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NTT東日本/西日本、下りが最大100MbpsのVDSL装置『VH-100』の販売を開始

2004年05月25日 00時00分更新

文● 編集部

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東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は25日、ホテルや集合住宅などの既設の電話回線を利用して最大伝送速度が下り100Mbpsのインターネット接続を行なえるようにするVDSL(Very-high-speed Digital Subscriber Line)装置『VH-100』の販売を27日に開始すると発表した。集合VDSL装置『VH-100BOX16S』と、各部屋に設置する単体VDSL装置『VH-100E』で構成される。価格は、『VH-100BOX16S』が31万5000円、『VH-100E』が1万7850円。

『VH-100BOX16S』 『VH-100E』
『VH-100BOX16S』『VH-100E』

『VH-100』は、各部屋までLANケーブルを敷設できないホテルや集合住宅などで、既設の銅線ケーブルを利用して下りが最大100Mbps、上りが最大35Mbpsの高速データ伝送を行なえるようにするVDSL装置。従来の電話との同時利用も可能となっているのが特徴。外部回線に接続する集合VDSL装置『VH-100BOX16S』は、1台あたり最大16台の宅内用の単体VDSL装置『VH-100E』を接続できる。VH-100BOX16Sは、VLAN機能を搭載しており、各単体VDSL装置に接続されたパソコン間でセキュリティーに対応した通信が可能となっている。増設も可能。

利用イメージ
利用イメージ

『VH-100BOX16S』は、POTS/ISDN LINEポート(50ピン Teleco50)×1、VDSL LINEポート(50ピン Teleco50)×1、LANポートとして10/10/1000BASE-TX×2(ダウンリンク、アップリンク各1)を搭載する。ウェブ/SNMP/TELNETで監視制御が可能。本体サイズは幅430×奥行き300×高さ66mm、重量は約5.8kg。電源はAC100Vで消費電力は約100W。強制空冷を採用している。『VH-100E』は、VDSL LINEポート×1、LANポート(10/100BASE-TX)×1を搭載する。本体サイズは幅160×奥行き172×高さ35mm、重量は約0.42kg。電源はACアダプター(AC100V)を利用し、消費電力は約10W。自然空冷となっている。

両社では、ホテルや寮などを中心に、各社200セットずつの販売を予定している。販売地域は全国。

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