(株)ティアックシステムクリエイトは16日、業務用の熱転写型CD/DVDレーベルプリンター『P-55』の出荷を8月中旬に開始すると発表した。価格はオープン。
『P-55』 |
『P-55』は、CD/DVDのレーベル面に印刷を行なうための独自開発技術を採用した、中間熱転写方式のプリンター。階調表現に適した“昇華型”と色調差の表現に適した“溶融型”の2種類のリボン(4色)を利用できるほか、オーバーコート加工を行なう“オーバーコート機能”を搭載していることから、耐水性と耐久性の高いフルカラー高画質プリントが得られるのが特徴。溶融型はバーコード印刷にも適しているという。
プリントにはバリアブルドット方式を採用し、解像度は400dpi。CMYK各256階調の24bitフルカラーに対応。12cmのCD/DVDサイズに対応しており、内円部分や外周部のフチ近くまでプリントできる。読み込める画像は1画像ぶん。プリント速度はカラーでは1枚約80秒、単色(黒)では1枚約20秒。1本のリボンで約500枚のプリントが行なえる。単色(黒)では1本で約2000枚のプリントが可能。バーコード設定機能や円弧文字機能、CD/DVDの各規格のロゴ設定が可能な編集ソフト『ディスクレーベルエディタ』が付属する。
『ディスクレーベルエディタ』 |
インターフェースは、IEEE 1284準拠パラレル(ECP対応)を装備する。電源はAC100~120VまたはAC220~240V。消費電力は最大約500W。本体サイズは幅302×奥行き400×高さ242mm、重量は約22kg。対応機種は、Pentium III-500MHz以上、256MB以上のメモリーを搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/2000、Linux。プリンターケーブル(D-Sub25ピン)、昇華型カラーリボンセット(昇華型カラーインクリボンと昇華型カラー転写リボンのセット)、10枚入りのサーマルプリンタブルメディア(CD-R)などが付属する。