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キヤノン、9万円を切るA3対応レーザープリンター『Satera LBP3600』を16日に発売

2004年07月12日 22時16分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は12日、A3対応モノクロレーザープリンターの新製品として、9万円を切る低価格とA4原稿を毎分22枚の高速印刷を実現する『Satera(サテラ) LBP3600』を今月16日に発売すると発表した。価格は8万3790円。

『Satera LBP3600』
『Satera LBP3600』

Satera LBP3600は、今年1月に発表、2月に発売された『Satera LBP3700』(A4毎分26枚印刷)の下位機種に位置づけられるA3対応モノクロレーザープリンターのエントリーモデル。印刷解像度が補間機能“新スーパー・スムージング・テクノロジー”利用時に2400×600dpi相当(LBP3700は2400×1200dpi相当)、印刷イメージ展開用のメモリーを8MB(増設不可、LBP3700は24MB)搭載など、スペックを抑えることで低価格化を実現している。ただし、ウォームアップ時間0秒(電源投入直後は最大9秒)の“クイックスタート”、最短8.6秒のファーストプリント、パソコン側の処理性能を活用するキヤノン独自のプリンタードライバー“CAPT(Canon Advanced Printing Technology)”など、LBP3700/LBP3800に搭載された高速印刷のための技術は継承され、さらに搭載メモリー容量の少なさを補うために、印刷データの高圧縮技術“Hi-SCoA(Smart Compression Architecture)”やパイプラインデータ転送モード、USB 2.0インターフェースの採用など、パソコンからのデータ転送速度の向上を図ったという。このほか、オプションで自動両面印刷や10/100BASE-TX準拠のEthernetポート内蔵によるネットワークプリンターにも対応する。

主なスペックは、給紙容量が給紙カセット(250枚)+給紙トレイ(100枚)。オプションでペーパーフィーダー(250枚)×3段を追加可能で、最大給紙枚数は1100枚。対応用紙サイズは、給紙カセットがA3/B4/A4/B5/A5/レジャー/リーガル/レター/エグゼクティブ、給紙トレイ(手差し)が幅76.2~297.0×長さ127.0~431.8mm。用紙種別は、普通紙/厚紙/再生紙/官製はがき/往復はがき/ラベル紙/OHPフィルム/封筒/4面はがき、など。和文20書体/かな31書体/欧文100書体のTrueTypeフォントが付属する。

インターフェースは、USB 2.0(Hi-Speed)。対応OSは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP、Windows Server 2003、Mac OS(対応バージョンは12日現在確認中)。本体サイズと重量は、幅500×奥行き456×高さ345mm/約19.9kg(本体のみ、トナーカートリッジ除く)。消費電力は最大915W、動作時平均で約474W、待機時は約12W。稼働音は待機時30dB以下、動作時50dB以下。

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