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ソニー、ウォークマン25周年記念モデル『NW-HD1』を発表!!――マグネシウム合金ボディーに20GB 1.8インチ HDDを搭載


2004年7月1日

ソニーマーケティング(株)は1日、“ウォークマン”誕生25周年記念モデルとして、20GBの1.8インチHDDを搭載したネットワークウォークマン『NW-HD1』を、日本・アメリカ・ヨーロッパで同時発表した。ウォークマンブランドのポータブルオーディオ製品は、1979年7月1日の初代ウォークマン『TPS-L2』が発売され、その後、これまで全世界で累計3億3547万台が生産されている(※1)。ウォークマンブランドの製品は、テープ/CD/MD/メモリースティック/フラッシュメモリーと時代の流れに合わせてさまざまな形態/記録メディアを採用してきたが、HDDを搭載した製品は今回が初めて。10日発売で、価格はオープンプライス。編集部による市場推定価格は5万3000円前後。

※1 2004年3月末現在。内訳は、カセットウォークマンが2億1900台、CDウォークマンが9700万台、MDウォークマンが1900万台、ネットワークウォークマンが47万台

NW-HD1
NW-HD1
NW-HD1
“ブラック(B)”(左)と“シルバー(S)”(右)
手で持ったところ
手で持ったところ
約1万3000曲収録可能

NW-HD1は、ウォークマンブランド共通の“小型/軽量”“堅牢性”“高音質”“スタミナ”“簡単操作”というコンセプトのもとで開発され、USB経由でパソコンと音楽データをやり取りすることから、パソコンユーザーで、かつ20GBのHDDによって“自分のCDコレクションを全て持ち歩きたい人”が主なターゲット。

サイズは幅89.0×奥行き13.8×高さ62.1mm(突起部含まず)で、重さは約110g。1.8インチのHDDを内蔵したポータブルオーディオにおいては、世界最小・最軽量という(6月の時点での同社調べ)。筐体にはマグネシウム合金を採用し(液晶ディスプレー周辺部と底面部のABS樹脂を除く)、ダイキャストで成型、表面にはヘアーライン加工を施している。1.5インチモノクロ液晶ディスプレー(131×140ドット、ドットピッチは0.235mm)を搭載し、メニューやメッセージは日本語/英語/フランス語など6ヵ国語で、曲名やアーティスト名などはパソコン用の録音/再生/楽曲管理ソフト『SonicStage Ver.2.1』(後述)で登録した日本語(かな漢字)や欧米の1バイトの言語で表示できる。操作は、液晶ディスプレー脇の十字キーか、付属のリモコンで行なう。リモコンは細長いスティックの形状で、かな/漢字の1行表示に対応したモノクロ液晶パネル(バックライト搭載)を搭載し、両端を本体とヘッドホン(インナーイヤータイプのヘッドホン『MDR-E838/S』が付属)に繋ぐことが可能。

NW-HD1
背面
右側面
右側面。ストラップなどが通せる穴があいている
NW-HD1
上面。ヘッドホン用端子、メニュー表示ボタン、モード切替ボタン、ボリュームボタンが並ぶ

堅牢性を高めるため、新開発の重力加速度センサー“Gセンサー”と合成樹脂製ダンパーを搭載する。Gセンサーは縦/横/奥行きの3方向の重力加速度を感知し、落下を検知すると磁気記録ヘッドがディスク上から退避し、衝撃を受けた際に磁気記録ヘッドがディスクを傷つける事故を起こりにくくする(数値的な目安は非公表)。ダンパーは、HDDの四隅などNW-HD1が落下した際に強い衝撃を受ける場所を補強しながら、表面の凹凸にあわせてHDDを包んでいる。

20GB HDDには約1万3000曲の記録が可能

20GBのHDDには、音楽圧縮方式ATRAC3plus(48kbps)の場合、約1万3000曲(CD1枚60分換算でCD900枚ぶん)ぶん記録できるという。曲の検索には、アーティスト/アルバム/ジャンル/グループ/プレイリスト/ブックマークの7つの検索モードを使用する。サポートする音楽圧縮形式とビットレートは、ATRAC3plus(256/64/48kbps)とATRAC3(132/105/66kbps)。MDウォークマンなどが採用している、5.1チャンネルの音声をヘッドホンや2チャンネルのスピーカーで再生するための音声再生用バーチャライザーLSI“VPT(Virtual Phone Technology)アコースティックエンジン”を搭載するほか、再生周波数大域を6つに分け、それぞれを-10dB〜10dBの範囲で7段階可変のイコライザー機能“6バンドイコライザ”を搭載する(VPTアコースティックエンジンと6バンドイコライザは同時に使用できない)。

付属のUSBクレードル(USB 2.0 Hi-Speed対応)に本体をセットし、SonicStage Ver.2.1(CDDB対応)を使って、パソコンとの間で楽曲のデータをやり取りできる。同ソフトの最新バージョンであるVer.2.1は、まだ本体に転送していない曲を自動的に検知/転送できる“自動転送”機能を搭載する。対応OSはWindows XP/Me/2000 Professional/98 SE。そのほか、USBクレードルを使って、NW-HD1をパソコンの外部ストレージとして使用することも可能。

USBクレードルと本体
付属のUSBクレードルでパソコンとのデータのやり取りが可能
約30時間連続再生が可能

電源はリチウムイオンバッテリー(取り出し不可)で、低消費電力回路の開発により、ATRAC3plus(48kbps)で約30時間、ATRAC3plus(64kbps)で約27時間の連続再生が可能。ACアダプター(100V対応)を使って充電する場合には、USBクレードルが必要。標準セットには、かな漢字表示対応リモコン、ヘッドホン(MDR-E838/S)、USBクレードル、ACアダプター、USBケーブル(1.0m)、CD-ROM、キャリングポーチなどが付属する。本体カラーはシルバー(S)とブラック(B)の2色をラインアップする。

なお、ソニーマーケティングのECサイト“ソニースタイル”では1日(17時予定)から本体の受注を開始するほか、(株)吉田の“吉田カバン”とのコラボレーションによるオリジナルケース『CC-NWHD1-C』の販売、クルマのカップホルダーに装着するTPS-L2車載キット『CC-HD1-C』の販売、“QUALIA(クオリア)”ヘッドホン『MDR-EXQ1』と本体のセット販売などを予定している。



(編集部 伊藤咲子)


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