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カシオ、光学2.8倍ズームレンズ搭載で厚さ16.7mmの薄型コンパクトデジタルカメラなど3機種を発表──電池寿命約400枚のモデルも!


2004年8月25日

『EX-S100』
『EX-S100』
カシオ計算機(株)は25日、薄型コンパクトデジタルカメラ“EXILIM(エクシリム)シリーズ”の新製品3機種を9月3日から順次発売すると発表した。今回発表された新製品は、有効320万画素CCDと光学2.8倍ズームレンズを搭載した『EX-S100』と、有効500万画素CCDと2.5インチ液晶ディスプレーを搭載した『EX-Z55』、有効500万画素CCDと2.0インチ液晶ディスプレーを搭載した『EX-Z50』の3機種。価格はいずれもオープン。編集部による予想販売価格と発売時期は下記のとおり。



カシオのデジタルカメラ“EXILIM”シリーズのラインナップ

マニュアル撮影が可能な上級者向けモデル“EXILIM PRO”シリーズ
『EX-P600』 継続販売
光学3倍ズームを搭載したコンパクトモデル“EXILIM ZOOM”シリーズ
『EX-Z55』 新発売(予想販売価格:5万5000円前後、9月3日発売)
『EX-Z50』 新発売(予想販売価格:5万円前後、10月中旬発売)
『EX-Z40』 継続販売
『EX-Z30』 継続販売
光学2.8倍ズームを搭載したカードサイズモデル“EXILIM CARD”シリーズ
『EX-S100』 新発売(予想販売価格:5万円前後、9月25日発売)

今回の新製品で新たに搭載された共通の機能としては、

“ビジネスショット”
斜めから撮影したスクリーンや名刺などを長方形に補正する機能
“オートマクロ”
マクロと通常撮影を自動的に切り替える機能
“フラッシュアシスト”
暗所でのフラッシュ撮影時の光量を補う機能
“アイコンガイド”
表示しているアイコンの説明をポップアップで解説する機能
“ビジネスショット”補正前
“ビジネスショット”補正前
“ビジネスショット”補正後
“ビジネスショット”補正後
“フラッシュアシスト”未使用時
“フラッシュアシスト”未使用時
“フラッシュアシスト”使用時
“フラッシュアシスト”使用時

などが挙げられる。

同社の営業担当によると、昨今のコンパクト薄型化の傾向により、直近のコンパクトデジタルカメラの国内シェア(4月〜6月、ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(株)調べ)では第3位に位置しているという。今後、現在のシェアを維持しつつ、上位にいるキヤノン(株)やソニーマーケティング(株)に迫れるようなラインナップを展開していきたいとしている。なお、具体的な製品や時期については明らかにされなかった。


光学2.8倍ズームレンズを搭載したカードサイズデジタルカメラ
『EX-S100』

正面
正面
背面
背面
『EX-S100』

『EX-S100』は、2003年10月に発表した『EX-S20』の後継機種のコンパクトデジタルカメラ。本体サイズは幅88.0×奥行き16.7(最薄部14.2mm)×高さ57.0mm、重量は約113g(本体のみ)と、S20(幅83×奥行き11.3×高さ53mm、重量が約78g)と比較して大きくなったが、光学2.8倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラでは世界最小(同社調べ、25日現在)を実現したという。また、“EXLIM CARD”シリーズでは初めて超小型画像処理モジュール“EXILIMエンジン”を採用し、従来モデルと比較して高画質化/起動や再生の高速化/低省電力化を実現している。加えて、シャッターを一気に押し込むことでAFを機能させずにパンフォーカスでの高速撮影(レリーズタイムラグは最短約0.01秒)が可能な“オートパンフォーカス機能”や、人物や風景、夜景、文字などの23種類シーンモードを用意した“ベストショット23”などを搭載する。

