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オンキヨー、曲線を生かしたデザインのアンプ内蔵スピーカー“Leθ(ル・シータ)”『GX-R3X』を発売

2004年05月26日 13時12分更新

文● 編集部 内田泰仁

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オンキヨー(株)は26日、アンプ内蔵スピーカーシステムの新シリーズ“Leθ(ル・シータ)”の製品として、『GX-R3X』を6月下旬に発売すると発表した。価格は9450円(2台1組)。デスクトップ上の最適なリスニング環境とインテリア性の両立を目指した製品で、“プラチナホワイト”(製品型番:GX-R3X(W))、“オニキスブラック”(製品型番:GX-R3X(B))、“ボルドーレッド”(製品型番:GX-R3X(R))の3色がラインナップされる。

『GX-R3X(W)』(プラチナホワイト)

『GX-R3X(B)』(オニキスブラック、写真上)および『GX-R3X(R)』(ボルドーレッド、写真下)
同社によると、昨今のパソコンのAV機能の強化(特にDVDやテレビの視聴)や、ポータブルオーディオデバイスの普及により、日常生活におけるパソコンとの関係が以前よりも身近となったことでユーザー層が広がり、それに伴ってスピーカーをはじめとする音響関連の周辺機器の需要拡大が見込まれるという。同社が実施したアンケートでは、同社製品ユーザーの91.7%が男性で、30~50代のユーザーが約80%を締めるという。そこで同社は、これらの動向と結果を踏まえ、若年層や女性にもアピールする製品として、今回の“Leθ(ル・シータ)”シリーズを企画したとしている。

名称の由来は、本機を真上から見たときのデザインが“θ”に似ていることと、側面から見たときのネットのデザインに角度が付けられていること。部屋に置いて違和感がなくモノとしても魅力的で、パソコンだけでなく、テレビやポータブルオーディオ機器と接続して卓上においてもマッチすることをデザインのコンセプトとし、さらに音響機器メーカーとして、音にも十分なこだわりを持つことを目標としたとしている。同社によると、筐体に曲面を多用したことは、デザイン面の親しみやすさを考慮しただけでなく、筐体の角ばった部分で生じる音の波紋の乱れを抑え、小さな筐体でも大型筐体に近いスケール感のある音を実現するための工夫でもあるという。

スピーカーユニットは直径8cmのものがスピーカー1本につき1基搭載される。ユニットには同社独自の、軽量性・高剛性・低ロス設計の“OMF(ONKYO Micro Fiber)”振動板を使用。ユニットは垂直から15度ほど上を向くように傾斜をつけて取り付けられており、机の前に座ったユーザーが“スピーカーから直接音が聴こえる”ような構造となっているという。また、スピーカーユニット下部に細長い“スリットダクト”というバスレフを設ける“AERO DRIVE TECHNOLOGY”を採用し、音の立ち上がりのよさと低音域の再現力を向上させている。なお、本機は“BASSコントロール”ダイヤルにより低音域のブーストが可能だが、本機のメインボリュームの大小操作に応じて、自動的に低音域のブースト量をアクティブに変化させる“Active Bass Control”機能を搭載し、小音量で低域を強調した状態から大音量に変化させた場合などに低音域が音割れすることを防いでいるという。

定格周波数範囲は55Hz~20kHz、入力インピーダンスは10kΩ、最大出力は6W+6W。入出力端子は、アナログ入力端子×2(RCAステレオピン+ステレオミニジャック)、サブウーファー出力×1(RCAモノラルピン)、ステレオヘッドフォン出力×1。本体サイズは、ボリュームコントロール/BASSコントロール/ヘッドフォン出力端子を装備する右スピーカーが幅99×奥行き170×高さ170mm/0.8kg、左スピーカーが幅91×奥行き170×高さ170mm/0.7kg。



お詫びと訂正:当初、入力インピーダンスの数値について10Ωと記載していましたが、正しくは10kΩとなります。ここにお詫びし訂正いたします。

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