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日本IBM、テニスボール4個分の幅しかないコンパクトデスクトップパソコン『ThinkCentre S50 ultra small』を発売


2004年8月26日

日本アイ・ビー・エム(株)は26日、オフィス/SOHOおよび個人ユーザー向けのコンパクトデスクトップパソコン『ThinkCentre S50(シンクセンター エス50)』の後継機種として、より小型化を図った『ThinkCentre S50 ultra small』(1機種12モデル、Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストール5モデル、英語OS1モデルを含む)を9月9日に出荷開始すると発表した。同社の直販サイト“IBMショッピング”での直販価格“IBMダイレクト価格”は、Celeron-2.53GHz、メモリー256MB、HDD 80GB、CD-ROMドライブ、Windows XP Professional搭載の最小構成で11万3400円から。

『ThinkCentre S50 ultra small』
『ThinkCentre S50 ultra small』(液晶ディスプレーはオプション)

ThinkCentre S50 ultra smallは、フットプリント(設置時の底面積)が縦横にテニスボール4個分で、6月に発売したA4ノートパソコン『ThinkPad T42』よりも小さい(約92%)というコンパクト筐体を採用するデスクトップパソコン。同社ではデスクトップパソコン“ThinkCentre”として、このほかにA50シリーズ/A51pシリーズをラインナップしており、A50は低価格標準機、A51pは拡張性を追及した最新・ハイエンドモデルでCADやCGなどのプロ向けと位置づけている。今回のS50 ultra smallは、A50とA51pの中間に位置づけられ、重要データのバックアップ用にバックアップ&復旧ソフト『IBM Rescue & Recovery with Rapid Restore』をプレインストールし、HDDパスワードなど情報管理向けハードウェア“セキュリティチップ”を搭載する。そのほか、光ドライブの装着用ベイに同社のノートパソコン向けの“ウルトラベイ・エンハンスド”を採用し、ThinkPadシリーズを導入済みの環境では、必要に応じてドライブの交換が行なえるのも特徴(ドライブの交換は電源オフで行なう)。これによりTCO(Total Cost of Ownership、総管理費用)の削減が図れる、としている。

テニスボールを並べて大きさを示した
テニスボールを並べて大きさを示した

コンパクト筐体を実現するために、CPUの冷却効率を高めた“ThinkVantage Design”を採用。CPU上にはファンのないヒートシンクのみを設置し、前面のスリットから吸入した外気が直線上にレイアウトしたCPUおよびチップセットを冷却し、背面の排気専用ファンからエアフローガイドを伝わって本体上部へと逃げる仕組みになっている。これは、日本のオフィスなどで向かい合わせに座る環境が多いことを考慮し、正面の人のパソコンからの熱気を顔に受けて不快感を覚えることのないように工夫したという。

また、本体内部へのアクセス性も改良し、両側面のボタンを押し込みながらカバーを持ち上げるだけで、ネジを外すことなく内部にアクセスしてデバイスの付け替えやPCIカードの装着が可能。これは、万一のトラブルでもダウンタイム(完全にパソコンが使用不能な時間)を最小限に抑えるための工夫だと説明する。なお、本体背面にはワイヤーロック用穴が設けられ、ここにカギを装着した状態では側面のボタンを押し込めなくなり、カバーを開けることができなくなる(本体やHDDの盗難に対する対策)。

付属のキーボードと比べてほぼ半分の横幅しかない
正面から見たところ。付属のキーボードと比べてほぼ半分の横幅しかないことがわかる

主なスペックは、CPUにCeleron-2.53GHz(下位4モデル)、HT対応Pentium 4-3AGHz(中位5モデル)、もしくはHT対応Pentium 4-3.20GHz(上位2モデル)、チップセットにグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のIntel 865GVを採用(グラフィックスメモリーはメインメモリーから最大64MB共用)。メインメモリーはPC3200対応DDR SDRAMで、容量はCeleron搭載機が256MB、Pentium 4搭載機が512MB(いずれも最大2GBまで増設可能)。HDDは全機種80GBを内蔵(毎分7200回転、UltraATA/100接続)。OSも全機種共通でWindows XP Professionalをプレインストールする。

機種間の違いはCPUのほか光ドライブの種別で、下位モデルは24倍速CD-ROMドライブ、中位モデル(Celeron搭載機では上位にあたる)はCD-R24倍速/CD-RW24倍速/CD24倍速/DVD8倍速のCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ、上位機種はDVD-RAM2倍速/DVD-R2倍速/DVD-RW等速/CD-R16倍速/CD-RW8倍速/CD24倍速/DVD8倍速のDVD Multiドライブをそれぞれ標準搭載する。

通信機能は全機種10/100/1000BASE-T準拠のGigabit Ethernet端子を装備。インターフェースは、USB 2.0×6(前面2、背面4)/シリアル×1/パラレル×1/PS/2×2/アナログRGB/サウンド入出力など。本体サイズと重量は、幅276×奥行き273×高さ89mm/約6.0kg(最小構成時)。


『Think Vision L170m』
『Think Vision L170m』

なお同時に、17インチSXGA表示の液晶ディスプレー『ThinkVision L170』にステレオスピーカー(1W+1W)を内蔵するエントリーモデル『Think Vision L170m』も発表され、30日に出荷開始される。IBMダイレクト価格は6万5100円。入力端子はアナログRGB(ミニD-Sub15ピン)。最大輝度は300cd/m2、コントラスト比は450:1、応答速度は16ms。視野角は左右130度、上下150度。本体側面にボリューム調整(オフも可能)、ヘッドホン端子を備え、ACアダプターは本体に内蔵する。

本体サイズと重量は、幅409×奥行き222×高さ412mm/6.6kg。消費電力は最大45W(スピーカー使用時50W)、スタンバイ時/電源オフ(待機)時2W。

(編集部 佐久間康仁)


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