ズームレンズには、高い屈折率(nd=2.08)が特徴の自社開発の透過性セラミックスレンズ“ルミセラ”を採用した。これにより、他のレンズを薄くすることができ、『EX-Z40』などで採用していたスライド機構を使用せずに薄いズームユニットを構成できるようになったという。また、S100のレンズユニットは同社製デジタルカメラのなかで最薄のレンズユニットを装備するZ40と比較して約3mm薄くなっている。本体最薄部の厚さはズームレンズを内蔵しながら約14.2mmとなり、ズームレンズを搭載していないS20(最薄部約11.3mm)と比較して約2.9.mm増に抑えている。なお、Z55(後述)のレンズユニットはZ40と同等のスライド式を採用する。

映像処理エンジン“EXILIMエンジン”は、ノイズが少なく美しい描写を表現できるという同社独自設計のLSIを採用するほか、約1.6秒の起動時間(電源投入から1枚目のシャッターが切れるまで)や、約0.01秒のリレーズタイムラグを実現する。そのほか同エンジンは省電力化にも有効で、独自の半導体プロセスと低電圧駆動システムにより約180枚(カメラ映像機器工業会CIPA準拠での測定値)の撮影が可能で、前モデルと比較して約10%向上しているという(バッテリーは従来と同等)。

S100の電池室とメディアスロット
S100の電池室とメディアスロット
主な仕様は、撮像素子に1/3.2インチの有効約320万(総334万)画素CCDを搭載。レンズに5群6枚構成の光学2.8倍ズームレンズを搭載。デジタルズームとの併用で最大11.2倍まで対応する。レンズの焦点距離はf=4.8〜13.5mm(35mmフィルムカメラ換算時:36〜102mm相当)。レンズの明るさを示すF値は4.0〜6.6。シャッター速度は4〜1/2000秒。ISO感度はオート/50/100/200/400。静止画の記録解像度は最大2048×1536ドットで、記録フォーマットはJPEG形式(DCF 1.0/DPOF 1.1/Exif 2.2準拠)。連写機能はなし。動画撮影は320×240で毎秒15フレーム(モノラル音声付き)をメディアいっぱいまで連続記録可能。記録フォーマットはMotion JPEG圧縮のAVI形式となる。



付属の“USBクレードル”に置いたところ
付属の“USBクレードル”に置いたところ
記録メディアとして、本体に9.2MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、SDメモリーカード/MMC対応スロットを1つ備える(メディアはオプション)。ディスプレーには半透過型の2.0インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレー(約13万画素)を採用する(光学ファインダーは内蔵しない)。バッテリーは専用リチウムイオン充電池を採用する。パソコンやプリンターとの接続は付属の“USBクレードル”を利用し、パソコンを使用せずに付属のUSBケーブルをプリンターに直接接続して印刷するダイレクトプリントの標準規格“PictBridge”に対応する。また、クレードルにはカメラ内の写真を自動的に再生する“PHOTO”ボタンと、接続状態のパソコンに自動的に写真を転送する“USB”ボタンをクレードルの前面に装備する。筐体はステンレス素材を採用し、表面にはボディーを美しく輝かせるという独自の特殊表面処理加工“エクス・ファイン・ブラスト・トリートメント(Ex Fine Blast Treatment)”を施したほか、背面のボタンや正面の“EXILIM”のエンブレム、正面4隅に配置した“リベット”、底面の三脚穴などに金属素材を採用することで高品位なデザインにしているいう。

アプリケーションとして、画像管理ソフト『Photo Loader 2.2』(Windows 98/Me/2000/XP対応)と『Photo Loader 1.1.7』(Mac OS 9対応)などが付属する。製品パッケージには、アプリケーションソフトを収録したCD-ROM、USBクレードル、USBケーブル、ACアダプター、ストラップなどが付属する。




さらに電池寿命を延ばした薄型コンパクトデジタルカメラ『EX-Z55』

正面
正面
背面
背面
『EX-Z55』

『EX-Z55』は、薄型ボディーにズームレンズを内蔵した“EXILIM ZOOM”シリーズの最上位に位置付けられ、有効500万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ。主な特徴は、1/2.5インチ有効500万画素CCDや2.5インチ液晶ディスプレーの搭載、約400枚撮影できる電池寿命の改良などが挙げられる。

