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プレクスター、2層DVD-R書き込み対応予定の16倍速DVD±R書き込みドライブ『PX-716UF』やDivXハードエンコードのTVキャプチャーユニット『Convert X PVR』などを発売

2004年09月27日 21時16分更新

文● 編集部

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プレクスター(株)は27日、16倍速DVD±R書き込みの外付け型DVD±R/RWドライブ『PX-716UF/JP』と内蔵型ドライブユニット『PX-716A/JP』、ボックス型のTVキャプチャーユニット『Convert X PVR』の3製品を発表した。価格はオープン。販売開始時期と編集部による予想販売価格は、『PX-716UF/JP』が11月末で2万円前後、『PX-716A/JP』が11月中旬で1万6000円前後、『Convert X PVR』が11月下旬で2万円前後。

『PX-716UF/JP』
『PX-716UF/JP』

『PX-716UF/JP』は、DVD±Rの16倍速書き込みやDVD+R DL(片面2層)の4倍速書き込みに対応した外付け型のDVD±R/RWドライブ。ディスクの振動が起きにくく記録品位を向上できるFull-CAV書き込みに最大16倍速で対応したほか、DVD+RWの8倍速書き込みにも対応(ファームウェアのアップグレードで対応)、2層DVD-R(Dual Layer DVD-R)にも対応を予定しているのが特徴(ファームウェアの提供予定は12月で、10月末に提供時期を発表する予定)。DVD-RWの書き換え速度は4倍速、CD-Rの書き込みは48倍速、CD-RWの書き換えは24倍速、DVD-ROMの読み出しが16倍速(2層は12倍速)、CD-Rの読み出しが48倍速となる。インターフェースはUSB 2.0/1.1とIEEE 1394に対応。

また、新機能として“Intelligent Recording”を搭載しており、ドライブが自動でメディア特性を学習して登録する“AUTOSTRATEGY”や、新開発の液晶シャッターを採用した傾き制御“Intelligent Tilt”、メディアの特性を生かしてDVD±Rに倍速記録を行なう“PoweRec”などが強化されている。“AUTOSTRATEGY”では、今後発売されるメディアやドライブに未登録のメディアに対してだけでなく、既存のメディアのロット差も補正して記録する。これには同社と太陽誘電(株)の技術が利用されており、付加機能として、セットしたメディアの品質を記録前に知らせ、記録後には記録品質レベルを知らせるように設定することもできる(付属ユーティリティーソフト『PlexTools Professional』のアップデートで対応予定)。“Intelligent Tilt”では、従来の3次元チルト機構に液晶シャッターを追加したことにより、高速記録時の記録品位を落とすレーザー光の3大収差(非点収差/コマ収差/球面収差)も最小限に抑えられている。“PoweRec”ではメディアの状態をドライブが監視しながら記録することで、4倍速対応メディアで8倍速、8倍速対応メディアでは16倍速の高速書き込みが行なえるという。ピックアップからのレーザー乱反射を防ぎ書き込みエラーを低減するブラックトレイも採用している。

『PlexTools Professional』の機能も強化され、メディアの品質を確認できる“Q-Check”機能では、プロ用の測定器にも採用されている“TA(Time Aanalyzer)”測定環境を提供。従来からの読み出し速度/書き出し速度/アクセスタイム/トレイ開閉速度などを変更することで静音化を図る“Silent Mode”や、パスワード入力によりCD-Rのデータを保護する“Secure Recording”、書き込み時に線速度を遅くすることでCD-Rの記録容量を1.3倍に増やす“GigaRec”などの特殊機能も搭載している。また、“CPRM(Content Protection for Records Media)”に対応しており、コピーワンス放送の再生/書き込みも行なえる(対応ソフト/メディアが必要)。アプリケーションとして、そのほか(株)サイバーリンクのDVDオーサリングソフト『PowerProducer 2 Gold』、DVDプレーヤーソフト『PowerDVD 5』、イージーシステムズジャパン(株)/(株)デジオンのライティングソフト『Drag’n Drop CD+DVD4』が同梱される。

本体サイズは幅184×奥行き265×高さ52mm、重量は1.7kg。電源はACアダプター(AC100V~240V入力)を利用し、消費電力は平均23W。バッファーメモリーは8MBを搭載する。対応機種はPentium 4-1.40GHz以上を搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows Me/2000/XP。製品にはUSBケーブル、IEEE 1394ケーブル(6ピン-4ピン)、エマージェンシースティック、縦置きスタンドなども同梱される。

『PX-716A/JP』
『PX-716A/JP』

『PX-716A/JP』は、ATA/ATAPI(Ultra ATA/66)インターフェースを搭載した5インチベイ内蔵型のDVD±R/RWドライブユニット。書き込み/書き換え/読み出し速度や、付属するアプリケーションソフトは『PX-716UF/JP』と同等。オーディオ出力はアナログ(4ピン)とデジタル(S/PDIF、2ピン)が用意されている。本体サイズは幅146×奥行き170×高さ41.3mm、重量は1kg。交換用フロントパネル(黒)、エマージェンシースティック、取り付けネジなどが付属する。消費電力は平均22.2W。対応機種はPentium 4-1.40GHz以上を搭載し、5インチベイとUltra ATA/66対応インターフェースを搭載したPC/AT互換機。対応機種はWindows Me/2000/XP。

『Convert X PVR』
『Convert X PVR』

『Convert X PVR』(PX-TV402U/JP)は、世界で初めて米DivXNetworks社から正式に“DivX 5.2”の認証を受けたという“DivX Certified エンコーダ”搭載TVキャプチャーユニット。日本国内で回路設計を行なったという。ハードウェアエンコーダーとして米WIS Technologies社の『WIS GO7007SB』を搭載しており、ビデオデータを従来の約3分の1の時間でDivXファイルに変換し、保存できるのが特徴。インターフェースはUSB 2.0、コンポジットビデオ入力、S-Video入力、ステレオオーディオ入力、アンテナ(F型)を装備する。TVチューナーはVHF(1~12ch)/UHF(13~62ch)/CATV(c13~63)、ステレオ/音声多重に対応。映像方式はNTSC。解像度は最大720×480ドット。ビデオビットレートはMPEG-1が1.15Mbps(CBR)、MPEG-2が2M~6Mbps(VBR)、MPEG-4が700k~4Mbps(VBR)、DivXが128k~4Mbps(VBR)。オーディオビットレートは64k/128k/224kbpsで、MPEG-1が44.1kHz、MPEG-2/-4とDivXが48kHz。

本体サイズは幅184×奥行き155×高さ32.4mm、重量は550g。縦置きスタンドをバンドルする予定(後日標準添付し、未添付の製品を購入した場合はユーザー登録すれば送付されてくるという)。電源は専用ACアダプター(DC9V出力)を利用し、消費電力は9W。対応機種はPentium III-800MHz以上を搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows 2000(SP3以降)/XP SP1以降。アプリケーションとして、DVD±VRフォーマットのダイレクト録画に対応したインタービデオジャパン(株)のDVDオーサリングソフト『WinDVD Creator2』、TV視聴/録画ソフト『WinDVR』、DVDプレーヤーソフト『WinDVD 5』が付属するほか、S-Videoケーブル、コンポジットビデオケーブル、オーディオケーブル、USBケーブルなどが同梱される。

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