に準拠した画像を撮影できるようになっている。また、30秒~3時間の間隔(30秒単位で設定可能)で撮影できるインターバル撮影、通常連写のほか、シャッターを押してか約2秒間で撮影した16枚の静止画を1組みにして1枚の画像ファイルとして記録する“S(ストリーム)連写”、シャッターボタンを押し込んでいる間連写を続け、指を離した時点で直前の約2秒間の16枚の静止画を1組みにして1枚の画像ファイルとして記録する“M(メモリー)連写”が行なえる。

インターフェースはUSBとビデオ出力(NTSC/PAL切り替え)を装備する。ダイレクトプリントの規格“PictBridge”にも対応。本体サイズは幅135.0×奥行き69.5×高さ75.1mm、重量は約355g。実像式光学式ファインダーとモニター用の液晶ディスプレー(1.6インチ透過型アモルファスシリコンTFT/約8万画素/反射低減パネル)を装備し、着脱可能なモニター用フード(LMS-1)も付属する。電源は単3形アルカリ/ニッケル/ニッケル水素充電池やオプションの専用リチウムイオン電池(DB-G3)、ACアダプター(DC6V出力)を利用できる。DB-G3では約400枚、単3形アルカリ乾電池では約120枚の撮影が可能(CIPA準拠)。連続再生時間は約370分(DB-G3、同社測定条件による)。製品パッケージには、ネックストラップ(NS-DG600)、AVケーブル(AVC-600)、USBケーブル(USB-1)、単3形アルカリ電池、ユーティリティーソフトを収録したCD-ROMが同梱される。

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