Z55の液晶パネル
Z55の液晶パネル。上部にファインダー用の窓がある
Z55は、Z40で2.0インチ(8万4960画素)であった液晶ディスプレーを2.5インチ(11万5200画素)に変更している。液晶パネルの回路を形成するフレーム部に光学ファインダーを実装する(従来は個別部品として配置していた)ことで、液晶ディスプレーが2.0インチから2.5インチに大型化しているにもかかわらず、高さは約1mm増の約58mmに抑えられている。これは、同社独自の液晶パネルのフレーム内にファインダー窓を実装する新技術によるもので、自社で液晶パネルを開発/製造することにより実現したという。また、電池寿命は映像エンジン“EXILIM エンジン”の特定部分を低電圧(3.3V→1.8V)で駆動させた“Low Power EXILIM エンジン”の採用と、基板上の回路の見直しにより、2.5インチ液晶ディスプレーや500万画素CCDの搭載にもかかわらずZ40の約360枚から約400枚(共にカメラ映像機器工業会CIPA準拠での測定値)にアップしている。そのほか、撮影機能として、S100と同等の“ベストショット23”や“オートパンフォーカス機能”などを搭載する。



Z55の電池室とメディアスロット
Z55の電池室とメディアスロット
主な仕様は、撮像素子に1/2.5インチの有効約500万(総525万)画素CCDを、レンズに5群6枚構成のスライド式収納による“smc PENTAX光学3倍ズームレンズ”を搭載。デジタルズームとの併用で最大12倍まで対応する。焦点距離はf=5.8〜17.4mm(35mmフィルムカメラ換算時:35〜105mm相当)。レンズの明るさを示すF値は2.6〜4.8。シャッター速度は静止画時が4〜1/2000秒。ISO感度はオート/50/100/200/400。静止画の記録解像度は最大2560×1920ドットで、記録フォーマットはJPEG形式(DCF 1.0/DPOF 1.1/Exif 2.2準拠)。連写機能はなし。動画撮影は320×240ドット/毎秒15フレーム(モノラル音声付き)をメディアいっぱいまで連続記録可能。記録フォーマットはMotion JPEG圧縮のAVI形式となる。



付属の“USBクレードル”に置いたところ
付属の“USBクレードル”に置いたところ
記録メディアとして、本体に9.3MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、SDメモリーカード/MMC対応スロットを1つ備える(メディアはオプション)。ファインダーは実像式光学ファインダー(視野率非公表)を内蔵し、モニター用に2.5インチのTFT液晶ディスプレー(11万5200画素)を採用する。バッテリーは専用リチウムイオン充電池を採用する。パソコンやプリンターとの接続には“PHOTO”ボタンと“USB”ボタンを装備する“USBクレードル”を利用し、“PictBridge”に対応する。

本体サイズは幅87.0×奥行き22.5×高さ58.0mm(最薄部19.7mm)、重量は約130g(本体のみ)。アプリケーションとして、画像管理ソフト『Photo Loader 2.2』(Windows 98/Me/2000/XP対応)と『Photo Loader 1.1.7』(Mac OS 9対応)などが付属する。製品パッケージには、アプリケーションソフトを収録したCD-ROM、USBクレードル、USBケーブル、ACアダプター、ストラップなどが付属する。



正面
正面
背面
背面
『EX-Z50』

『EX-Z50』は、Z40とZ55の中間に位置付けされるモデル。Z40から撮像素子を有効500万(総525万)画素に、電池寿命を約390枚(Z40は約360枚)に変更したほか、新たに“ビジネスショット”や“フラッシュアシスト”などの撮影機能を搭載している。また、Z55から液晶ディスプレーを2.0インチ(8万4960画素)に、サイズを幅87.0×奥行き22.4×高さ57.0mm(最薄部19.7mm)に、重量を約121g(本体のみ)に変更している。そのほかの機能と仕様はZ55と同等となる。

(編集部 新海宏一郎)


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