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ペンタックス、コンパクトデジタルカメラの最上位機種『ペンタックス オプティオ750Z』など2機種を発売

2004年08月18日 21時38分更新

文● 編集部

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ペンタックス(株)は17日、コンパクトタイプのデジタルカメラ“オプティオ(Optio)”シリーズの新製品として、光学5倍ズームレンズと有効700万画素CDDを搭載した最上位機種『ペンタックス オプティオ750Z』と、光学3倍ズームレンズと有効500万画素CCDを搭載したエントリー向け機種『ペンタックス オプティオS50』の2製品を9月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。

本体前面 本体背面
本体前面本体背面
『ペンタックス オプティオ750Z』

『ペンタックス オプティオ750Z』は、1/1.8インチの有効700万(総741万)画素原色CCDと、焦点距離が7.8~39mm(35mmフィルム換算37.5~137.5mm相当)/F2.8~4.6の光学5倍“smc PENTAXズームレンズ”(非球面レンズ2枚を含む7群9枚)を搭載したコンパクトタイプのデジタルカメラ。画像処理に新開発のASIC(特定用途向けIC)を採用することで自然な階調表現と細やかな色補正が行なえるようにしたほか、本体外装にアルミ合金とシボ革調のラバーを採用したクラシックな飽きのこないデザインにしたという。

ズーム全域で15cmから撮影できるマクロモードに加え、レンズ前面から約2cmの被写体を撮影できるスーパーマクロモード(ワイド端のみ)を搭載。オートフォーカスには、CCDによるTTLコントラスト検出方式と外部パッシブセンサーを併用するハイブリッドAFを採用し、ワイド測距/スポット測距/11点選択測距を切り替えられるほか、被写体が暗い場合に利用するAF補助投光LEDも用意されている。また、単体露出計として使用できるデジタル露出計モードを搭載しており、2ヵ所までの測光値(EV値)をモニター上に同時に表示できる。撮影モードは10種類(プログラム/絞り優先/シャッター優先/マニュアル露出/パノラマアシスト/3D撮影/デジタルフィルターほか)が用意され、露出オーバー(白とび)や露出アンダー(黒つぶれ)の警告リアルタイム表示も可能。画面の縦横比は4:3モードのほか、35mmフィルムカメラや印刷時の用紙と同じ比率の3:2モードも選択できる。

本体上面 警告リアルタイム表示
本体上面白とび/黒つぶれの警告リアルタイム表示

モニター用の液晶ディスプレーは、13万4000画素の1.8インチ微反射型となっており、日中の屋外での視認性を高めたという。モニター部は左右180度、上下270度まで回転可能で、ハイアングル/ローアングルの撮影を行ないやすくなっている。実像式光学ズームファインダーも搭載。ストロボは自動発光に加え、近距離撮影時の光量補正にも対応(±2EV、1/3EVステップ)。動いている被写体の光跡を自然に写す後幕シンクロ撮影も行なえる。

記録メディアにはSDメモリーカードを利用し、静止画は最大3056×2296画素(4:3モード)/3056×2040画素(3:2モード)、動画は640×480画素に対応しており、記録方式は、静止画がTIFF/JPEG(Exif 2.2、DCF準拠、DPOF対応)、動画がMOV(QuickTime MotionJPEG、約30fps、音声付き)。音声の記録も可能(PCM方式のWAV、モノラル)。動画と音声はメモリー容量いっぱいまで連続して記録できる。

インターフェースはUSB 1.1とビデオ出力(NTSC/PAL)を装備し、USBマスストレージクラスをサポート。PictBridge(ピクトブリッジ)やPRINT Image Matching IIIにも対応している。電源は専用の充電式リチウムイオンバッテリーを利用し、約245枚の撮影が可能(CIPA規格準拠)。本体サイズは幅100×奥行き42×高さ61.5mm、重量は210。バッテリー充電器、ACコード、USBケーブル、AVケーブル、ソフトウェア(CD-ROM)、ストラップが付属する。

『ペンタックス オプティオS50』
『ペンタックス オプティオS50』

『ペンタックス オプティオS50』は、従来機種の『オプティオ S40』や『オプティオ S30』のCCDを有効500万(総536万)画素に増やし、モニター用液晶ディスプレーを1.6インチ(約8万5000画素)から1.8インチ(画素数は同じ)に大型化したモデルに相当する。レンズも従来機種と同仕様で、焦点距離が5.8~17.4mm(35mmフィルム換算で38~114mm相当)、F値が2.6~4.8の光学3倍“smc PENTAXズームレンズ”を採用。記録画素数は、静止画が最大2560×1920画素、動画が320×240画素。記録は内蔵メモリー(約11MB)と別売のSDメモリーカードを利用する。電源は単3形電池(アルカリ/リチウム/ニッケルマンガン/ニッケル水素)×2本またはリチウム電池(CR-V3)。USB/AV端子を搭載し、PictBridgeにも対応。リチウム電池では約420枚の撮影が可能(CIPA規格準拠)。本体サイズもほぼ同じで、幅89×奥行き26×高さ58.5mm、重量は130g。ニッケルマンガン電池、USBケーブル、AVケーブル、ソフトウェア(CD-ROM)、ストラップが付属する。

本体背面 本体上面
本体背面本体上面

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